「シニアのLINE友だち追加からサービス利用までがスムーズでした」シニアSNSを活用したシニアマーケティング法 | シニアド

「シニアのLINE友だち追加からサービス利用までがスムーズでした」シニアSNSを活用したシニアマーケティング法
シニアのネット集客 2022.03.24

「シニアのLINE友だち追加からサービス利用までがスムーズでした」シニアSNSを活用したシニアマーケティング法

自社サービスへの導線として、LINE公式アカウントの「友だち追加」機能を利用する方法は、もはや一般的です。

しかし、シニア向けサービスへの導線として利用する場合、シニアに自社のLINE公式アカウントを認知してもらい「友だち追加」までしてもらうことは、かなりハードルが高いと思っていませんか?

そこで今回は、弊社が運営するシニアSNS「おしるこ」にて広告出稿をいただき、LINE友だち追加からのシニア集客に成功した、株式会社ケアラボ様をインタビューしました。

そこから見えた成功のヒントとは?「LINE友だち登録×シニアSNS」のシニアマーケティング法についてお伝えします!

【お話をお聞きした方】

宇山靖代 様(以下敬称略)

LINEから参加できる60歳以上限定のコミュニティサービス「大人のための小学校 #かんれき」を運営する、株式会社ケアラボの広報。2022年2月に弊社運営のシニアSNS「おしるこ」にてバナー広告とLP広告を掲載し、LINE公式アカウントの友だち追加から「#かんれき」への集客を実施。

【大人のための小学校 #かんれき とは?】

60歳以上限定のコミュニティサービス。オンラインを中心に様々なレッスンを受けられるクラスやイベントを開催し、「大人のための小学校」としてシニア同士の交流の場を提供している。LINE公式アカウントの友だち追加をするだけでサービスへの登録が可能。

#かんれきHP

【インタビュアー】

高橋由美

当メディア「シニアド」とシニア向けSNS「おしるこ」を運営する、カイト株式会社の広報。「おしるこ」を通して、シニアの行動心理を研究中。

シニアSNS「おしるこ」

目次

サービスを開始した理由は「シニアの健康面へのアプローチ」

本日はインタビューにご参加いただき、ありがとうございます。では最初に、なぜシニア向けのオンラインコミュニティ「#かんれき」を始められたのか教えてください。

宇山:現在IT化が急速に進んでいて、若者の間ではTikTokやYouTubeのような、いろんなSNS文化が生まれていますよね。それは良いことだと思うのですが、「SNS文化は若者のものだよね」と、シニアと若者の居場所が分断化された印象がして寂しさを感じました。

シニアに今の社会の中で新しい居場所を提供、提案していきたいという想いからこのサービスを始めました。

シニアの新しい居場所をつくられたかったのですね。しかし、その中で認知症予防や健康維持を目的とされている理由はなんですか?

宇山:コロナが流行し始めてから、シニアの認知症の進行が早まってしまったり、家にこもりがちになってしまったり、コミュニケーションの機会が減ってしまったりしています。認知症の進行や健康面にアプローチできるものとして、何か役に立てないかと思いました。

ーー コロナの影響で、認知症やフレイルになるシニアの方々が増えてしまっていることを危惧されて、オンライン上での新しいコミュニティーの場をつくられたということですね。

宇山:はい、そうですね。

「#かんれき」に参加できる年齢を60歳以上からに設定されていますが、なぜ60歳以上になったのでしょうか。

宇山:実は、40代・50代の中高年世代や、70代以降のシニアをターゲットにしているサービスはたくさんあるんです。でも、お仕事を現役でされている方と退職されている方がいり混じる、60代に対してのサービスがあまりない印象があったからです。

ーー そうなんですね。

宇山:仕事を退職された方に「#かんれき」のようなオンラインツールを使っていただくと、退職後の時間の使い方を楽しんで探していただけると思います。まだお仕事をされてる方も、改めて退職後の時間をどうやって過ごしていこうか考えるきっかけになると思います。

そういった人生の節目に健康を意識してもらうきっかけとして、「#かんれき」を一つの選択肢として選んでいただければという気持ちもあります。

ーー素晴らしいですね。仕事一筋で特に趣味を持ってこられなかった方は、退職後から認知症が始まってしまう可能性もあると思うので、新しい趣味探しはとても大事なことですね。

宇山:そうですね。趣味を見つけることも大事ですが、われわれのこのサービスの中で、これまで自分と同じように一生懸命やってきた同志を見つけて、ねぎらい合える仲間を見つけていただきたいです。

