こんにちは。ライターのゆりです。
みなさんはなにか知りたいとき、どのように情報を得ていますか?私はGoogleで検索したり、最新の話題が知りたいときはTwitterでキーワード検索、流行りのお店が知りたいときはInstagramなど、使い分けています。料理などなにかやり方を知りたいときは、YouTubeの動画を検索することもあります。
一方でシニア世代はどのように情報収集をしているのでしょうか。今回はシニアとメディアについて考えていきたいと思います。
目次
1.お年寄りのデジタル格差
シニア世代の中には、スマートフォンを持ち写真を撮ったりオンラインでの家族との連絡を楽しむ方も増えてきていますが、まだまだインターネットを使いこなせていないお年寄りも多い印象を受けます。
・コロナワクチンの予約ができない
最近大きな話題になったのが、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約です。多くの地域がインターネットサイトを通じて予約を取っていましたが、お年寄りには難しく公的機関に問い合わせの電話が殺到したり、家族が代わりに予約を取る、もしくは家族がやり方を教えてあげるといった声もたくさん聞きました。(参照:混乱続くワクチン予約 高齢者にネットの壁高く 代行あれこれ)
若い世代からすればオンラインで予約するなどということは当たり前にできることですが、「どのように予約すればいいのか」というのはシニア世代にとって貴重な情報だったようです。
・スマートフォンの高額料金プラン
最近携帯電話の大手キャリアからも格安プランが発表されていますね。ソフトバンク、au、ドコモ、3社とも月20ギガ使えて3,000円ほどのプランを販売しています。私もドコモが出している、ahamoを使っています。しかしこのプランの難点は、インターネット上でしか契約ができないところです。携帯電話を買いたい・乗り換えたい・契約したいときに毎度携帯ショップに行くお年寄りは使うことのできないプランです。
またスマートフォンの機種変更について、最近はアプリでログイン情報を保存しておけば簡単に機種変更をすることができます。写真もGoogleなどのクラウド上に保存しておけば、消えてしまうことはありません。しかし、自分で機種変更ができないお年寄りを狙って、「1アプリいくら」というようにお金を取って機種変更を代行する人も中にはいるようです。携帯ショップに行ってデータ移行してもらうのも、お金がかかります。このように情報弱者は金銭的に搾取される時代になっているのです。
2.シニア世代の情報源
ではシニア世代はどのように普段情報を得ているのでしょうか。
・テレビ
昔からあるメディア、テレビ。私は普段あまりテレビをつけませんし、つけてもTVerで見たい番組だけ見たり、YouTubeやNetflixのほうがよく利用しますが、実家に行くといつもテレビがついているようなイメージがあります。
以前シニアドでもテレビをずっと見ているお年寄りについて取り上げた記事が出ました。(参照:テレビにかじりつく高齢者が多発する件について)たしかにテレビ番組は、とくにニュース番組など、昨今の話題を網羅しているというメリットはあります。しかし、ついだらだら見てしまったり、必要な情報をすぐにピックアップできないというデメリットもあります。
・新聞
私は実家を出てからニュースはネットニュースを見たり、SNSで情報収集するのが常になりましたが、実家は新聞をとっていました。それも3本も。電車や病院の待合室などでも、新聞を読んでいるのはお年寄りのイメージがあります。
新聞は重要な情報は大きく、一面に載せているため、パッと見て世界や日本の動向がわかりやすいというメリットはあります。しかしこれもテレビと同じですが、キーワードなどで検索することはできず、必要な情報をすぐに見つけるのは難しいでしょう。それに、今では新聞になっている話題はほぼ全部ネットニュースにも載っています。
3.情報格差をなくすために
ここまで話してきたようなお年寄りの情報格差をなくすためには、どうしたらよいのでしょうか。
・インターネットへの苦手意識をなくす
私たち若い世代は生まれたときにはスマートフォンはなかったものの、小学生からパソコンでインターネットを使うのが当たり前の時代で、中高生の頃からスマートフォンを使っていました。
しかしシニア世代にインターネットが普及し始めたのは30~50歳くらいのときでしょう。新しいことに取り組むのは誰でも少し怖いです。パソコンを使って資料を作る、スマートフォンを持つということすら、シニア世代にとってはハードルが高いことなのかもしれません。
「インターネットを使うことは難しいことではない」「インターネットを使うと生活がより便利になる」ということを若い世代からシニア世代に発信し、シニア世代のインターネットへの苦手意識を薄くすることが必要でしょう。先ほどお話した機種変更の際にも、お金を取って代行するのではなく、お年寄りが今後一人で使えるような教育サービスだったらよいのかもしれません。
・誰でもわかりやすいインターネットにする
たまに私が使っていても「わかりづらいな」と感じるサイトはあります。商品を購入したら自動でメールマガジンに登録されてしまう、そしてなかなかメールマガジンの解約ができない……。そのようなインターネットサイトは親切ではありません。誰もがインターネットを使える世の中にするためには、わかりやすいサイトが必要になります。
今後はお年寄り向けのメディア、お年寄り向けのインターネットサイトもますます増えてくるかもしれません。
4.シニア世代をサポート
誰もがインターネットを使いこなし、便利に生活できる世の中にするには、若い世代のサポートが必要不可欠です。
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