シニア向け広告はこうデザインする!3つのポイントを紹介【チラシ・Web事例付き】 | シニアド

シニア向け広告はこうデザインする!3つのポイントを紹介【チラシ・Web事例付き】
シニア向け広告 投稿日: 更新日:

シニア向け広告はこうデザインする!3つのポイントを紹介【チラシ・Web事例付き】

広告デザインは、ターゲットに自社の商品・サービスの魅力を伝えるために重要な役割を果たします。

見やすいデザインの広告であれば製品の良さや魅力を十分に伝えられますが、見にくいデザインの広告は、読んでもらえない可能性すら出てくるのです。

特に、シニア向け広告をデザインする際には「読める」「伝わる」ものにすることが重要です。

加齢によって字が読みにくく、色の違いがわかりにくくなったシニアが「思わず読みたくなるような広告」は、どのように作ればいいのでしょうか?この記事では、シニア向け広告デザインのポイントを、実際のシニア向けチラシ・Webの広告事例を交えながらについて詳しくご紹介します。

目次

  1. シニア向け広告デザインの3つのポイント
  2. 広告媒体別のシニア向けデザイン事例
  3. まとめ

1. シニア向け広告デザインの3つのポイント

シニア向け広告デザイン

シニア市場に効果的なアプローチをするためには、ポイントを押さえた広告デザインにすることが大切です。まずは、シニア向け広告デザインのポイントについて、詳しく解説します。

1:視認性を高くする

視認性とは、目で見たときの確認のしやすさを指します。視認性が高ければ、広告をパッと目にしたとき、正確に内容の確認・理解ができます。

文字サイズを大きくする・行間を取る

老眼が進むにつれ、視界がかすんでくるため、小さ過ぎる字が読みづらくなります。小さな文字でも老眼鏡などを使えば読めますが、チラシを読むためにわざわざ老眼鏡を掛けてくれる人は少ないでしょう。

シニア向けチラシの場合、全体の文字数は少なくし、文字サイズを通常よりも大きくして、シニアが無理なく読めるようにすることが大切です。

具体的には、文字サイズは12pt以上にするといいでしょう。(ピクセル単位であれば16px以上)12pt以下になると、老眼によってピントがうまく合わず、文字がぼやけて読みにくくなってしまいます。

文字サイズと合わせて、行間にも配慮するとより読みやすい広告にできます。行間が狭いと1つの行を追って読むことが難しくなるため、文字サイズの1.5〜1.75倍の行間を取り、余白を作りましょう。

小さな文字が見えにくくなったことを自覚しているシニアは、スマートフォンやブラウザの設定で文字や画面を拡大していることもあり、最近ではフォントサイズ以上に行間設定が大切ともいわれています。

また、フォントも読みやすいものを選びましょう。

フォントにはさまざまな種類がありますが、シニア向け広告で重視すべきなのは、読みやすさです。ある程度の太さがあり字が潰れにくいゴシック体がおすすめです。

細かな字でぎっしり情報を詰め込むなど情報量を増やし過ぎず、本当に伝えたいことのみを伝えることが大切です。

背景色と文字色のコントラスト強くする

背景色と文字色のコントラストの差が弱いと、視認性が悪くなり、内容をスムーズに理解できないことで、途中でチラシを読むのをやめてしまう可能性が高まります。

背景色と文字色に同系色を使うと、シニアにとっては読みづらい広告になってしまうため、注意しましょう。明度や色相にはっきりとした差を付けると、広告の内容が読みやすくなります。

なお、背景色や文字色として「黄色」や「グレー」を使う場合は注意が必要です。加齢に伴い、人は黄色と白を見分けるのが難しくなるといわれています。また、青と濃いグレーも同じ色に見えやすいため、コントラスト配色にして、見やすさを確保しましょう。

シニアの見やすい色については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

2:わかりやすい内容にする

シニア向け広告では、ビジュアル面の美しさ以上に、わかりやすさが大切です。高齢になるとどうしてもものが見えにくくなってしまうため、一目でわかるレイアウト・内容を意識しましょう。

情報を厳選してシンプルな内容にする

広告デザインでは、決められたサイズ(用紙・画面など)の中で、ターゲットに向けたアピールを行う必要があります。しかし、伝えたい情報がたくさんあるからといって、情報量を増やしすぎるのはNGです。

自社の商品やサービスの魅力がスムーズに伝わるよう、簡潔でストレートな表現にし、シニアにとってわかりやすい内容を心掛けましょう。

無意味な英語・カタカナ言葉はなるべく使わない

略語やカタカナ言葉、無意味な英語などを広告に使うのは避けましょう。シニア層に浸透していないと考えられる単語を使ってしまうと、広告の内容を正しく理解してもらうことができません。

  • 「DIARY」→「日記」
  • 「ログイン」→「会員の方はこちら」
  • 「CONTACT」→「お問い合わせ」

上記のように、英語やカタカナ言葉の部分を変更するだけで、わかりやすい内容にできます。理解しやすい言葉や内容にすれば、スッと意味を理解でき、その先の行動につなげられます。

商品やサービス説明や体験談など、どうしても使わなければいけない場合を除いて、シンプルな言葉・単語を使うようにしましょう。

3:行動を促す

広告には、必ず目的・役割があります。「自社のサービスを購入してほしい」「まずは興味を持ってほしい」など、何かしらユーザーのアクションを促す役割があります。シニアに向けて行動を促す時のポイントは以下の2つです。

