シニアの関心を知るには。SEOテクニックで検索キーワードを読み解く
現代は、興味関心があれば誰でもスマホやPCで検索する時代です。
そのため、シニアが検索する言葉=キーワードを読みとけば、シニアが抱いている関心を知ることができるかもしれません。
では、どのように検索キーワードを読み解けばよいでしょう。
この記事では、SEOテクニックを使いシニアの関心を紐解く手法を紹介いたします。
SEOテクニックを使えば、
「我が社の製品やサービスにたどりつく関心を、シニアは持っているだろうか?」
「シニアは何を求めて、このキーワードを検索するのだろう?」
といった、疑問が解決するかもしれません。
目次
- なぜ、SEOテクニックを使えば、シニアの関心が分かるのか
- ビッグワードとロングテールキーワードからわかること
- Googleキーワードプランナーからわかること
- Googleサジェストからわかること
- 共起語検索からわかること
- まとめ
なぜ、SEOテクニックを使えば、シニアの関心が分かるのか
SEOとは「Serch Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」となります。
誰かが特定のキーワードを検索したときに、特定の(例えば御社などの)Webサイトが検索結果の上位に表示させる技術を指しています。
上位に表示させるためには、検索数の多いキーワードをWebサイト上に入れます。すると、検索されやすいサイトになるという仕組みです。
そのため、Webサイトを運営する企業は、SEOテクニックをサイト内に取り入れているのです。
SEOテクニックはウェブ上で優位性を得るためのテクニックでありますが、検索する人々の目的や意図を読み解く必要があるので、これを市場調査の一部として使うことができます。
例えば、SEOテクニックを使えば、特定のキーワード(例えば、『お歳暮』など)の検索数を調べることができ、キーワードへの関心がどれほど高いか知ることができるのです。
他にも、2つ以上のキーワードが組み合わされて検索されるロングテールキーワードやキーワードと関連の深い言葉(共起語)を知ることもできます。
ロングテールキーワードや共起語を知れば、人々の詳細なニーズや、キーワードに関連した関心事まで知ることができるのです。
では、SEOテクニックとはどのようなものがあるか、ご紹介していきます。
ビッグワードとロングテールキーワードからわかること
SEOテクニックの紹介の前に知っておくべき用語を2つ説明させていただきます。
SEOでよく使われる言葉に、「ビッグワード」と「ロングテールキーワード」があります。
ビッグワードは、月間の検索回数が高いキーワードです。一方、ロングテールキーワードは、ビッグワードと同時に別の言葉を並べ、検索を絞り込めるキーワードです。
例えば、ビッグワードが「シニア」であると、ロングテールキーワードは「シニア 靴」、もしくは「シニア 靴 おしゃれ」となります。
ビッグワードよりも、ロングテールキーワードの方が検索数は少なくなります。
しかし、ロングテールキーワードは、検索する人の目的が分かりやすいでしょう。「シニア」だけのキーワードよりも、「シニア 靴」の方が、「シニア用の靴に、関心のある人が検索したのだ」と想像できるからです。
このように、ロングテールキーワードひとつとっても、SEOテクニックはネット上でのシニアの関心や興味を把握する手がかりとなります。
Googleキーワードプランナーからわかること
こちらは、Googleで検索されているキーワードの月間の検索回数を調べることができます。Googleのアカウントを使えば無料で利用できるツールです。
Googleキーワードプランナーでは、ビッグキーワードもロングテールキーワードも入力することができるので、それぞれの検索数を知ることができます。
例えば、シニアの靴を扱っている企業であれば、シニアの靴がどれぐらい関心を持たれているか気になるでしょう。
ここでは、シニアが靴に関心がある場合、検索するであろうキーワードを「シニア 靴」と仮定します。
そしてGoogleキーワードプランナーで、「シニア 靴」と入力すると、Google上で「シニア 靴」が検索された数を見ることができるのです。それだけでなく、「シニア 靴」に関連するキーワードも下に出てきます。
図の例では、「おばあちゃん おしゃれ 靴」も、検索数が多いことが分かるので、「おしゃれに関心のある女性シニアの靴の関心度は高い」と、予想することができます。
「シニア 靴」のような、関心範囲が広いキーワードだけでなく、「おばあちゃん おしゃれ 靴」といった限定的な関心を知ることができるのです。
ここで難しい点が、本当は「おばあちゃん おしゃれ 靴」に関心のある人が、検索キーワードを「シニア 靴」としている場合です。そういったニーズと検索のズレを読み解いていくのは難しいですが、キーワードプランナーが、市場を知る一つとして役立つことに変わりはないでしょう。
Googleサジェストからわかること
サジェストとは、検索ツールバーにキーワードを入力したときに、Googleが「このキーワードをあなたは入れたいのでは?」と予測表示するワードです。
検索回数の多いキーワードが候補としてリスト表示されるので、ここでもシニアの関心リストを知ることができます。
例えば図のように、「シニア 靴」と入れると、入力欄の下に「シニア 靴 メンズ」や「シニア 靴 幅広」が出てくるので、検索数の多い他のキーワードを知ることができます。
サジェストで新たなキーワードを知り、キーワードプランナーで新たなキーワードの検索数を調べるのもよいかもしれませんね。
共起語検索からわかること
共起語とは、あるキーワードと一緒にweb上に出やすい言葉を指します。
検索キーワードと一緒に出やすい言葉は、キーワードと関連が深い、もしくはキーワード共に関心が持たれている言葉です。
こちらも、例に沿って説明したいと思います。
共起語検索ツールは、いくつかありますが、こちらではこのツールをご紹介します。
共起語検索ツール:「ラッコキーワード」
例えば、「シニア 靴」をキーワードにした場合、「シニア 靴」を上図画面に入力し、左の共起語βをクリックします。すると、下部に、「サイズ」「シューズ」「介護」「人気」といった言葉が出てきます。
これらの言葉が共起語となります。
つまり、「シニア 靴」と検索した人がクリックしたウェブサイトによく出てくる言葉を「共起語」というのです。
よく出てくる言葉というのは、よりクリックされているウェブサイトに載っている言葉でもあります。このように共起語を知ることも、検索する人々の関心を知ることができます。
まとめ
SEOテクニックを使えば、シニアの興味関心、ニーズを把握することができるでしょう。
そして、「シニアのインサイトを知りたい」「シニアへのアプローチは難しい」と課題をお持ちの方へ、有効なシニア向けSNSがあります。詳しくは以下をダウンロードしてみてください。