「シニア」と「高齢者」の違い・具体的な年齢やイメージを徹底解説!
「シニア」という言葉と「高齢者」という言葉に似たようなイメージを持っている方は少なくないのではないでしょうか。この記事では、「シニア」と「高齢者」の違いや具体的な年齢、イメージなどについて解説しています。
近年登場している新しい「シニア」のイメージについてもまとめているので、シニア向けのビジネスやマーケティング展開を考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
- シニアと高齢者の定義
- シニアと高齢者のイメージの違い
- さまざまな「シニア」が登場
- 一般消費者のイメージを理解して言葉を使おう
1. シニアと高齢者の定義
「シニア」という言葉と「高齢者」という言葉は現在、ほぼ同様の意味として使われています。一方で、「高齢者」はWHO(世界保健機構)や日本老年学会・日本老年医学会が明確な定義を定めています。
・WHO(世界保健機構)の定義
65~74歳:前期高齢者
75~89歳:後期高齢者
・日本老年学会、日本老年医学会の定義
65~74歳:准高齢者 准高齢期
75~89歳:高齢者 高齢期
90歳~:超高齢者 超高齢期
参照:高齢者の定義と区分に関する提言(概要)|一般社団法人日本老年医学会
ただ、シニアや高齢者と一括りに言っても、該当する年齢の本人自身に自覚がないことも。このため、広告などで使用する際には注意や配慮が必要です。
近年では、「グランド・ジェネレーション」というシニアの新しい呼び方も生まれています。詳しくは、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。シニア世代向けのネットビジネスについても詳しく解説しています。
2. シニアと高齢者のイメージの違い

上記でお伝えしたように、「シニア」と「高齢者」は現在、ほぼ同じ意味として使われています。一方で、「シニア」や「高齢者」、これに似た言葉から想起する年齢やニュアンスには、少々違いがあります。
サントリーウエルネスが実施した年齢意識に関する調査においては、以下のような結果が発表されました。
・言葉からイメージする年齢
シニア:平均61.6歳
おじいさん・おばあさん:平均69.0歳
お年寄り:平均73.1歳
参考:全国約1万人に実施した年齢意識調査から 人生100年時代のヒントを探る
この調査から、「シニア」という言葉は「高齢者」が定義する年齢よりも比較的若い年齢をイメージする人が多いということがわかります。
さまざまな「シニア」が登場
近年「シニア」という言葉は、従来の高齢者のイメージを覆すような単語にも使用されています。
たとえば、活動的なシニアを指す「アクティブシニア」、スマホなどのデジタルデバイスやITツールを使いこなすシニアを指す「デジタルシニア」といった言葉が生まれているのです。
シニア=既存のイメージのお年寄りということが言えなくなっているといえます。ビジネスやマーケティングにおいて言葉を使用するときは特に注意しましょう。シニア・高齢者のトレンドを調査したうえで適切な使い方をすることが求められます。
なお、アクティブシニア・デジタルシニアについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
3. 一般消費者のイメージを理解して言葉を使おう
「シニア」と「高齢者」はほぼ同じ意味を持つ言葉である一方、一般消費者が抱いているイメージは想像以上に若々しいということもあります。消費者の意識調査をしっかりと行い、時代に合った言葉選びでビジネスやマーケティング活動を進めていきましょう。
なお、シニア向けの広告を配信したいと考えている方には、シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」がおすすめです。50歳以上の利用者しかいないSNSのため、シニアに効率良くアプローチしたい方にはうってつけの広告媒体となっています。
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サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。