シニア向けネットショッピング運営のポイントとは?増加するシニアのEC利用率と購入商材の傾向も紹介 | シニアド

シニア向けネットショッピング運営のポイントとは?増加するシニアのEC利用率と購入商材の傾向も紹介
シニアのネット集客 投稿日: 更新日:

シニア向けネットショッピング運営のポイントとは?増加するシニアのEC利用率と購入商材の傾向も紹介

シニア向けにネットショップを運営していても、思ったように集客ができないと悩んでいませんか?

総務省統計局が2020年に発表した統計結果によると、65歳以上のシニアのネットショップ利用率は年々増加しており、約3割がネットショップ利用経験者なのだといいます。

つまり、意外と多くのシニアがネットショップを利用していることになります。では、シニアはどのようなネットショップを利用しているのでしょう?

実は、シニアが利用するネットショップにはいくつかの特徴がありました。本記事ではシニア向けのネットショップの特徴について詳しく解説しています。

ネットショップは闇雲に運営してもなかなか上手く集客ができません。ぜひこの記事を読んで、あなたが運営するネットショップを人気ショップに成長させましょう。

目次

  1. シニアの約3割はネットショッピング利用経験あり
  2. シニアがネットショッピングで注文する商材は?
  3. シニアが注文しやすいネットショッピングサイト6つの工夫
  4. ネットショッピングのトラブル事例!シニアを襲うのは?
  5. シニア向けのネットショップ運営はSNSとの併用で集客UPが可能!

1. シニアの約3割はネットショッピング利用経験あり

今や多くの人がネットショップを抵抗なく利用している時代です。それは若い世代だけではなく、65歳以上のシニアにもいえるようになりました。

2020年の総務省の調査によると、65歳以上の世帯のネットショッピング利用率は3割を超えているとの結果が出ています。

このシニア世帯のネットショッピング利用率は、特に2020年4月のコロナ禍以降から急増しています。外出自粛の影響もあり、非対面でオンラインで完結するネットショッピングを利用するシニアが増えているのでしょう。

図 ネットショッピング利用世帯の割合の推移(世帯主の年齢階級別)(二人以上の世帯、2017年1月~2020年6月)
出典:新型コロナウイルス感染症で変わるネットショッピング |総務省

このようにコロナ禍という外部環境変化によって、シニアのネットショッピング利用状況が変化していることがわかります。

では、シニアはネットショッピングをどのようなことに利用しているのかでしょうか。その傾向について解説していきます。

2. シニアがネットショッピングで注文する商材は?

シニアがネットショッピングを通じてよく購入する商材を見てみましょう。

モバイル社会研究所の調査によると、パソコンを利用して購入する商材は、60〜70代の男女ともに「食品」が最も多いとの結果が出ています。

さらに男女別で見ると、シニア男性は「パソコン、スマホ・ケータイ関連用品」「家電、自動車関連商品」が多く、シニア女性は「化粧品」「洋服類」が多いようです。

ネットショッピングを通じて、食品などの必要用品はもちろん、自身の趣味に関する商品も購入していることがわかります。

出典:モバイル社会研究所「2021年一般向けモバイル動向調査」

3. シニアが注文しやすいネットショッピングサイト6つの工夫

ネットショッピングを利用するシニアが増えてきたと言っても、若い人とは異なる部分が多いので注意が必要です。

では、シニアに利用してもらえるネットショッピングサイトにするにはどのような工夫が必要なのでしょうか?

それには、シニアがストレスなく気持ちよく注文できることが条件です。 そこでおすすめしたいのが、次の6つの工夫です。

  • 大きな文字・大きなボタンで見やすくする
  • カテゴリー分けで商品を見つけやすくする
  • カタカナ語は言い換えるか、注釈を入れる
  • SNSの共有ボタンを設置する
  • 注文方法・決済方法の選択肢を増やす
  • SNSを使って集客する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1.大きな文字・大きなボタンの見やすくする

シニア向けのネットショップで最も重要なのがサイトの見やすさです。工夫が必要な点としては次の3つ。

  • 文字は大きく
  • 大きめサイズのボタンを採用
  • 会社概要や電話番号はわかりやすい位置に表示

まずは文字の大きさです。若者よりも視力が衰えてくるシニア世代には、小さい文字は読みづらく、ストレスを感じさせてしまいます。

文字は大きく、余白や行間もなるべく広くして読みやすいサイトにしましょう。文字の大きさは表示媒体にもよりますが、16〜18pt程度が最適です。

見やすさを求める場合は、ボタンの大きさにもこだわってください。見やすいだけでなく、押しやすいボタンにすることが重要です。ボタンなのか装飾なのかがわからないというのは言語道断です。

また、会社概要や電話番号は分かりやすい位置に表示するようにしましょう。シニアの中にはブラウザの操作よりも電話を掛けた方が早いと考える方もいます。すぐに見付けられるようにしておきましょう。

おしゃれなネットショップよりも、シニアが使いやすいネットショッピングサイトを心掛けましょう。

2.カテゴリー分けで商品を見つけやすくする

シニアには検索が苦手な人が多い傾向があります。つまり、ネットショップ内で商品やサービスを検索する必要がある場合には、申し込みまでのハードルが高いと思われてしまいます。

