文字が書けない高齢者 vs 手書き書類 | シニアド

文字が書けない高齢者 vs 手書き書類
シニアブログ 2021.09.09

文字が書けない高齢者 vs 手書き書類

「最近字が上手く書けないんだ」「書類が書けないから代わりに書いて欲しい」そんな言葉を高齢者から聞いたことはありませんか?

実は高齢者の多くは手が震えてしまったり、病気の影響があったりと様々な理由で字を書くことが難しい場合があります。全く字が書けないというわけではなく、住所や名前などの必要事項を書類に記入することが困難な場合がほとんどです。

しかし、高齢者がよく利用する役所や病院の書類はほとんど手書きです。そのため、自分1人では書くことが難しく、誰かに代筆してもらっていることが多いのです。そこで、本記事では高齢者が字を書けない原因や手書き書類について考えていきます。

 

なぜ高齢者は字が書けない?

高齢者はなぜ字が書けないのでしょうか?まずはその疑問について深掘っていきましょう。これから紹介するものが高齢者が字を書けない全ての理由ではありませんが、これらの原因が多いと考えられます。

本態性振戦の症状

原因が見つからない震えを本能性振戦と言います。パーキンソン病などとは少し異なり、動作を行う際に手や頭が細かく震えるのが特徴のようです。これが字が書きにくいや箸が持ちづらい、コップが震えてしまうといった日常生活の細かい震えの要因となっています。

この震えの原因ははっきりと解明されておらず、遺伝的な要因も考えられているようです。発症は70歳以上の高齢者に多い傾向があります。震えがひどいと字が書けない、食べ物をこぼすなど日常生活に支障をきたすようになります。

これが高齢者の字をが書けない原因の1つです。

参照:箸使えず、字が書けない =高齢者の震え―本態性振戦(時事メディカル)

認知症の失語症状

高齢者が字を書けなくなる理由には震え以外にも原因があります。それは認知症の失語症状です。失語とは言葉をうまく操れないことです。なんとなく話がうまくできないだけのイメージがあるかもしれませんが、実は文字を書くことにもつながっています。

うまく言葉が出てこないため、字が書きにくくなっていくのです。そのため、ただ「この書類を書いてください」と言われても自分ではうまく対応ができなくなってしまうのです。

参照:【医師監修】記憶障害、実行機能障害、見当識障害で必ず現れる、認知症の中核症状6種類まとめ|認知症のコラム(有料老人ホーム検索 探しっくす)

 

 

役所や病院での手書き書類の多さ

高齢になると様々な理由で字を書くことが困難になることがわかりました。しかし、高齢者が利用することの多い、役所や病院に目を向けてみれば書類のほとんどが手書きです。

私の祖父母も字を書きづらいらしく、役所や病院関係の書類を自分では書けません。手が不自由なことも含め、どこに何を書いたらよいかわからず間違えてしまいそうで不安なようでした。さらに、老眼で目が見えづらいことも書類を書きたがらない理由の1つのようでした。

誰かが代わりに書類を書ける状況なら問題はないのですが、その場で書く必要がある時もあります。その時が問題なのです。

手が不自由な上、理解力が低下していて、目が不自由となると通常の10倍以上の時間がかかってしまうこともしばしば。しかも1人では書けないので、結局役所の職員や看護師の手を借りることとなってしまうのです。

 

 

なるべく書く量を減らす

字が書けない高齢者とは対極に、役所や病院では手書きで対応しなくてはいけない書類が多く存在します。

高齢化によって今後字が書けない・書きづらい高齢者が今よりも増えてくると考えると、何か解決策が必要なのではないかと考えました。

タブレットの導入による記入の簡易化

アナログな手書きの書類にも対応できないのに、タブレットでデジタル化してしまったら高齢者はもっと書類作成に時間がかかってしまうのではないかと思う方も多いかもしれません。しかし、手が震えて字が上手く書けない、どこに何を書いたらよいのかわからないという高齢者にはタブレットでの入力の方が楽でスピードアップにつながると考えられます。

イメージとしては、らくらくフォンを大きくしたような形のシステムで、名前、住所、質問項目に簡単に、そしてわかりやすく順番に答えられるようにしておくのです。よくある1ページに1項目だけのアンケートのような感じです。

住所は郵便番号を入れれば自動で出てくるシステムを導入しておけば、番地以降の入力ですみますし、何より何をどこに書けばよいのかという迷いがなくなります。

入力が完了したら、最後に印刷して、必要に応じてサインや押印をすれば完了という形です。

事前に把握している情報はあらかじめ入力しておく

役所や病院の場合、名前や住所などのその人の基本情報は事前に把握している場合が多いです。しかし、書類には書いてないので記入する必要があります。

その事前に把握している情報は役所側もしくは病院側があらかじめ記入した状態で高齢者に残りの部分を記入するようにお願いする方法なら、高齢者も対応しやすいのではないでしょうか。

個人情報を取り扱うため、必要に応じて本人確認を行ってもよいかもしれません。いずれにせよ、なるべく書く項目を減らすことで高齢者は楽になり、業務の効率化にもつながるでしょう。

 

 

高齢者が自分で書類を書けるように工夫しよう

高齢になると生活の随所で「不自由」と感じることがあるでしょう。この不自由なことの1つが字が書けない・書きづらくなることかもしれません。

字が書けなくなる原因は様々ありますが、不自由に感じている人が多いことは事実です。その反面、手書きで作成しなくてはいけない書類は多く、苦労をしている姿をよく目にします。

デジタル化が進んでいるからこそ、そういった手書きの書類を高齢者が楽に作成できるようなシステムが構築されると高齢者が1人でできることも増え、家族や周りの人への負担も減るのではないでしょうか。

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