アクティブシニアに適切な広告手法はどれ?シニア向けマーケティングを徹底解説!
アクティブシニアをターゲットにした広告方法を探していませんか?
もしお探しであれば、広告を検討する前にまずアクティブシニアの特徴をよく理解する必要があります。
この記事では、アクティブシニア の行動や思考の特徴を詳しく理解していただいた上で、適した広告媒体をご紹介します。
目次
1.アクティブシニアとは?
アクティブシニアに適した広告を届けるためには、まずアクティブシニア の特徴を詳細に知る必要があります。
まず、シニアとは何歳から何歳までの人々を指すのでしょうか。
実は、シニアの明確な定義はないのが実情です。世界保健機関(WHO)では65歳以上の人を「高齢者(シニア)」と定義しています。これに基づき、日本では65歳から74歳までを「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼んでいますが、公益財団法人長寿科学振興財団が運営する「健康長寿ネット」によると、これも医学的な根拠は不明です。
しかしながら、一般的に「シニア優待」の対象が50歳以上を指すことが多いため、50歳以上の人をターゲットとしてとらえておけば良いでしょう。
「アクティブシニア」はシニアの中でも特に「年齢にとらわれることなく、仕事や趣味に意欲的に取り組む人々」のことを指します。
近年アクティブシニアが増えてきており、その背景として、平均寿命が延びていることが挙げられます。
内閣府が2020年に公表している「令和2年版高齢社会白書」によると、2016年まで平均寿命は男女ともに右肩上がりに延びてきています。
さらには健康寿命も同様に延びており、2010年以降は平均寿命の延びを上回っています。ここで、「健康寿命」とは寝たきりなどではなく、日常生活に制限のない期間のことを指します。2016年時点での健康寿命は男性が約72歳、女性は約75歳となっており、健康で活動的なアクティブシニアは今後も増えていくと考えられます。
【出典】
2.アクティブシニアの4つの特徴
それでは、アクティブシニアとはどのような特徴を持った人々なのかご紹介していきます。第1章でも少し触れましたが、アクティブシニアは年齢にとらわれずに生き生きと人生を楽しんでおり、主に以下のような特徴があります。
- 好奇心が旺盛
- 消費意欲が高い
- 行動力がある
- 健康志向が強い
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
好奇心が旺盛
アクティブシニアは好奇心が旺盛であり、様々なことに積極的にチャレンジしたり、流行を取り入れようとしたりする傾向が高い人々です。
例えば、ガラケーをスマホに乗り換えたり、LINEやFacebookなどのSNSを始めてみたり、同じ趣味を持つコミュニティに参加したりするのもアクティブシニアの好奇心の高さによるものです。
消費意欲が高い
アクティブシニアは仕事に対しても意欲的で、さらに子どもも手がかからなくなってくることもあり、比較的お金に余裕を持っている人が多いです。したがって、消費意欲が比較的高いという特徴もあります。
調査・研究機関であるトレンド総研が60〜70代のシニア500名に対して次のようなアンケートを実施しています。「これから、新しくチャレンジしたいことはありますか?」という問いに対して34%の人が「ある」と回答しており、チャレンジしたいことの中身は図2-1のような項目となっています。趣味や旅行、自己啓発に対してお金を使いたい傾向が見られます。
行動力がある
アクティブシニアは興味・関心に対して思考するだけではなく、実際に行動を起こすことのできる人々です。好奇心や消費意欲の項目でも述べましたが、SNSや趣味など新しいことに積極的にチャレンジすることで、有意義な人生を自ら作り出していきます。
スポーツのように、体を動かすことにも積極的で、なにごともチャレンジしてみようと考えている人が多いのがアクティブシニアの特徴です。
健康志向が強い
長く、元気に人生を謳歌するには、健康への配慮欠かせません。アクティブシニアは健康に対しても非常に高い関心を持っています。
前出のトレンド総研による調査でも「新しいことや楽しいことにチャレンジし続けるために、最も必要だと思うものは何ですか?」という問いに対して、じつに67%の人が「健康」と答えています。
【出典】
アクティブシニアに向けたビジネスを展開するにあたり、上記のような特徴を理解することでアクティブシニアに適した広告を届けることができます。
3. アクティブシニアをターゲットにした効果的な広告媒体とは?
