シニアにもWebを活用したアプローチは有効!シニアマーケティングに役立つ手法・媒体をご紹介
「シニア」と聞くと何歳の方をイメージしますか?最近は還暦を過ぎても高齢者とは呼べないくらい元気な人が増えています。シニア層のWebスキルも想像以上に向上してきています。
この記事では、シニア層向けの媒体の選び方のポイントや、シニアをWeb集客するためのアプローチ方法などを解説しています。ぜひ最後まで見ていってくださいね。
目次
- シニアもWebで情報収集する時代
- Webを活用したシニア層へのアプローチ方法
- シニア向けのWebサイト・SNSアプリ
- シニアが見やすいWebサイトを構築するには
- Web以外のアプローチ方法も根強い
- 多方面からのアプローチでシニア層を集客する
1.シニアもWebで情報収集する時代
シニアはWebが苦手?そんなイメージがあるかもしれませんが、その認識は時代遅れです。スマホの普及やコロナ禍における外出自粛により、シニアがWebを活用する機会が増えてきています。
総務省の令和3年通信利用動向調査ではシニアの80%以上がインターネットを使用していることがわかっています。
パソコンを使って業務管理をするのが当たり前になった近年、パソコン操作やネットの閲覧くらいは日常動作レベルで行えるシニアは多いのです。
シニア世代もSNSや通販、中にはビジネスをおこなっている人もいるので侮れませんね。
シニア世代のインターネット利用率や利用目的に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
2.Webを活用したシニア層へのアプローチ方法
シニア層向けの商品やサービスを普及させるために、今後はシニア層へのアプローチが必要になってきます。
シニア層向けのアプローチは、若者世代とは少々やり方は異なってきますので、シニア層向けのアプローチ方法を見ていきましょう。
検索連動広告
GoogleやYahooなどの検索エンジンを日常的に使いこなすシニアも多いため、検索連動広告は有効です。自社の商品・サービスで解決できる課題のキーワードで広告を出稿すると良いでしょう。例えばシニア向けの健康食品やサプリを扱っている場合、「疲れ 取れない 年齢」「老化 体力」などが挙げられます。
SNS広告
シニア層の使うSNSは主に「Facebook」「Twitter」「LINE」です。「Instagram」の利用率は低いです。また、「趣味人倶楽部」や「おしるこ」などといったシニア向けのSNSもあります。ターゲットをシニアに絞って効率的にアプローチするには、これらのシニア向けSNSの活用もおすすめです。
SNS広告の基本から詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
3.シニア向けのWebサイト・SNSアプリ
ウここからは、シニア向けに展開されているWebサイトやSNSアプリをご紹介します。さまざまなコンテンツがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
- ハルメクWEB
- おしるこ
- ナビトモ
簡単に紹介していきます。ぜひ一度覗いてみてくださいね。
ハルメクWEB
ハルメクWEBは、50代からの女性をターゲットにした女性誌のWEB版です。女性がターゲットということもあり「美容」や「健康」などを取り扱っています。「ファッション」にも注力されており、実店舗での販売もおこなわれています。
おしるこ
おしるこは、50歳以上の男女をターゲットにしたSNSアプリです。アプリ内に日記を投稿しユーザー同士で交流したり、ログイン時や日記投稿時に付つポイントで「健康食品」「美容用品」「お菓子」などの商品を試せます。
ナビトモ
ナビトモはシニアの友達つくりをコンセプトに作られています。サークル活動があるのが特徴です。また、メンバー様でブログを更新されているので、他のかたの活動状況なども楽しめます。
4.シニアが見やすいWebサイトを構築するには
シニアがWebを利用し、安全に使用するためには、若者世代と同じようなWeb媒体ではいけません。安心感を持てるWeb媒体に仕上げていく必要があります。
ポイントをいくつか考えてみましょう。
- 落ち着いた色使い
