介護×農業!?予防介護やリハビリに農作業はおすすめな訳とは! | シニアド

介護×農業!?予防介護やリハビリに農作業はおすすめな訳とは!
シニアブログ 2021.09.08

介護×農業!?予防介護やリハビリに農作業はおすすめな訳とは!

何気なく聞いていたラジオから、「農福連携」という言葉を聞きました。

障害者や要介護の人でも作業ができる農作業を通して、働き手不足を解消できるのではないか、という取り組みだそうです。

また、農作業を通して要介護の人でも働ける仕組みをつくったり、介護予防にも繋がったりするというので気になることばかりです!

介護と農業の意外な組み合わせで起こる、メリットについて調べてみました!

介護×農業が注目されている!「農福連携」とは!?

「農福連携」とは国や自治体が障害のある人や、高齢者でも農業に携われるよう支援する取り組みのことです。

農業分野や福祉分野の働き手不足を解消できるのではないか、と今期待されている試みです。

高齢化する農業業界。農業分野の高齢者の割合は!?

下のグラフから仕事で主に農業に従事している販売農家の年齢をみると、もっとも多いのが65~70歳で、65歳以上の占める割合は68%に達します。

7割近くが65歳以上とは、想像以上の割合の高さでした。

農業従事者の人数

引用:基幹的農業従事者数のグラフ|農業共同組合新聞

背景には、農業に携わる人口が減り、作物を育てられる耕作面積も同じく減少していることがあります。逆に耕作放棄地の面積が増加しています。

「農福連携」により、農家は労働力の減少の解消につながります。

農作業と聞くと、体力仕事のイメージがありますが、作業内容を細分化することで高齢者や障害を持つ人でも作業ができる仕事があります。

たとえば、種まき作業は手先の細かい作業ができれば、座ったままでも仕事ができます。収穫作業も、葉物野菜のように重くない野菜であれば、体力の少ない人でも可能になります。

農業は栽培だけでなく、梱包・発送作業もあるので、一人ひとりの身体状況や得意・不得意に合わせて仕事を設計することが可能です。

ただ働き手が増えるということだけではなく、新しい人との交流による地域活性に繋がる場合や、社会貢献による農家の「生活の質」向上に繋がるというメリットもあります。

農業で仕事しながら生活できる高齢者向け住宅

「仕事付き高齢者向け住宅」という住居があることを皆さんは知っていましたか?介護付き有料老人ホームで生活をしながら、入居者に仕事を提供してくれる施設です。介護が必要になっても「仕事をしたい」という高齢者の声から生まれた取り組みです。

日々の楽しみを増やすために、老人ホームでどんなアクティビティをしたいか入居者に尋ねると、アクティビティやレクリエーションではなく、「仕事」を望む入居が多かったことがきっかけになっています。

年を重ねるうちに、自分にできることが減っていき消極的になってしまったり、自信をなくしてしまったりする人も少なくないです。社会との繋がりや、人の役に立てたという経験が、前向きな気持ちを生んだり生きる活力になったりします。

住みながら仕事ができることで、収入を自分で得ることができます。有料老人ホームに入居する際の金銭面での不安も、緩和できるメリットもあります。

社会福祉法人伸こう福祉会の例

経済産業省の「健康寿命延伸産業創出推進事業」にも採択された、社会福祉法人伸こう福祉会では、有料老人ホームの入居者に農作業をしてもらい、収入を得てもらう活動をしています。

参考:要介護の高齢者が有償で野菜栽培に取り組む 「仕事付き高齢者向け住宅」が生み出す可能性||HELPMAN JAPAN

農作業も高齢者や要介護の方でも仕事の負担が減るように、施設設備を整えています。収穫作業の作業負担を軽減するために、腰の高さに作られた脚付きのプランターで野菜を育てています。地面までかがむ必要もなく、体への負担が少なくなるのです。
育てる野菜もルッコラやフリルレタス等、引っ張って簡単に収穫できる野菜を中心に育てているそうです。

ヒューマンライフケア株式会社の例

ヒューマンライフケア株式会社では介護施設において屋内で野菜を育てる「水耕栽培」を取り入れています。

参考:玉川大学の監修を受け「介護施設で水耕栽培プロジェクト」開始|ヒューマンライフケア株式会社

「水耕栽培」とは、屋内で土を使わずにLEDライト、水、液体肥料のみで野菜を育てる栽培方法です。天候に左右されずに、無農薬で栽培することができます。種まきから栽培まで簡単な作業が多いので、高齢者でも育てることができます。

自分で育てた野菜を地域の方々に提供することで、地域貢献や生きがいや楽しみに繋がります。

農作業が生きがいに繋がっている高齢者

仕事として売り上げを得るだけではなく、野菜を買ってもらえた喜びや達成感、人に喜んでもらえたという経験が生きる活力になっています。

過酷なイメージのある農作業ですが、栽培方法や施設を整えることができれば高齢者でも障害のある方でも仕事ができるようになります。

働き手がほしい農家と、仕事がしたい高齢者の双方の希望が叶えられる「農福連携」。

介護が必要になっても、生きる楽しみや役に立っているという経験をいつまでも得られる取り組みに期待が高まります。

仕事付きの高齢者向け住宅が今後、さらに発展していくと高齢になっても明るい毎日を過ごせそうですよね。これからの「農福連携」の動きにも注目していきたいです!

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