シニア向け広告で効果的なアプローチを実現する方法とは?広告手段をご紹介
シニア向けの広告は、新聞やチラシといったオフラインから、テレビやインターネットを活用したオンラインなど、さまざまなアプローチ方法があります。
ターゲットにしっかり広告を届け、効果を得るためには適切なメディア選定が重要です。
そこで今回の記事では、シニア向け広告を配信するにあたってどんな媒体を使うべきかオフライン・オンライン両方の視点から解説していきます。
ぜひ参考にして、自社のマーケティング戦略にご活用ください。
目次
1. シニア向け広告はオフライン・オンラインどちらも有効
シニア向けの広告は、新聞やチラシなどのオフラインメディアだけでなく、Web広告やSNSなどのオンラインメディアも有効です。
総務省が報告している「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」手段は全年代で「テレビ」と答えています。
また、60代では「新聞」が26.1%と「インターネット」を上回る数字です。

さらに「メディアとしての信頼度」は60代では「新聞」が77.2%と最も高く、世の中のできごとを知る情報源として「新聞」を今もなお重要視していることがわかります。

これらのことからもシニアは現在も「テレビ」「新聞」を重要視していることがわかります。
一方で、総務省が発表した「令和3年通信利用動向調査」によると、60-69歳のインターネット利用率は84.4%です。70〜79歳においても59.4%と半数以上が利用しており、オンライン広告も有効といえるでしょう。

インターネットを閲覧する機器別の利用率については、「スマートフォン」の利用率が最も高く、70代は他の年代の利用率よりは低いものの60%を超えています。
そのため、今後もシニアのスマートフォンによるインターネット利用率が増加するであろうことから、オンライン媒体での広告市場は今後も拡大が見込まれます。

2. シニア向けのオフライン広告媒体
さっそくシニア向けのオフライン広告媒体を、3つご紹介します。
広告効果を最大化させるためにも各媒体の特徴を把握しておきましょう。
テレビ

前述したとおり、シニアでは今なおテレビ視聴率は高く、また閲覧時間も長いです。
そのため、マスメディアと呼ばれるテレビコマーシャルによる訴求は有効な広告配信です。テレビCMは多くのユーザーにアプローチすることができ、自社の商品やサービスのブランディングに効果的です。
シニアに絞ったターゲティングも、番組内容や視聴時間帯を選定することで、視聴者層を絞ったリーチを行うことができます。また、映像で伝えるため印象にも残りやすいです。
ただ、テレビ局での放送時間帯を押さえたり宣材を制作したりするなど多くの費用がかかってきてしまうデメリットもあります。詳しくは次の記事をご覧ください。
新聞広告
新聞はシニア世代の購買率が高く、60代以上の約7割が新聞を読んでいます。
そのため、最もアプローチしやすい媒体だといえます。

新聞に掲載する広告は文字だけではなく写真やイラストなどでわかりやすく訴求することができます。また、新聞のもつ権威性を活用できるので安心感や信頼性が高く、気になった商品・サービスは読み返してもらえる再読性も高いです。ただ、新聞広告は毎日発行されるため、宣伝そのものは1日で終わってしまいます。
キャンペーン期間を設けたり、認知拡大のために長期間で訴求したい場合は効果が薄れる可能性もあるので注意が必要です。新聞広告のより細かな説明は次の記事をご覧ください。
チラシ
チラシも代表的なオフライン広告のひとつです。
基本的には新聞とセットで配布されるため、前述の通り新聞広告同様の権威性・信頼性が担保できます。
シニアは新聞を重要視しているため、折り込みチラシに触れる機会は多いでしょう。
配達地域や配布日時を指定できるメリットを活かして、特定地域に対するプロモーション展開が可能なため、スーパーや新設される娯楽施設・クリニックなどに有効な方法です。
チラシのデメリットは、他商業施設やサービスなどのチラシも一緒に届くため、ユーザーの興味がそちらに行ってしまう可能性もあります。
ですから、内容だけでなくユニバーサルデザインを意識したり、目を引くようなキャッチコピーなどを網羅したチラシ作りを意識しなければなりません。
シニア向けのチラシデザインのポイントは、以下の記事で詳しく紹介しています。
3. シニア向けのオンライン広告媒体
続いて、シニア向けのオンライン広告媒体についてご紹介していきます。
代表的な媒体としては、Web広告・メール広告・SNS広告の3つがあげられます。
Web広告
シニアのインターネットの利用目的は「携帯電話・スマホで家族・友人などと連絡をとる」「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」などが大多数を占めています。以下は、各国の60歳以上の情報通信機器の利用内容のアンケート調査の内容です。

そのため、シニアへの訴求方法としてWeb広告は有効な手段でしょう。
また、Web広告の大きなメリットとして、年齢や性別、地域や興味・関心で配信対象を細かくターゲティングできることがあげられます。
特に、シニアのなかでも男性・女性、60代なのか80代なのかなど、ターゲットを絞り込んだ広告配信が可能です。ただ、Web広告の多くがリスティングやADNWと呼ばれる運用型広告であることから、運用知識が必要になります。
また、広告効果の即時性は期待できず、どのくらいの成果があったのかを把握するには時間を要するというデメリットを理解しておきましょう。
メール広告
メール広告は、既に購入した商品履歴を元にしたり、登録されているメールマガジンから発信できるので、ユーザーの興味関心をターゲティングできるメリットがあります。
また、バナー広告よりも情報量が多く、メールボックスに保管されていればいつでも読み返せるという再現性も高いです。
一方、迷惑メールと誤解されたり、画像や動画の表示が配信先の環境に依存してしまう性質から、シニアが使用している端末では正しい表示がされない可能性もあります。
自社で保有しているハウスリストへのメール送信は基本的に費用がかかりませんが、外部のリストを利用する場合には追加の費用が発生します。その場合、1クリック1円~という課金型の運用型広告とは違い、メール通数×10円〜と少し高めの設定であることも把握しておきましょう。
SNS広告
SNSは昨今若者だけのものではなくなりました。
シニアのインターネット利用率の上昇とともに、SNSの利用率は60代は8割、70代は5割と増加してきています。

SNS広告は年齢や性別をはじめ、居住地や趣味など、詳細なターゲティングが可能です。そのため、シニアに関する情報を求めているユーザーへリーチしやすいことが大きなメリットです。また、SNS広告は投稿内容に馴染んだ広告であることから、ユーザーに受け入れられやすいという特徴もあります。
また、TwitterやFacebookに代表されるような「いいね」「シェア」「リツイート」といった機能による拡散性もSNS広告の強みです。
ただし、ネガティブなコメントによる炎上のリスクがあることも理解しておきましょう。
シニア向けの効果的なSNS出稿については、次の記事で詳しくご紹介していますので参照ください。
4. シニア広告は少額で始められるSNS広告がおすすめ
今回の記事ではシニア広告の効果的なアプローチ方法やオンライン・オフライン広告の特徴をご紹介してきました。
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