ファストフード店とシニアについて考える
こんにちは。ライターのゆりと言います。私は最近東京都内某所に引っ越したのですが、今まで住んでいたところに比べ、お年寄りが多いなと感じながら毎日生活しています。
先日、昼から用事があり、朝食のために朝からマクドナルドに行きました。朝の時間帯だったのですが、お年寄りの多さにびっくりしました。今回はファストフード店からみる、シニア世代の現状について考えていきたいと思います。
目次
1.増えるシニア客
若い人や子供、家族連れももちろんいたのですが、朝からマクドナルドにはたくさんのシニア客がいました。もちろん朝マックを楽しむ老夫婦、朝早くから活動し充実した生活を送っているシニア世代もいました。しかし中には「問題を抱えているのかな」と思ってしまうようなお年寄りもいました。
トイレの利用が目的?
私が座って食事をしていると、高齢の男性が受け取った商品をテーブルに置き、すぐさまお手洗いに向かっていました。その後男性はしばらくお手洗いから出てこず、その間ずっと苦しそうな咳が聞こえてきました。
男性はお手洗いを利用するためにマクドナルドに来たのでしょうか。自宅でトイレが使えないということは、家がない、もしくは水道が止まってしまっていて自宅のトイレが使えないのかもしれません。
時間を持て余している?
朝のファストフード店に行くと、「時間を持て余しているのかな?」というお年寄りもたくさん見かけます。コーヒーと無料でもらえる水だけで何時間も席に座り続ける人、新聞やパソコンをぼーっと眺める人……。
もちろんなにか注文をすれば席でなんの作業をするかは自由ですが、「やることがないのかな?」「なんらかの事情で自宅に居づらいのかな」など、おせっかいですが考えてしまいます。
2.ファストフード店で働くシニアスタッフ
シニア客が増える一方で、シニアスタッフも増えているように感じます。
イキイキと働くシニア
私は先日、93歳の男性が現在もマクドナルドで働いているという記事を読みました。(マック店員 日本最高齢93歳 週4夜勤「働くことが好き」) 記事の中でこの男性は「働くことが好きで、体が動くうちは働きたい」と話しています。男性のように、定年後も生きがい、やりがいを見つけ、活動的なシニアが増えれば日本はもっと元気になると思います。
しかしこの記事の中で気になったのは男性が電気工事士として働き定年退職した後に、ゲームセンターや飲食店(マクドナルド)でアルバイトとして働いているということです。体力があり定年後も働きたいのであれば、年をとっても専門的な知識を必要とする電気工事士として働くことはできなかったのでしょうか。
今後日本はさらに高齢化していきます。このままの定年の制度では、労働人口はどんどん減っていってしまいます。日本の労働を支えるためには、働けるシニアを活用していくことが大切だと思います。
働かなければ生きていけないシニア
いきいきと働いているシニアがいる一方で、生活のために働かなければならないシニアもたくさんいます。若いころ貯金できるほど給与がよくなかったら、少ない年金で生活していくのは大変なので生活するために働かざるを得ないと思います。
今は「人生100年時代」と言われています。100歳まで生きたら、60歳で定年したら定年後も40年、65歳で定年でも35年人生が続くわけです。定年までに老後に備え十分な貯金ができる人は一部ではないでしょうか。年金制度や定年を見直したり、シニアが持っているスキルをうまく生かして働けるような環境を作る必要があります。
3.高齢化で今ある問題が複雑化
今後日本で高齢者がさらに増えていくことによって、今ある問題が高齢化問題とあいまってさらに複雑化する可能性があると考えています。
高齢化により複雑化する問題
例えば引きこもり問題。以前は若い世代が働かずに家にいるというようなイメージがありましたが、年を取っても引きこもりの人が多く、今では「子供部屋おじさん」と呼ばれています。子供部屋おじさんの世代は40~50代で、親のシニア世代の年金で生活していることがほとんどです。親世代が亡くなってしまったら自分ひとりで生きていく力はありません。年を取れば、「シニアの引きこもり問題」「孤独死問題」に発展します。
ほかにもファストフード店の問題で考えてきた、ホームレス、自宅に居場所がない、生活が苦しいという問題も、高齢化が絡むと複雑化してきます。
問題を解決するには
問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。先ほど述べた通り、年齢に関係なく持っているスキルを仕事に生かせる環境を提供することが大切です。
また、人は誰でも年を取ります。年を取ったときに健康でいられるように、体が動くうちから就労支援をしたり、年を取っても続けられる仕事、趣味などを見つけられるとよいのかもしれません。
4.シニアをサポート
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