シニア層には新聞広告がおすすめ!特徴・メリット・料金を解説
新聞広告は、シニア層にベストマッチな広告であると言っても過言ではありません。この記事では、シニア層向けの商材を取り扱っている方に向けて新聞広告に関する情報をまとめています。新聞広告の特徴・メリット・料金に加え、近年シニア層向けにおすすめの広告媒体である「SNS」についても解説しています。ぜひ参考にしてください。
なお、新聞以外のシニア集客方法を知りたい方向けに、以下の記事では高齢者を集客する手法一覧をまとめています。こちらもぜひ参考にしてください。
目次
- 新聞というメディアの特徴
- 新聞広告の特徴・メリット
- 読者に信頼してもらいやすい
- ある程度ターゲティングが絞れる
- 自由なタイミング・サイズで出稿できる
- 新聞広告の料金
- 朝日新聞の広告掲載料金
- 埼玉新聞の広告掲載料金
- 新聞広告がおすすめのターゲットはシニア層
- 現代のシニア層におすすめのSNS広告
- まとめ
1. 新聞というメディアの特徴
新聞協会の2021年の調査では、新聞の合計発行部数は約3,302万部となっています。発行部数は年々減少しているものの、日本の総世帯数は約5,000万世帯のため、日本全国の6割以上の世帯が新聞を購読しているということです。
また、新聞通信調査会の「第14回メディアに関する全国世論調査(2021年)」によると、新聞の信頼度は2位となっており、地域に関する情報を得るメディアも新聞が2位となっています。
新聞を購読している年代は70代以上が84%、60代以上が71.6%、50代以上が61.3%となります。70代以上になると、5人のうち4人が新聞を購読しているということです。
このほか、新聞を読んでいると答えた人のうち年収1,000万円以上の人の割合は92%と非常に高いという調査結果も出ています。
まとめると、新聞の特徴は以下の通りとなります。
- 日本では5世帯のうち3世帯以上が新聞を購読している
- 信頼度の高いメディアである
- 地域に関する情報に強いメディアである
- シニア層(高齢者)に多く購読されている
- 高所得者層に多く購読されている
出典:
第 14 回 メディアに関する全国世論調査 (2021年) 公益財団法人 新聞通信調査会
「新聞を読んでいる人は高年収」年収・転職 実態調査 vol.1:キャリアインデックス | CAREER INDEX マガジン
2. 新聞広告の特徴・メリット
ここからは、新聞広告の特徴やメリットについて解説します。
特徴やメリットをしっかり把握しておくことで、より効果的な広告出稿が実現できるでしょう。
読者に信頼してもらいやすい
先ほどの調査からもわかるとおり、新聞は信頼度の高いメディアです。このため、新聞に掲載されている広告も怪しいものではないという認識を持たれやすくなっています。
もちろん広告の審査などもあるため、ある程度信頼が担保されているということもあります。新聞の購読者にとっては普段から触れている媒体であるため、より信頼度がプラスされて感じられるでしょう。
ある程度ターゲティングが絞れる
購読者層が調査によってわかっているため、ある程度どのような消費者に届けられるかという想定がつきます。また、地域版などに広告を掲載することで、広告を届ける地域も絞ることができます。
自由なタイミング・サイズで出稿できる
枠に空きがあれば、自由なタイミングで出稿することが可能です。新聞は毎日発行されるメディアであるため、「毎週同じタイミングで出稿する」「短期的・集中的に出稿する」といったことができます。
また、広告枠には大きさや場所などいくつか種類があり、予算や規模によって柔軟に枠を選ぶことが可能です。
3. 新聞広告の料金
新聞広告の費用は、前述したとおり大きさや場所、掲載する面などによって変化します。また、発行部数によっても異なる場合がほとんどです。発行部数が多い新聞は高額になります。
さらに、新聞には地方版という地方でのみ発行されているものがあります。全国で発行されている新聞(全国版)か、地方版かによっても料金が異なります。
たとえば、全国版の全面広告の場合は一千万円を超えることもありますが、地方紙などの小さい面では数万円ほどという場合も多いです。
例として、全国版である朝日新聞と地方版である埼玉新聞の料金を以下に掲載しますので、比較してみてください。
朝日新聞(全国版)の広告掲載料金
- 記事中1段1/2U(横25mm×縦40mm):40万~59万円
- 記事バサミ1社・2社・3社面(横15mm×縦40mm):25万~37万円
- 15段広告(1ページ分・382mm×縦514mm):3985万5,000円
埼玉新聞の広告掲載料金
- 記事中(横70mm×縦32mm):5万円
- 記事バサミ(横15mm×縦32mm):1万2,000円
- 15段広告(1ページ分・横377mm×縦512mm):199万5,000~241万5,000円
※記事バサミ:記事1段中に数行分のスペースをとって掲載される広告。記事の間に挟まれていることから「記事バサミ」※料金はすべて税抜
参考:新聞広告ナビ
4. 新聞広告がおすすめのターゲットはシニア層
前述した特徴からわかるとおり、新聞はシニア層に多く購読されている媒体です。このため、新聞広告はシニア層をターゲットとする場合におすすめの広告であるといえます。
シニア向け商材はテキスト・画像のみで伝えられる商材が多く、新聞広告と相性が良い傾向があることも、新聞広告にシニア向けの広告出稿をおすすめする理由です。たとえば、健康食品などは商品パッケージの画像に加えて効能をテキストで解説することでどのような商品なのかがわかりやすく伝わります。逆に伝わりづらいものは、体験型のサービスや商品(アクティビティなど)、デジタルツールなどです。
また、シニア層は細かく分類することができます。新聞広告を出す場合は自社のターゲットとなる消費者を分析し、「新聞を読んでいるシニア層」にマッチする場合に出稿を検討するとよいでしょう。
「シニア」という言葉の定義に関しては、以下の記事を参考にしてください。
また、どのようなシニアなのかというターゲット層を明確にする作業としては、ペルソナの作成がおすすめです。シニアのペルソナ設定に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
なお、新聞広告は話題になりSNSで拡散されることもあります。インパクトやバズりを重視した出稿も考えられるでしょう。
5. 現代のシニア層におすすめのSNS広告
新聞広告はシニア向けではあるものの、初めて出稿する場合はハードルが高い・費用が高額と感じられるのではないでしょうか。
そのような方に、より手軽に出稿できる広告媒体としておすすめしたいのがSNSです。
近年では、シニアのスマホ普及率が60代で90%超という調査結果も出ています。「デジタルシニア」という言葉も生まれるほどに、現代のシニアはデジタルツールに精通しているのです。
SNSを楽しむシニアも多くいます。「50代以上限定」など年齢制限があるSNSも登場しており、シニア向けマーケティングの場はインターネットの世界にも広がっているのです。ぜひ、SNS広告の出稿を検討してみてください。
なお、デジタルシニア・シニア向けSNSマーケティングについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
6. まとめ
新聞は、シニア向け商材の広告を出すのにぴったりの広告媒体です。しかし、前述したとおりハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
初めて広告を出稿するという方は特に、まずSNS広告から始めて、広告のノウハウを蓄積してみることもおすすめです。SNS広告は、低予算で気軽に配信できる広告です。
シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」では、広告サービスを展開しています。記事作成タイアップのほか、商品/サービス体験・オンラインサービス・PR動画など、幅広い広告形式を利用できることが特徴です。また、広告主様の宣伝サービスや目的にマッチする広告形式の提案を行っているため、SNSへの広告出稿が初めてという方でも安心してご利用いただけます。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。