シニア向け健康食品の市場規模は?おすすめプロモーション方法も解説
健康食品を取り扱っている方であれば、健康食品市場が拡大傾向にあることはご存知の方も多いでしょう。
中でも、ネット通販による健康食品の購入はシニア層に人気です。
この記事では、現在の健康食品市場に加えて、シニア向け健康食品のプロモーション方法について解説しています。おすすめのプロモーション方法を具体的に紹介しているので、シニア向け健康食品の広告出稿を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
- 健康食品市場の現状
- シニア世代における健康食品市場
- シニア向けの健康食品は、通販経由の購入が急増中
- 健康食品のプロモーションの方法
- クチコミ
- トライアル
- オンライン広告
- シニア向け健康食品のプロモーションにはオンライン広告を活用しよう
1. 健康食品市場の現状
まずは、直近の健康食品市場規模を確認していきましょう。
株式会社矢野経済研究所が2022年に実施した「健康食品市場に関する調査」によると、2020年度は前年度比0.4%アップ、2021年度(見込み)は前年度比2.5%アップとなっています。この市場規模の拡大理由は、コロナ禍において国民の健康や免疫に対しての意識が高まっているためと考えられます。
さらに、在宅時間の増加による運動不足が引き起こすさまざまな身体への問題(肥満・運動不足・睡眠トラブル)なども、健康食品への関心を高める一因となっています。
2022年度に関しても、健康食品の市場規模は拡大していく見込みです。
参考:健康食品市場に関する調査を実施(2022年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
2. シニア世代における健康食品市場
上記の内容からもわかるように、シニアの健康食品への関心も、特に高まっている状態です。
2019年の調査になりますが、アクティブシニアのためのコミュニティ「Slownet(スローネット)」が実施したインターネットリサーチによると、62%のシニアが健康食品を利用した経験があるとの結果が出ています。つまり、シニア世代の半数以上が健康食品のターゲットになり得ると言えます。
引用:シニア世代の健康食品購入は、65%が「ネット通販」利用!|イメージナビ株式会社
特に近年の傾向としては、シニア世代は新型コロナウイルスに感染した場合が重症化しやすいとも言われているため、感染予防の意識も含めてみずからの免疫を高めるために健康食品への関心を高めている方が多いと考えられます。
3. シニア向けの健康食品は、通販経由の購入が急増中
先述したように、コロナ禍において健康食品の市場規模は拡大しています。
コロナ禍によって在宅時間が増加したことから、
- 自炊・中食(家での食事)が増加し、「自分が口にするもの」に対する意識が高まった
- 外出できないことによる運動不足などから健康に対する意識の変化が生まれた
といったことが原因として考えられるでしょう。
また、コロナ禍による在宅時間の増加によって、健康食品の購入ルートも変化を見せています。矢野経済研究所が2021年下期に実施したアンケートによると、通信販売での健康食品・サプリメントの購入ルートは、「通信販売」が40代~60代以上の男女においてほぼ半数を占めている状況です。また、年齢が上がるにつれ、購入金額も増加しています。
参考:矢野経済研究所、健康食品に関する消費者アンケート調査の結果を発表
このほか、先ほども引用した「Slownet(スローネット)」によるインターネットリサーチでは、回答者の半数以上である65%以上が「健康食品の購入先はネット通販」と回答しており、シニア層も健康食品を通販で購入することが多いとわかります。
参考:シニア世代の健康食品購入は、65%が「ネット通販」利用!|イメージナビ株式会社
また、先ほどの矢野経済研究所のアンケートでは「接種している健康食品を知ったきっかけ」として、60代以上の女性は2位、男性は1位に「インターネットの広告」を挙げていることからも、今後シニア向けの健康食品を取り扱う場合、オンラインでのマーケティング活動にも力を入れていくことが大切だといえるでしょう。
4. 健康食品のプロモーションの方法
では、実際に健康食品をプロモーションしていく場合、どのような方法が考えられるでしょうか。以下から、具体例を挙げて説明していきます。
クチコミ
消費者が実際に商品を利用した感想などが広がっていく「クチコミ」。現在では、重要なプロモーション方法のひとつとなっています。インターネットが普及している現代においては、さまざまなクチコミの掲載場所が考えられます。
- ECサイトのレビュー機能
- 専門のクチコミサイト
- Googleマップ
- SNS など
純粋なクチコミを拡散していくことで、コストを抑えて集客できる可能性が高いです。健康食品の通信販売を行う中でクチコミを増やすためには、「クチコミ・レビュー記載で送料無料・サンプルサービス」「クチコミを書いてくれた方にクーポンプレゼント」といった特典を設けることが、もっとも簡単な方法でしょう。
「他人に伝えたくなるような製品や体験を提供する」という方法も考えられます。具体的には製品の品質向上や独自のブランド体験、通信販売の丁寧な対応、アフターサポートなどが挙げられるでしょう。
トライアル
製品やサービスを試してもらうためにサンプルなどを配布する方法です。試してもらった顧客に「これは良い製品だ」と思ってもらい、本製品を購入してもらうことで売上につなげます。
サンプルを配布するなど、トライアルを提供するコストはかかりますが、その分製品の良さをわかってもらえるため、高い効果を得ることも可能でしょう。
トライアルを試す際に気をつけておきたいのは、ターゲットを十分に絞ることです。
本製品を購入する見込みが低いユーザーにトライアルを提供してしまうと、無駄な投資になってしまう可能性が高くなります。事前にアンケートを実施するなどして、顧客となりえるユーザーの属性や実態を把握したうえでトライアルを行いましょう。
オンライン広告
シニア向けの健康食品に関して、オンライン広告の実施は大きな成果が見込めるでしょう。先ほどからお伝えしているように、健康食品の市場は通信販売を中心に拡大しており、その中でも健康食品を通信販売で購入しているシニアは多く存在するためです。
主なオンライン広告としては「検索連動広告」と「SNS広告」があります。すでに顕在化した課題を持っている方向けには検索連動広告、まだ潜在的な課題しか持っていない方に対しても広く訴求したいのであればSNS広告がおすすめです。
一方で、「健康食品のオンライン広告は規制が厳しいから避けたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
確かに、健康食品の広告表現においてはいくつかの注意点があります。
しかし、気をつけておくべきポイントと法律を押さえておくことで問題なく配信することが可能です。
健康食品の広告表現における注意点に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
また、おすすめの広告媒体に関しては以下の記事でもご紹介しています。
5. シニア向け健康食品のプロモーションにはオンライン広告を活用しよう
ここまで、健康食品の市場規模や、シニア向けの健康食品のマーケティング方法などについてお伝えしてきました。
オンライン広告は難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ上記注意点も参考にオンラインでのマーケティングを実施していきましょう。
中でも、50歳以上限定のSNS「おしるこ」への広告出稿がおすすめです。
「おしるこ」では、「商品/サービス体験」「オンラインサービス」「記事作成タイアップ」など、広告主様に合わせたさまざまな広告サービスを展開しています。
「記事作成タイアップ」に関しては、薬機法に精通した専属ライターによる広告記事の作成が可能です。シニアに向けて、法律に触れない魅力ある表現の健康食品広告を配信できます。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。