多くのプラットフォームを試した末にLINEを選んだ理由

「#かんれき」はLINEから参加できる仕組みですが、なぜLINEを選んだのでしょうか

宇山:サービスのプラットフォームについては、かなりこれまで紆余曲折してきまして、いろいろ試したんですよ。

ーー はじめからLINEをプラットフォームとしていたわけではないんですね。

宇山:実はいろいろやってまして。Facebookや自社のシステムで簡易的に試したことはあったんです。でも、Facebookはあまりにも機能が多過ぎて……。ユーザーの方が迷子になってしまうだろうと感じました。

それに対して、おそらくLINEはシニアが一番最初にインストールを検討するアプリなので、一番操作性に安心を持ってもらえるという点から、LINEをプラットフォームとしたサービスをつくりました。

ーー  そうですね。LINEが「スマートフォンを持ってるシニアユーザーのメインの連絡手段」になっているそうなので、LINEはシニアの方とも相性がいいプラットフォームだと思います。

LINE広告ではなくFacebook広告を選んだことで得た手応え

「#かんれき」のユーザー集客のために、さまざまな媒体で広告出稿されてきたと思います。やはり、LINEから登録できるサービスなので、LINE広告を出稿されているんですか。

宇山:出稿の検討はしたのですが、LINE広告は結局使ってないですね。

ーー そうなんですね。それはなぜでしょうか。

宇山:われわれのサービスはテスト段階でしたので、LINE広告のようなリーチが多すぎる媒体ではユーザー対応がしきれないのではという懸念があったからです。

いろいろとテストする段階でユーザー対応に追われてしまうと、テスト結果を計測する余裕がこちらで持てなくなってしまいます。小規模でテストをしようという結論になったので、LINE広告を選択しませんでした。

ーー お客様の満足度を下げずに、テストも余裕をもって行いたいという想いがあっての選択だったのですね。

宇山:そうですね。 

ーー では、そのほかにも広告を出稿されたご経験はありますか?

宇山:Facebookの広告も出稿していました。

LINE広告ではなくてFacebook広告を選ばれたのは、やはりシニアの利用者が多いからという理由でしょうか。

宇山:それもありますが、LINEよりもFacebookのほうが敷居をちょうどよくできるのかなというのが考えがありました。LINEだと誰でも簡単に参加できてしまう印象がありますが、Facebookで流れる広告には一定の警戒心があったり、操作方法が分かるような方でないと参加しないと思うんです。Facebookなら、自然とスクリーニングされた人が参加してくれるのではと思いました。

ーー Facebook広告から流入してくるシニアは、本当にそのサービスに興味があって、かつスマートフォンの操作に慣れている方にしぼられてくるというお考えがあったのですね。

宇山:そうですね。

ーー 実際、Facebook広告から流入があった方のITリテラシーはどうでしたか?

宇山:皆さんやっぱりITリテラシーが高い方が多かったので、予想に近い結果を感じました。

はじめてのシニア向け広告で感じた難しさ

Facebook広告以外の媒体にも出稿されたことはありますか?

宇山:「おしるこ」さんでの広告出稿だけですね。

そうだったんですね。弊社の「おしるこ」とFacebook広告に出稿されている中で、「この点は難しいな」と感じたことはありますか。

宇山:そうですね……。Facebook広告を出稿したときは、広告出稿がはじめてだったので、弊社のサービスを文章やバナーでどのように表現したら魅力的に見えるのかに悩みました。やはり若者に対して響く文言やキャッチ、配色とは全く違ったので、改めて真剣に向き合わされた機会だったと感じました。

ーー 確かにそうですね。シニアの方々は分かりやすさが一番だと思うので、その分かりやすさをどう表現したらいいかというのが、なかなか難しいところですよね。

宇山:そうですね。弊社のサービスはLINEから参加できますが、ZOOMをメインに使用するので、意外と他社ではあまり例がないサービス内容なんですよね。なので、そういったサービス内容をどのように伝えれば分かりやすいのかという点は、結構頭を悩ませました。 でも、「おしるこ」さんで掲載されている他社のバナーデザインを参考にさせていただいたり、担当者の方にいろいろと相談もさせていただきながら作成できたので、大変参考になりました。

「おしるこ」を選んだ決め手は「手厚さ」と「価格」とお母様!?

「おしるこ」のようにシニア向け広告を出稿できる媒体は他にもあったと思いますが、その中から「おしるこ」で出稿しようと思われた理由はなんだったのでしょうか。

宇山:やはり弊社のサービスとの親和性が高いと感じたことと、さまざまな広告媒体を探す前から私の母が「おしるこ」のユーザーとして参加していたこともありました。母が利用している「おしるこ」を覗くと、オンラインでわいわい盛り上がって楽しそうな雰囲気でしたので、その雰囲気にも魅力を感じました。

ーー お母様が利用されていたことには驚きました。ありがとうございます!その他にも「おしるこ」に決められた理由はありますか?

