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おひとりさま終活~その3
シニアブログ 2021.09.09

おひとりさま終活~その3

みなさまは「人生100年時代」という言葉を耳にしたことはありますか。最近、テレビやニュースなどでよく取り沙汰されているこのフレーズですが、一体どこからこの言葉が生まれたのでしょうか。

厚生労働省の公式サイトによれば、「2007年に生まれた日本人の平均寿命は107歳以上になるだろう」と発表している海外の研究者がいるそうです。

このように、日本は世界一の長寿国であり、従来のような「人生80年・90年時代」ではなく、「100年時代」を見据えた将来設計がスタンダードになりつつあるようです。

 終活についても例外ではなく、今や定年退職後の人生は社会人として働く期間と同じくらい長いです。特に、定年退職後は熟年離婚やパートナーとの死別を経て、独身である方も多く、「おひとりさま終活」を意識される方も増えてきています。

今回は、「人生100年時代」を生きる私たちに今必要とされている「おひとりさま終活」のメリット・デメリット、そして終活に必要な準備と制度について解説していきます。

この記事を読んで頂ければ、「おひとりさま終活」で備えておくべきことを理解し、実際の終活に活かすことが可能です。それでは、一緒に「おひとりさま終活」についてみていきましょう。

 

「おひとりさま終活」のメリット

「おひとりさま終活」のメリットは何でしょうか。

具体的に「おひとりさま終活」のメリットを挙げると主に以下の3点です。

・孤独死のリスクを減らせる

・金銭関係の問題を事前に解決できる

・葬式やお墓の準備ができる

それでは、1つずつ「おひとりさま終活」のメリットについてみていきましょう。

 

孤独死のリスクを減らせる

前述した通り、人生は「100年時代」に突入したと言われる世の中です。特に高齢になると、パートナーや近しい友人などを失い、孤独な時間が増えてしまうことがあるでしょう。そんな時こそ、「おひとりさま終活」を行い、周りの人間とコミュニケーションを取りながら、あるいは地域のコミュニティに入って、新しい人間関係を構築しながら孤独になる時間を減らしてみましょう。このような「積極的な人間関係の構築」も「おひとりさま終活」の重要なテーマの1つです。身体を悪くし、精神的に落ち込んでいる時こそ、周りの人間との関わりを持つことがご自身の実りある終活に繋がります。

 

金銭関係の問題を事前に解決できる

相続などの金銭関係の問題は生前に解決しておく必要があります。「おひとりさま終活」をしていく上で、エンディングノートを書きましょう。

そして、ご自身がお持ちの資産を管理し、「誰に」「どれだけ」割り振るのかを遺書にしたためると死後の相続争いを避けることができます。また、最近ではスマホやパソコン上にのみご自身の個人情報を保存していて、死後に個人情報がわからなくなる「デジタル遺品」の問題もあります。

相続などの金銭関係については、親族や信頼のできる人に伝え、遺書に書き記しておくことにより、無用な相続争いを未然に防ぐことができるでしょう。

 

葬式やお墓の準備ができる

死後に大きな問題になる可能性が高いのが、「葬式やお墓の問題」です。葬式やお墓の問題は、故人だけでなく、葬式を実際に執り行う親族の意向を考慮する必要があります。「おひとりさま終活」で生前に葬式の形式やお墓の種類を決めておいて、親族や近しい友人とも話し合っておくことで、問題を未然に防ぐことができるでしょう。

 

おひとりさま終活」のデメリット

「おひとりさま終活」のデメリットは何でしょうか。

具体的に「おひとりさま終活」のデメリットを挙げると主に以下の2点です。

・最終的には一人で終活していく必要がある

・定年退職後に1から他人との関係を作っていくのが難しい

それでは、1つずつ「おひとりさま終活」のデメリットについて見ていきましょう。

 

最終的には一人で終活していく必要がある

最近では生涯独身の方も増えています。厚生労働省が発表している令和2年度の厚生労働白書によれば、高齢者の未婚率は年々増加傾向にあり、2040年までには65歳以上の男性の未婚率は約15%、65歳以上の女性の未婚率は10%にまで上ると推定されています。未婚や独身の方の終活はどうしても一人で終活せざるを得なくなることが多いです。

業者や成年後見人制度などを利用して、孤独にならないように工夫しましょう。ご自身の身にもしものことがあった時に、周りに助けてくれる人間がいないと大変危険です。

参考:令和2年版厚生労働白書(厚生労働省)

 

定年退職後に1から他人と関係を作っていくのが難しい

定年退職後にはパートナーとの関係性が悪化し、熟年離婚したり、高齢のために死別したりして独身になってしまう場合があります。定年退職後には会社での人間関係が徐々になくなっていくので、高齢で独身だと孤独な時間がどうしても増えてしまうことになります。

また、高齢になるとどうしても新しい交友関係を形成していく機会が町内会や地域の同好会などに限られてしまうので、自分から積極的に人間関係を作ろうとしても、難しい側面があります。

 

「おひとりさま終活」を円滑に行うためには

老後を楽しく過ごし、もしもの時に備えるためにはまとまったお金が必要です。これは「おひとりさま終活」をしていく上でデメリットとして挙げた「孤独とどう向き合うか」という問題に直結します。

もしあなたに金銭的な余裕があるならば、訪問介護を頼み、老人ホームに入居するなどして、常にご自身の健康を管理してもら貰えるような環境を作っておくことが重要です。「おひとりさま終活」をしていて一番問題になるのがご自身の健康不安だと思います。

このように、まとまったお金を老後までに準備しておけば、健康面での不安の種をなくすことができ、円滑な終活にも繋がるのです。

 

終活していく上で知っておくべき公的制度

終活していく上で知っておきたい公的制度は主に3つあります。

・介護保険制度

・財産管理などの委任契約

・成年後見人制度

それでは、1つずつどのような公的制度があるのかみていきましょう。

 

介護保険制度

40歳以上の方を対象にした公的制度で、強制加入の保険制度です。自治体によって介護は必要だと認定されると、介護サービスを受けることができます。

 

財産管理などの委任契約

不慮の事故や病気などで身体が不自由になり、日常生活に支障をきたす場合、ご自身の財産管理や事務処理を代理人に委任できます。

 

成年後見制度

重度の認知症で判断能力がないと判断された場合は、「成年後見制度」という公的制度が利用できます。この制度は、ご自身で自己判断ができなくなった場合に、後見人が代理で介護や財産管理を行うというものです。自己判断能力があるうちに、あらかじめ後見人を決めておきましょう。

 

まとめ

今回は、「おひとりさま終活」におけるメリット・デメリット、準備と制度について解説しました。

ご自身の幸せな老後生活のためにも、残された人間に迷惑をかけないためにも、終活は重要な活動です。

また、「おひとりさま終活」をしていく上でも、認知機能や身体機能に心配がある場合には、介護サービスや公的制度を利用しましょう。「おひとりさま終活」を円滑に進めていく上での大きな手助けとなるかもしれません。

これからの時代は、老後に「おひとりさま終活」をすることを念頭に置いた終活計画をおすすめします。

おしるこ」には、おひとりさまの方々の良き理解者がいるかもしれません。これを機会に、「おしるこ」の利用を、ぜひご検討くださいませ。

 

【出典】

・厚生労働省 「人生100年時代」に向けて

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html

・ACP人生会議

https://www.med.kobe-u.ac.jp/jinsei/about/index.html

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