シニアに伝わる動画広告とは?活用するメリットと注意点をご紹介
インターネットが日常生活に当たり前のものとなり、スマホやパソコンを利用する高齢者が増加しています。そのため、シニアをターゲットとした動画広告にも注目が集まっています。
2021年の動画広告市場では、大手動画配信サービスにおけるインストリーム動画広告を中心に需要が大きく増加、今後も高い水準の成長を持続することが予測されています。
そのため、シニア層向けの動画広告市場も、今後さらに拡大していくでしょう。
しかし、シニア向けの動画広告を制作する際には気をつけなければならないこともあります。今回の記事では、シニアに効果的な動画広告やメリット、注意点などをお伝えしていきます。
参考:サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表
目次
1. シニアに動画広告が重要な理由

冒頭でお伝えした通り、動画広告市場は年々拡大傾向にあり、「スマホユーザーの増加」「SNSの普及」「5Gの導入」などを背景に、動画広告を取り入れる企業も増加しています。
動画広告は文字だけでは理解が難しい商品やサービスでも、動画を活用することでわかりやすく伝えられるという大きなメリットがあります。
このように、動画は小さい文字を読むことが負担になるシニアにとっても相性が良いため、動画広告市場においても、シニアを消費者ターゲットにしている企業の参入増加が予測されます。とはいえ、シニアが動画広告に接する機会があるかと思われるかもしれません。実際に年齢別のインターネット利用率をみていくと、60代が82%、70代が59.6%、80代が25.6%と高く、シニアに向けた動画広告も有効であることがわかります。
もし、あなたが高齢者をターゲットにする商品やサービスを展開しているなら、動画広告を活用することによって、シニア層への認知や、購入の検討段階にアプローチすることが可能になるでしょう。
2. シニアに動画広告を活用するメリット
インターネットやスマホ利用率が増えているとはいえ、シニアに動画広告が効果的かどうか不安な方もいらっしゃいますよね。
ここでは動画広告がシニアにどのようなメリットがあるかを解説していきます。
小さな文字を読むよりも負担を軽減できる
チラシやホームページだけでは理解が難しい内容でも、動画広告を活用することで商品・サービスを伝えやすくなるメリットがあります。
シニアの方は小さな字を読むことが困難な方もいます。一方、動画の場合は、おすすめポイントは文字を大きく見せたり、演出を工夫することでわかりやすく強調することが可能です。
そのため、小さな文字を読むよりも負担が小さく、内容への理解も深めやすくなります。
また、動画広告では音声と映像によって視聴者が受動的に情報を得られるというメリットもあります。テレビショッピングが長年続き、微増とはいえ売上が増加している事実も、その証明になるでしょう。
そのため、文字で伝えるのが難しいサービスであっても、視聴者に理解してもらいやすいという特徴が動画広告にはあるのです。参考:在宅増加で拡大するTVショッピング
実際の使用イメージを伝えやすい
動画広告には写真や文章といった静止画よりも、商品の良さや特徴を直感的に伝えられるというメリットもあります。
実際に商品やサービスを利用する人々の様子や感想を動画にすることで、視聴者も使用感がイメージしやすくなります。
商品の魅力が伝われば、「自分も使用みたい」「自分もやってみたい」という購買意欲をかきかてることが期待できます。
拡散することで宣伝効果が期待できる
視聴者にとって印象に残るインパクトのある動画広告の場合、SNSなどで拡散してくれることが期待できます。
いわゆる「バズった」という状態です。
YouTubeやTwitteなどでつい目に入った動画を視聴した経験があるという方もいますよね。ユーザーの心に刺さる動画広告は、爆発的な拡散、いわゆるシェアによって、予想外のマーケティング効果をもたらす可能性を秘めているのです。
少ない予算から始めることが可能
インターネット上のデジタル広告は、テレビショッピングやテレビCMと比較して最低出稿金額が低いこともメリットです。
例えばSNS広告にはインプレッション課金(広告の表示回数に応じて費用が発生)、クリック課金(広告のクリック回数に応じて費用が発生)など様々な料金形態がありますが決まった料金は設定されていないため、無理のない予算で配信を開始することが可能です。月5万円程度の予算ではじめることもできます。
さらに、ポスティングやパンフレット作成には用紙代、人件費といったコストがかかりますが、動画広告は一度アップすることで、様々な配信先に二次利用できます。参考:Twitter広告の料金
3. シニア向けに動画広告を制作するときの注意点

実際、シニア層をターゲットにする動画を制作したいと考えた場合、動画制作会社に相談や依頼する方もいますよね。
動画広告は自社のブランドやイメージに関わってくるものなので、正しく商品やサービスを伝えられるような事前準備や打ち合わせが必要です。
また、シニア向け動画ならではの注意点もあります。
ここでは、シニア向けの動画広告の注意点を解説していきます。動画広告の製作を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
見やすさを重視する
小さい文字を読むのが大変ということで、動画を選択したにもかかわらず、テロップなどが小さかったりスピードが早かったりすれば本末転倒です。
動画でも文字を大きくしたり、流れもゆったりとしたテンポを意識したりするなど、見やすさを重視しましょう。
また、商品やサービスの紹介をする際は情報を詰め込み過ぎても、視聴者の印象に残りにくくなってしまいます。1つの動画が長くなるようであれば、いくつかに分けることも検討しましょう。適切な動画の長さについては次で説明しますね。
冒頭に伝えたいことを持ってくる
シニアだけに限らず視聴者の多くは冒頭の数秒で動画を見続けるかどうかを決める傾向にあります。そのため、動画広告でも結論ファーストを意識し、オープニングで伝えたいことをアピールした後、「続きを見たい」と思わせることが重要となります。
視る側の興味を引く工夫をしてから、サービスや商品の説明を違和感なく簡潔に編集することがおすすめです。
シニアという言葉を使わずポジティブな内容にする
シニア向け動画の視聴者は、決して高齢者だけではありません。
たとえば、老人ホームを探していたり、介護用品の購入を検討していたりするユーザーは、一緒に暮らしている家族の可能性があるためです。
そのため、拡販したい商品やサービスによっては、高齢者以外も動画を視聴する可能性がある点を考慮しましょう。
そして、高齢者向けだからといって堅苦しくなったり、残りの人生に触れたりせずに、明るい音楽や出演者のテンションをあげるなど、ポジティブな演出も大切です。
動画広告に限らず、シニア向け広告のデザインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
4. シニア向け動画広告を積極的に活用しよう
いかがでしたでしょうか。
本記事では、シニアに効果的な動画広告やメリット、制作に関する注意点をお伝えしてきました。
これから動画広告を出稿しようと検討している方にとっては、低予算で実施できるという点でもおすすめです。
個人事業や中小企業の方で自社のサービスをシニア向けに広告出稿を考えているなら、今回の紹介したポイントをふまえて、動画広告を検討してみてはいかがでしょうか。
50〜60代の方がユーザーの大半を占めている「おしるこ」では、シニアに向けた動画広告も出稿可能です。制作をご検討の方はぜひお問い合わせくださいね。
動画以外のシニア向け広告クリエイティブについて知りたい方はこちら。