宇山:とても正直に言うと、他社の媒体よりも価格がリーズナブルだった点が一番インパクトが大きかったですね。われわれのサービスは現時点ではテスト段階ですので、正直あまりお金をかけられないので……。わらにもすがる思いじゃないですけど、「こんなにしてくれるのに、この価格でいいんですか」という印象でした。

ーー ありがとうございます。そのような言葉をいただけて、とても嬉しいです。

宇山:本当に一つ一つ丁寧に対応していただきましたし、私たちが広告出稿に初めてチャレンジするという事情に対しても寄り添ってくださったので、「本当にこんなに優しい社会があるんだ」というような感動をさせていただきました。

ありがとうございます。実際に「おしるこ」で掲載していただいてから、おしるこ経由からのLINE友だち追加数は期待通りに伸びたと感じましたか。

宇山:予想以上にスムーズにLINE友だち追加があったというのが、正直な感想です。本当は、もっと集まりづらいかなとも思っていたんですね。バナーは「おしるこ」さんに作成いただきましたが、LPは社内作成したものを持ち込んで掲載していただいたので、しっかりと伝わるのか不安な気持ちはありました。

でも、「おしるこ」のユーザーさんへDMを送っていただいたり迅速に対応いただいたので、とてもスムーズでありがたかったです。

ーー そうですね!LPとバナーを掲載してから、スムーズにLINE友だち追加数が伸びていきましたね。

宇山:はい。掲載開始日から数日ぐらいでたくさんの方に反応いただけたことが、すごくうれしかったです。そこからユーザーさんからの反応が少し下降はしましたが、めっきり反応がなくなったということは全くありませんでした。

反応が降下してきたときも、ユーザーさんへのDM提案をすぐにしていただいて、DMの内容もターゲットを細かく絞ったりと、とても細かいアドバイスや連携を取っていただきました。

ーー おしるこの広告出稿サービスを利用されて感じたメリットは、マンツーマンでの手厚いサポートや、チャットコンシェルジュによるユーザーへのアプローチだったということですね。

宇山:そうですね。もっと事務的に「掲載しました」「途中経過です」「終わりました」みたいな感じだろうと思っていたのですが、細かくやりとりしてくださったことに感動しました。また、ユーザーさん一人一人からの「#かんれき」に対するお問い合わせを、弊社へ迅速につないでいただいたことも本当にありがたいと思いました。

では逆に、おしるこで期待していた通りに進められなかった点はありましたか。

宇山:本当に正直言ってないんですけれども(笑)一つだけ欲を言わせていただくとしたら、バナーを一番上に掲載してほしかったというのはあります(笑)

ーー 貴重なご意見をありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。

ITリテラシーの高いシニアユーザーが多数いることで生まれた余裕

「#かんれき」では、ある程度のITリテラシーのあるシニアの集客を目的とされていますが、現在「#かんれき」に参加されている「おしるこ」ユーザーの印象はいかがでしょうか。

宇山:操作に困られてない方が多くて驚きました。「#かんれき」ではZOOMを使って交流することもあるのですが、ZOOMの経験者が多数いらっしゃいました。

ーー そうなんですね。多くの方がZOOMを経験されていたのは、たしかに驚きですね。

宇山:そうなんです。そこに結構感動しました。オンラインのコミュニティに積極的な方でアクティブなシニアの方は結構いらっしゃるんだなという印象を強く感じました。もちろん、「全くZOOMの経験がないから、これを機にやってみたい」という人もいらっしゃったのですが、その分慣れてる方が比較的予想より多かったので、未経験の方をしっかりとサポートできる余裕を持てました。

ーー 現代のシニアの方々のITリテラシーは、昔に比べてかなり高まっているようですね。シニアのオンラインコミュニティ活動は今後もますます広がっていきそうですね!

本日はとても貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

シニア向けの自社サービスへの導線として、LINE公式アカウントの「友だち追加」機能をフル活用するためには、シニア限定のSNSから集客することが有効な方法の一つであることがわかりました。

すでにSNSを活用しているITリテラシーの高いシニアは、LINEの友だち追加にも積極的なようです。

また、ユーザーにオンラインでの活動に慣れている方が多いことで、慣れていないユーザーのサポートを手厚くでき、結果的にサービスの満足度を上げられるメリットもあります。

LINE友だち追加での集客をお考えの場合は、シニアSNSを組み合わせたシニアマーケティングを活用してみましょう!

取材・文/おしるこ広報 高橋由美

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