アクティブシニアに自社商品やサービスを知ってもらうためには、どのようなアプローチで広告を出すのが効果的なのでしょうか?
従来からよく用いられる「広告」としては以下のようなものが挙げられます。
- 新聞広告
- 折込チラシ
- テレビCM
- ラジオ広告
これらの広告方法にももちろん効果はありますが、基本的にはユーザーの属性や興味に関わらず、不特定多数に広く宣伝する形の広告であり、効果に対して費用が高く付くことがあります。
そこで今回おすすめするのがSNSを用いた広告です。近年の新型コロナウイルスの流行もあり、対面で人と合う機会が減少していることからSNSの重要性も増してきています。特にアクティブシニアは流行に敏感であり、行動力もあるためSNSの利用にも積極的です。
総務省が公表している「令和2年通信利用動向調査」によると、50代では75.8%、60代でも60.6%人がSNSを利用していると回答しています。
【出典】
SNSの利用者数は年々増加していることから、以下のようなメリットを持つ「SNS広告」を出すことによって、アクティブシニアに対して効果的に商品・サービスの宣伝ができます。
【メリット】
- ユーザーの属性や興味に沿った広告が配信できる
- ユーザーによる広告の拡散が期待できる
- 新聞やテレビCMよりも低コストで効果が期待できる
一方で、SNS広告には以下のようなデメリットもあるため、自社で運用していく場合には専門知識やノウハウが必要となります。
【デメリット】
- ユーザーの反応を確認して内容を変更するなど、運用に手間がかかる
- SNSの種類によってターゲットとなる利用者層が異なるため見極めが必要
- SNSごとに広告の種類が異なるため運用にノウハウが必要
上記のようなメリット・デメリットを理解し、対応することができれば、SNS広告はアクティブシニアに対して非常に効果的な広告方法となります。
4. アクティブシニアにおすすめしたい「SNS広告」
SNS広告を検討する際に、数あるSNSの中でもシニアに特化したおすすめのSNSサービスを3つご紹介します。
「おしるこ」 運営:カイト株式会社(CAYTO,Inc.)
おしるこは50歳以上のシニア限定で入会できるSNSサービスです。全国で約4万人(2021年6月30日時点)のユーザーが利用しており、200のグループを形成してユーザー同士の活発なコミュニケーションが行われています。
企業様向けの出稿サービスとしては、ユーザーに商品・サービスを実際に体験してもらうことのできる「体験型」と、幅広く商品・サービスのことを知ってもらうための動画や記事を掲載する「広告型」の2種類があります。
また、広告出稿までのコンサルティングや出稿後の購買データの提供など、サポートサービスが充実していることから、SNS広告のデメリットであった専門知識やノウハウがなくても心配ありません。
「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」 運営:株式会社オースタンス(Ostance,Inc.)
趣味人倶楽部は20歳以上を対象とした大人のSNSです。趣味でつながることをコンセプトとしており、会員数は約35万人です。中でも50代〜60代のシニアの登録者数が最も多く、日本最大級のシニア向けSNSと言えます。
「月間3000万PVのシニアSNS運営」のノウハウを元に、シニア向け施策の戦略設計、集客施策、サイト開発、CRMなど幅広いニーズに対応しているのが特徴です。
「Slownet(スローネット)」 運営:イメージナビ株式会社
Slownetは「始める」、「繋がる」をテーマとしたセカンドライフを楽しむアクティブシニアのためのSNSサイトです。60代、70代を中心に会員数は約9万人で、男女比は75%が男性、25%が女性という構成となっています。
それぞれの特徴を考慮した上で、適切な広告先を選定しましょう。
【出典】
おしるこ 広告サービス事例
オースタンスホームページ
Slownet 広告掲載に関するお問い合わせ
5. アクティブシニアにはSNS広告が効果的!
この記事では、「アクティブシニア」がどのような特徴を持つ人々かをご紹介し、好奇心旺盛で行動力のあるアクティブシニアに効果的なSNS広告について説明してきました。
シニア専用のSNSである「おしるこ」は広告出稿へのサポートも厚く、安心して利用できるサービスが豊富です。上手に活用し、アクティブシニアに対して効果的な広告で商品・サービスを広く知ってもらいましょう。