ヘルスケア市場とサービス種類をご紹介
健康と幸福は私たちの生活において最も貴重な資産です。
この価値ある資産を守り、向上させるために、ヘルスケア産業は欠かせない役割を果たしています。
本記事ではヘルスケア市場の規模や将来の動向、さまざまなサービスについてご紹介いたします。ヘルスケア事業への参入を検討している担当者や市場規模を把握したい方は、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
1. ヘルスケア市場規模の推移
国民の健康と福祉を支えるヘルスケア市場は、急速に成長し、変革を遂げてきました。
民間企業によるヘルスケア事業は各種の規制に準じながら、PHR(パーソナルヘルスレコード)、ゲノム解析、医療タスクシフティング、オンライン診療・処方/薬剤配送サービス、介護機器/ロボットなど、新興分野は細分化され、個別に進化しています。
近年、一部の規制が緩和されつつあり、DTx(デジタルセラピューティクス)※「疾患等を治療、管理、予防するため、証拠に基づいた治療介入を提供するデジタル製品」、オンライン技術を活用した事業者間の連携も進んでいます。
結果として、より予防医療に焦点を当てた便利な医療・介護サービスが実現し始めました。将来的には、大手企業と新興ベンチャーとの競争が激化すると予測されます。
なお、KPMGの試算によると2030年までに国内市場規模は約13.5兆円に達し、関連する労働力に支払われる対価も約2.7兆円に増加するといわれています。
2. ヘルスケア事業の種類
ヘルスケア事業には様々な業界から多くの企業が進出しています。
ここでは大まかに3つのカテゴリに分類し、事業の内容を詳しくご紹介します。自社の商品・サービスがどの分野に該当するかチェックしてみましょう。
参考:TIS|ヘルスケア事業 どんな業種、業界の事業者がいるのか?
1.医療・介護
一つ目には、医療・介護の事業者があげられます。
医療機関や介護施設、薬局などの医療・介護サービスを提供する専門業者と、医薬品・医療機器メーカーなど公的医療・介護保険に関わる事業者で構成されています。
近年、医療・介護の事業者は新しい分野に積極的に取り組んでおり、オンライン診療や服薬支援アプリ、介護ロボット、DTx(デジタルセラピューティクス)などは目覚ましい進化を遂げている分野です。
例えば、製薬企業とゲーム開発企業が連携して、運動支援アプリを開発しています。
このように、医療・介護の事業者は専門知識と異分野からの知見を組み合わせて、新たなヘルスケアサービスを提供し、市場で競争力を高める努力をしています。
ヘルスケアとテクノロジーをあわせた言葉に「ヘルステック」があります。詳しく知りたい方は次の記事をご参照ください。
2.運動・保険・栄養
二つ目には、「運動・保険・栄養などのヘルスケア関連の事業者」があげられます。これらの事業者は医療・介護の事業者とは異なり、公的な医療・介護保険外のヘルスケア領域で活動しています。
近年、既存のヘルスケアサービスに新たな付加価値を提供し、全く新しいヘルスケアサービスを開発する取り組みが盛んです。
例えば、フィットネス企業が「チーム型オンライントレーニングサービス」を提供し、スポーツトレーナーだけでなく、管理栄養士や臨床心理士といった専門家からなるチームでユーザーの健康増進を支援する取り組みも増えてきました。
また、生命保険会社もスマートフォン向けの「健康増進アプリ」を開発し、ユーザーが健康データを記録し、健康増進に向けたアドバイスやゲームを通じて楽しく健康を促進する仕組みをリリースしました。
このような新しいアプローチにより、生活者と事業者の双方にとってメリットが生まれています。
3.その他
最後に「その他異業種の事業者」もみていきましょう。
元々の事業がヘルスケアに関連しない情報通信や金融、旅行などの多様な業種の事業者が、異業種ならではの知識や技術力を活用し、ヘルスケア分野へ進出しているのです。
例えば、インターネット企業は数千万人のユーザーデータを活かし、医療分野における専門知識を組み合わせて患者と医師を結びつけるヘルスケアサービスを提供しています。
また、異業種の事業者はヘルスケア分野への進出に際し、ヘルスケア業界の専門家と連携し、必要なノウハウを補完する傾向があります。
今後もヘルスケア事業者と異業種のコラボレーションによって、生活者の健康と幸福を支援する革新的なサービスが生まれていくでしょう。
3. シニア向けヘルスケア事業の事例
日本でも高齢者の人口が増加し、健康維持と生活の質向上がますます重要視される中で、新たなビジネスチャンスが広がっています。
最後にシニア向けヘルスケア事業の事例を紹介します。
サントリーウエルネス株式会社「セサミンEX」
サントリーウェルネスの「セサミンEX」はシニアの若々しさを保つために開発されたサプリメントです。ゴマにほんのわずかしか含まれないセサミンをはじめ、調子を整えるオリザプラス、年齢に応じた美容に寄与する天然ビタミンE、トコトリエノールを組み合わせています。これら4つの力はシニアの健康的で若々しい日々をサポートします。
ほかにも、日常的に疲れを感じる方々の睡眠質を向上させ、朝の目覚めも爽やかにすることに貢献。玄米由来のオリザプラスを含むことで、健康に必要な栄養素もしっかりと補給できるのも嬉しいポイントです。
このようなシニア向け健康食品についての詳細は、次の記事でもご覧いただけます。
株式会社asken「ダイエットアプリ『あすけん』」
株式会社askenによる「あすけん」は、カロリー管理用アプリです。
食事の写真を撮るだけで、自動的にその内容を解析してくれるので、日々の食事を記録することができます。具体的には、白米、味噌汁、焼き魚、納豆などの写真をスマホで撮り、画像認識を通じて認識してアプリ内に記録してくれます。
さらに、管理栄養士が日常的にアドバイスを提供する機能が最大の特徴。
そのため、栄養管理やダイエットを継続するのが容易です。
特にたんぱく質不足が懸念されるシニアはアプリを活用して、低栄養にならないように適切に管理できるでしょう。
このように、「あすけん」はダイエットに役立つだけでなく、食事の記録習慣を身につけることで自然と健康意識の高まりにも貢献します。
参考:あすけんダイエットアプリ カロリー計算や食事記録でダイエット
4. シニア向けのヘルスケアサービスはおしるこでの広告出稿がおすすめ
今回はヘルスケアの市場やサービスについて紹介してきました。
シニア向けのヘルスケアサービスの事業展開やプロモーションを検討している方は、シニア向けSNS「おしるこ」での広告出稿がおすすめです。
ヘルスケアに関連した広告を提示することで、会員の関心を引きつけやすく、サービスへの興味喚起が可能になります。
また、おしるこ内で配信される商品・サービスに関する広告を通じて、家族や友人にシェアしたり口コミで広がったりなどの効果も期待できます。ご興味のある方は、以下より詳細資料をダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。