高齢者に効果的な広告方法5選!各媒体のメリット・デメリットを紹介
「高齢者に向けたビジネスを展開したいが、どんな広告方法が効果的なのか分からない」そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では高齢者に効果的な5つの広告方法について、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。適切な手段を知り、効果的に商品の宣伝をしていきましょう。
目次
1.高齢者とは?ターゲットの特徴を知ろう
ビジネスにおいて、まずはターゲットについてきちんと理解することが必要です。ここでは高齢者の定義や世代の特徴をご紹介します。
世界保健機関(WHO)によると、65歳以上の人を高齢者と定義しており、さらにその中でも65〜74歳を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼びます。
日本における2020年時点での高齢者の人口はおよそ3620万人であり、人口比率としては28.9%を占めています。近年高齢者の人口は増加を続けており、2042年に3935万人に到達するという推計が出ています。
また、健康寿命も伸びていることから、高齢者就業者数も2004年以降17年連続で増えてきており、2020年におけるの就業者数は906万人となっています。
したがって、資金的にも年金だけに頼らなくても良くなるために余裕が生まれ、市場規模としては今後も大きくなっていくと言えます。
2.高齢者に効果的な広告方法5選
ここからは高齢者に効果的な5つの広告方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介していきます。
2-1. テレビ
代表的な広告方法として、テレビCMはイメージしやすいのではないでしょうか。内閣府の「消費動向調査」によると、じつに96.2%の世帯でテレビを保有しており、特に高齢者にとっては依然として重要な情報源となっています。
テレビのメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 伝達速度が早い
- 広範囲に宣伝が可能
- 繰り返し流すことで記憶に残りやすい
【デメリット】
- 制作時間やコストが膨大
- タレントの不祥事によるブランドイメージの低下
広範囲に素早く宣伝できる一方で、時間的・費用的コストが高いというデメリットがあるため、採用するには費用対効果の十分な検討が必要と言えるでしょう。
2-2. 新聞
新聞通信調査会が発表している「第13回メディアに関する全国世論調査」によると、新聞の購読者数は年々減少しているものの、60歳以上の約8割が月ぎめで購読していると回答しています。したがって、新聞広告も高齢者に対しては有効な広告方法です。
新聞のメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 地域に合わせた広告が掲載できる
- 信用が得やすい
- 文字、写真、イラストなどで説得力のある表現が可能
【デメリット】
- 時間とともに宣伝効果が低下する
- 購読者が減少している
- 十分な広告を掲載するためには高い費用が必要
地方新聞や全国紙の地域面に広告を掲載することにより、地域に根ざした宣伝ができるというのが特徴です。全面広告や記事下の広告などでは写真やイラストも掲載できる一方で、費用は全国紙であれば数百万にも及ぶため、テレビCM同様費用対効果の十分な検討が必要です。
参照:新聞通信調査会「第13回メディアに関する全国世論調査」
2-3. 折込チラシ
新聞とともに届けられる折込チラシは新聞とは違った効果が期待できます。
折込チラシのメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 地域に合わせた広告が掲載できる
- デザイン性の高い広告が掲載可能
- 保存性が高い
【デメリット】
- 掲載できる情報量は限られる
- 新聞購読者以外には届かない
新聞との大きな違いは、カラフルでデザイン性の高い広告が作成できるとことです。限られた紙面の中で、ターゲットに適したデザインを用いることにより目にとまる可能性が高くなります。また、テレビCMや新聞広告と比べるとコストを低く抑えることができる広告方法です。
2-4. 雑誌
健康雑誌や趣味の雑誌など、ターゲットを絞り込みやすい媒体です。高齢者に好まれる雑誌に広告を掲載することで効果が期待できます。
雑誌のメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
- 購読者は雑誌の内容に興味がある人なのでターゲットを絞りやすい
- 文字、写真、イラストなどで説得力のある表現が可能
- 保存性が高い
【デメリット】
- 興味がなければ読み飛ばされる
- 競合の広告が多い
雑誌を手にとる人がイメージしやすいため、宣伝したい商品やサービスのターゲットに対して効率よく情報を届けられるというのが最大のメリットです。
一方で、競合も同じく広告を出してきますので、差別化を図ることが重要になります。
2-5. SNS
最近は新型コロナウィルスの感染拡大により、対面でのコミュニケーションが難しいことから、高齢者の方もSNSを利用する機会が増えてきています。
総務省が発表している「令和2年 通信利用動向調査」によると、60歳以上の2人に1人がSNSを利用しているという結果になっており、高齢者にも有効な広告方法と言えます。
SNS広告の特徴については、以下の記事を合わせてお読みいただければと思います。
3.高齢者の集うSNSに注目
2章でもご紹介したように、近年高齢者の方のSNS利用率は上昇してきており、従来からある他の4つの広告方法と比較しても非常に将来性があります。そこで、数あるSNSの中でも、特に高齢者の方が多く利用するSNSを紹介します。
50歳以上の方限定で利用できるSNSです。ほとんどのコミュニティが年齢制限を20歳以上としている中で、「おしるこ」では高齢者の方にしっかり商品・サービスの訴求ができます。また、掲載する記事や動画広告についてのコンサルティングも行われているため、広告に不慣れな企業や個人事業主の方でも安心して利用することができます。
日記や写真の投稿といったコンテンツや月に1度フォトコンテストが実施されます。高齢者世代が気になる健康情報など、楽しいコンテンツが豊富です。専門スタッフが24時間投稿をチェックし個人情報の漏洩や悪意ある企業による詐欺や勧誘などを防止しているため、広告の信頼度も高くなります。
「始める」「つながる」をテーマとしたセカンドライフを楽しむアクティブシニア向けのコミュニティです。「アクティブシニア」とは年齢にこだわらず、様々なことに意欲的に活動する高齢者の総称です。同世代と交流したいと思っている高齢者の方が多く集まっており、オフ会や勉強会なども開催されています。
このように、高齢者の方が多く集うコミュニティに広告を出すことにより、効率的にターゲットに商品・サービスの宣伝をすることができるため、活用してみましょう。
4.SNSを上手く利用してビジネスチャンスをつかもう
この記事では高齢者に効果的な5つの広告方法について、それぞれのメリットとデメリットをご紹介してきました。その中でも特に近年急激に増えてきている高齢者のSNS利用者数に着目し、比較的低コストで、効率的に商品・サービスを宣伝することをおすすめしています。
SNSを上手く利用して、ビジネスチャンスをつかみましょう。