もし、目的の商品がネットショップ内にあるのに見つけられないという場合には、見つけるまでに挫折してサイトを閉じることになるでしょう。

そのため、シニアにネットショップを利用してもらうには、分かりやすいサイト構造になっていることが重要となります。したがって、「検索機能」に頼らずに目的の商品に辿り着けるよう、カテゴリー分けなどの工夫が必要です。

また、商品が重複して登録されている場合にもシニアにとっては分かりづらいので注意してください。

3.カタカナ語は言い換えるか、注釈を入れる

4.SNSの共有ボタン設置する

シニアは良い情報を得たらすぐに共有したくなるという特徴があります。そのためには、ネットショップの商品ページを印刷して情報共有するということが最適でした。

しかし、時代はSNSでの情報共有が主流です。そして、その波はシニアにも徐々に波及しつつあります。

もちろん、ネットショップ内のわかりやすい位置に「印刷ボタン」を設置することも重要ですが、「SNSの共有ボタン」を設置することをおすすめします。

視認性という点では、紙に印刷した方が有利です。しかし、手軽に情報共有ができるという点においては、SNSボタンを設置することで更なる口コミ効果が期待できます。

5.注文方法・決済方法の選択肢を増やす

商品購入の際に最もネックとなるのが注文方法と決済方法です。

慣れた人にとってはネットでの注文は簡単かもしれません。しかし、実際に商品を購入しようと思うと、住所・氏名・電話番号などの他にもいくつかの情報を入力する必要があります。

シニアが商品申し込みをすることを考えると、情報入力はかなりネックとなるので、

  • 電話注文
  • はがき注文
  • FAX注文

などの注文方法も取り入れることをおすすめします。 また、支払い方法についても「ネット上でのカード決済は不安」という声も多いので、

  • 代金引き換え
  • 銀行振込
  • 後払い

などの方法を導入すると良いでしょう。シニア向けのネットショップを運営する場合には、注文方法と決済方法については通常のネットショップよりも選択肢を増やしましょう。

6.SNSを使って集客する

ネットショップを運営するうえで大事なことは、SEO(検索エンジンで上位表示する戦略)だけに頼らないということです。

たとえばSEO集客だけではなく、紙媒体やSNSを利用して集客する方法を併用するのが良いでしょう。 特にSNSとネットショップの併用は口コミなどを共有しやすいシステムなので、相性が良いと言えます。

しかし、SNSはどのようなものでも良いというわけではありません。 ターゲットがシニアなので、シニアと相性の良いSNSがおすすめです。そこでおすすめしたいのが弊社が運営する「おしるこ」です。

「おしるこ」は、以下の3つの理由によりシニアにおすすめであると言えます。

  • 50歳以上限定のシニアSNSである
  • アプリ内で貯めたポイントで商品をお試しできる
  • アプリ内で出稿できる広告記事の中に、自社ECサイトのURLを掲載できるので効率よく集客ができる

シニア向けのネットショップはシニア限定のSNS「おしるこ」を利用すると効率よく集客できるので、ぜひ利用してみてください。

4. ネットショッピングのトラブル事例!シニアを襲うのは?

ネットショップの利用にはトラブルが付き物です。特にシニアの場合には悪徳ネットショップを見極めることが難しいために、トラブルに巻き込まれることも多くなっています。

トラブルの一例は下記のようなものです。

  • 注文した商品が届かない・届いても写真と違う
  • 届いた商品が不良品
  • 動画配信の無料期間中に解約したが請求書が届いた

実は、ネット通販を含む通信販売には、クーリングオフ制度がありません。

最初から返品ができない場合は、返品の可否は申し込み画面や購入画面でわかりやすく表記するようにしましょう。

また、シニアの場合はトラブルが発生しても自分一人で対処できない場合もあります。したがって、ネットショップでトラブルを発生させないのは当然ですが、お客様にそのような不安を抱かせないことも重要です。

5. シニア向けのネットショップ運営はSNSとの併用で集客UPが可能!

ここまで、シニアのネットショップ利用と、シニア向けのネットショップへ集客するためにできる工夫について詳しく解説しました。もう一度記事を振り返ってみましょう。

現在、シニアの3割以上の人がネットショップの利用経験者です。ネットショップの利用目的として、男女問わず人気があるのは食品。男性に人気があるのがパソコンや家電、女性に人気があるのがファッション関係の商材でした。

しかし、シニアが利用するネットショップには様々な条件があります。その条件をクリアするために、下記6点の工夫をおすすめします。

  • 大きな文字・大きなボタンで見やすくする
  • カテゴリー分けで商品を見つけやすくする
  • カタカナ語は言い換えるか、注釈を入れる
  • SNSの共有ボタンを設置する
  • 注文方法・決済方法の選択肢を増やす
  • SNSを使って集客する

もしSNSを併用した集客に興味がありましたら、ネットショップとの相性の良いシニア向けのSNS「おしるこ」をぜひ一度試してみてください。

もはやSNS発信は若者だけの楽しみではありません。シニアSNS「おしるこ」とネットショップを併用して、集客UP、売上UPを目指しましょう!

たったこれだけの小さな工夫をするだけで、あなたが運営するネットショップは人気ショップに生まれ変わることは間違いありません。シニアにも喜んでもらえるような素敵なネットショップを運営してください。

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