- 文字が大きい
- 話題性よりも安心感
このような部分に気をつけるだけでも安心感をもっていただけます。
落ち着いた色使い
例えば、緑・淡い黄色・薄い茶色などが当てはまります。赤や黒は強い印象を持たれてしまうこともあり、とっつきにくい印象を持たれてしまいます。
ただし、視力が落ちてくるシニアにとって、あまりにも近い色ばかりのデザインでは視認性が低くなってしまいます。特に「申し込みボタン」などのコンバージョンポイントは、色のメリハリをつけて目立たせる必要があります。
文字が大きい
若者世代に比べると、視力が低下している方は多いです。Webを長時間閲覧するのは若者でも疲れるものです。
そこで文字を大きく表示させたり、商品の説明から購入までシニアを悩ませることなく勧められるコンテンツが望ましいです。
スマホだとピンチインができるので、気にしなくても良いと思われるかもしれませんが、ピンチイン動作が面倒に感じてしまわれると次からは興味を持たれないでしょう。
話題性よりも安心感
若者世代は「話題性」や「奇抜性」に注目し、購入に至ります。対してシニア層は、「確実性」や「安心感」がないと購入には至りません。
口コミよりも、無料体験などの方が効果的となります。また、「お得感」も効果的なため、クーポンの配布なども良いですね。
今回はシニア向けのWebサイトのデザインについてご紹介しましたが、シニア向けの広告デザインを知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
5.Web以外のアプローチ方法も根強い
シニアにはWebだけでなく、オフラインの広告も効果的です。Webと合わせて利用すると大きな効果が生まれるかもしれません。
一例をまとめてみました。
- テレビ/ラジオ
- 新聞/広告
- 雑誌広告/会員誌
- フリーペーパー/折込チラシ
- 交通広告
上記のような方法があります。
若者世代には馴染みの薄いラジオや新聞、折込チラシといったものがシニア世代には効果的に働きます。
一つずつ若者世代と比較しながら掘り下げていきましょう。
テレビ/ラジオ
若者世代がテレビ離れをしている中、シニア世代にとってはまだまだ現役といったところでしょうか。シニア世代の視聴率は若者世代に比べとても高いです。
今後、テレビCMではシニアを狙っていくのではないか?と予測できます。
ラジオは、ポッドキャストやSpotifyといったネットサービスを中心に普及してきています。
シニア世代だと、まだ馴染みがないかもしれません。
シニア向けには、昔から馴染みのあるラジオを使いやすくした『radiko(ラジコ)』などのサブスクが良いと思われます。
新聞/広告
ネットニュースで済ましてしまう若者世代に比べ、紙媒体での新聞や広告はシニア世代には馴染みのツールです。新聞は信憑性も高いため、宣伝効果は高いと考えられます。
雑誌広告/会員誌
ネットで情報を集める若物世代に比べ、週刊誌や専門誌に馴染みがあるのがシニア世代です。
いくらネットが普及した現在でも、まだまだシニア世代は自分好みの雑誌を選択することを楽しんでいるので、雑誌での広告の効果も侮れません。
フリーペーパー/折込チラシ
新聞などと同じく紙媒体の広告です。若者世代からすればゴミとなってしまうようなものでも、シニア世代には届きやすいものです。また、地域情報が載っていることも多いため、関心が高い傾向にあります。
交通広告
電車やバスなどに掲載している広告です。若者世代はスマホばかり見ていることが多いですが、シニア世代は毎日の通勤やお出かけなどで見かけるため、訴求効果は高いと考えられます。
多方面からのアプローチでシニア層を集客する
シニア世代には、若者世代とは違い多方面からのアプローチが必要だと考えられます。
多くの人生経験を生かせる他ジャンルのコンテンツ作成や、孤独感を感じない繋がりを支援できるものが今後のポイントになりそうですね。
シニア世代の活動を支援できるコンテンツやサービスを提供できれば、大きな市場となるでしょう。
今後はシニア世代が増えてくるため、参入は早いほうが懸命だと言えます。
弊社では、本文中でもご紹介した50歳以上限定のSNS「おしるこ」を運営しています。シニア世代への効果的なアプローチを検討中の方は、ぜひお気軽にお問合せください。