Webサイト上のボタンは大きくする

「お問い合わせ」「詳しくはこちら」「購入する」など、Webサイト上にはCTAと呼ばれる行動喚起のボタンが存在します。これらのボタンも、見やすく目立つ色で大きく表示することを心がけましょう。ボタンが押しにくかったり、どこを押せば良いのかが分からなかったりすると、すぐに離脱してしまいます。

メールやWebフォームだけでなく、電話番号も記載する

スマートフォンを使いこなすシニアも多い一方で、とはいえ直接電話をした方が早い・楽であると感じるシニア世代は多いものです。問い合わせに繋げたい場合は、メールやWebの入力フォームだけでなく、電話番号を記載しておくと良いでしょう。

また、Webサイトへの誘導やアプリダウンロードなどを目的とする場合は、広告の中で具体的な手順を解説し、迷わずに行動ができるようにサポートしましょう。

2. シニア向けデザイン事例

ここからは、シニア向けデザインの事例について、チラシとWebに分けてご紹介します。シニアフレンドリーなポイントについて解説していきますので、ぜひシニアのための広告デザインにご活用ください。

【チラシ事例】シニア向けSNS「おしるこ」チラシ

シニア向けSNS「おしるこ」チラシ

上記は、シニアに配慮してつくられた『シニア向けSNS「おしるこ」のチラシ』です。このチラシには、以下のようなシニアフレンドリーなポイントを取り入れています。

  • 「本当に伝えたいこと」をシンプルに伝えている
  • わかりやすい言葉・単語を使っている
  • 文字サイズを大きくし、わかりやすくしている
  • 読みやすいフォントを使用している
  • 背景色と文字色のコントラストが強く、読みやすい
  • QRコード読み取り〜登録までの手順を丁寧に伝えている
  • 「高齢者」「シニア」という言葉を使っていない

余計な情報は入れず、色も「オレンジ」「緑」「黒」「白」に絞っているため、ごちゃごちゃして見えず、シンプルです。

シニア向けSNS「おしるこ」への会員登録という行動を起こしてもらえるよう「QRコード読み取り」→「アプリインストール」→「会員登録」の手順を簡単にわかりやすく伝えています。

また、「50歳以上」と具体的な数字を使い、「シニア」や「高齢者」という言葉は使っていないこともポイントです。

内閣府が発表した「令和3年版高齢者社会白書 高齢期の暮らしの動向」によれば、男性の場合55~59歳で91.3%、60~64歳で82.6%、65~69歳で60.0%の人が仕事を続けており、70~74歳でも41.3%と、多くのシニアが現役で活躍しています。

自分を「シニア」と認識していない世代も多く、「シニア」や「高齢者」を使うと広告内容に共感してもらえない可能性が高くなるため、このような言葉は極力使用しないことが大切です。

【Webサイト事例】シニア向けSNS「おしるこ」Webサイト

上記は、シニア向けSNS「おしるこ」のWebサイトのデザインです。「おしるこ」は50歳以上限定のシニア向けSNSなので、シニアが見やすいページデザインを心掛けています。

シンプルな構成、わかりやすい言葉選び、行間・文字サイズ・フォントなどわかりやすいテキストデザイン、背景色と文字色のコントラストなど、オフライン事例と同様のシニアフレンドリーな点に加えて、以下のようなポイントがあります。

  • 背景色に薄い色を使い、写真を見やすくしている
  • ターゲットの年齢に近いモデルの写真を使っている
  • 一目見たときに意味が理解しにくい英語やカタカナ言葉は避けている
  • すっきりと見やすいデザイン処理・レイアウト
  • 一行が長くなり過ぎないようにしている

若年層に向けた広告の場合、「映えるデザイン」「スタイリッシュさ」「斬新さ」などが重視されることもありますが、シニア向け広告の場合は、わかりやすさや見やすさが大切です。

また、シニアに広告の内容を「自分ごと」として捉えてもらうためには、使用する写真や動画もシニアに向けたものを選ぶ必要があります。シニア向けSNS「おしるこ」の場合は、広告を見たシニアが「楽しそう。おしるこを使ってみたい」「おしるこを使えばこんな出会いがありそうだ、こんな学びがありそうだ」「これまでの経験・スキルを生かして働けるかもしれない」など、「自分が実際におしるこを使ったらどうなるか?」ということを想像できるような写真や言葉を選んでいます。

3. まとめ

シニアに届き、商品やサービスの魅力を感じてもらう広告をデザインにするためには、シニアの目線に立つことが大切です。誰でも、どんな人にもわかりやすい「ユニバーサルデザイン」を意識すると、シニア・高齢者にも優しいデザインにできるでしょう。

シニア向けのSNS広告出稿をご検討中でしたら、「おしるこ」がおすすめです。おしるこでは、以下の4種類の広告サービスをご用意しています。

  • 商品・サービス体験枠(ユーザーに商品・サービスを体験してもらいPRにつなげる)
  • オンラインサービス掲載枠(サービスをオンラインで体験してもらいPRにつなげる)
  • 記事作成タイアップ(記事を会員コンテンツとして永続的に掲載しアピール)
  • PR動画掲載枠(動画でわかりやすくPR)

おしるこ広告出稿に関する詳細資料は、以下からダウンロードいただけます。シニアに響く広告をお考えでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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