シニア採用?定年退職がなくなる日までのタイムリミットを考察してみた | シニアド

シニア採用?定年退職がなくなる日までのタイムリミットを考察してみた
シニアブログ 2021.09.08

シニア採用?定年退職がなくなる日までのタイムリミットを考察してみた

私の地元でよく見かける光景の中で、疑問に思う点があります。駐輪場の係員さんは皆さん「高齢なおじいちゃん」だということです。だいたい60代以上で、朝早くから皆さん働いています。

他にもスーパーやコンビニでも60代以上の方が働いている光景を見かけます。定年退職という言葉がありますが、街で見かける働く高齢者の人たちは定年後に別の仕事を始めたのでしょうか。

定年後の年金暮らしではなく、再度働くことを選択する高齢者のリアルな声が気になりました。

そもそも定年退職という制度は必要なのでしょうか。これから更に高齢化社会が予想される中、今後の高齢者の働き方について深掘りしていきます!

定年退職は何歳から?

「そもそも定年退職は60歳だよな」と思っていましたが、制度が変わっているようですね。普段気にすることがなかったので、まずは定年退職の制度について調べてみました。

2013年の「高齢者等の雇用安定等に関する法律」が改訂され、定年を60歳から65歳に引き上げる法装備を行ったようです。

年齢引き上げの要因は、少子高齢化により労働者の確保が困難になったり、健康寿命が伸びたりしたことで、高齢者の働きたい意欲が高まっているためです。
さらに年金の支給開始の年齢が引き上がったことにより、収入の空白期間が生まれてしまうことも関係しているようです。

厚生労働省は令和3年4月1日に、労働者の希望があれば最長70歳まで定年を延長できるシステムの導入を企業の努力目標としています。このような定年の延長は、今後さらに活発になることが見込まれています。

従業員の高齢化が進んでいる!

事実、労働力人口の比率(人口に占める労働力人口の割合)をみると、70歳以上の比率が上昇していることが分かります。

労働力人口の推移

引用:総務省「労働力調査」より内閣府が作成した労働力人口の推移

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」では、高齢者の安定した雇用を確保するために企業に措置を義務付けています。

「定年制の廃止」「定年の引き上げ」「継続雇用制度の導入」といった措置が浸透しつつあることが比率の上昇に関係しているのかもしれません。

社会全体で高齢者の労働者が増えていることが分かりました。

参考にした労働力調査は企業を対象にしていますが、明らかに社員ではない高齢者の働く姿を街で毎日のように見かけます。スーパーやコンビニ、オフィスの清掃。パートやアルバイトのように短時間だけ働いている高齢者も多いのではないでしょうか。

長年勤めた会社を辞めたあと、アルバイトを始める高齢者が増えているのかもしれません。

セカンドライフという言葉もありますが、新しい仕事を60代以降に始める人が今後増えていくのではないかと思います。

広がるシニア採用

皆さんは「シニア採用」という言葉を聞いたことはありますか?

少子高齢化で労働人口が減り、人手不足に悩む企業が増え、人材確保のために65歳以上のシニアを採用する「シニア採用」に注目が集まっています。

街で見かけるスーパーやコンビニは、シニアスタッフの採用が進んでいる業種です。そういった意味でも、身近でよく見かけるシニア採用のお仕事かもしれません。

他にも未経験でも採用しやすいということで、警備会社でもシニア採用が増えています。警備・交通誘導系のお仕事は他の業種より高収入な仕事が多いので、シニアからの応募も多いです。

調べていて意外に思った職種は、「介護職」でのシニア採用です。

介護の現場自体に人手が足りていないというだけでなく、要介護者と年齢が近いからコミュニケーションが取りやすいという理由から、即戦力としてシニア採用がされているそうです。

参考:シニア採用とは?|3つの企業から見るシニア採用のメリットと課題

様々な経験をしたシニア層だからこそ、即戦力のスキルに繋がるのかもしれませんね。

こういったシニア層が働きやすい環境を整えるため、企業は様々な雇用形態でシニア採用をし始めています。正社員やアルバイト、パート以外にも、シニア層のために制度を整えた企業独自の雇用制度をつくる会社も出てきたようです。

2020年にALSOKグループに加わった、【株式会社らいふ】では地域に密着した運営と中高年の採用に力をいれています。

65歳前後のスタッフを「パワフルスタッフ」と呼び、400名程度の方に元気に活躍してもらっています。スキルアップや資格の取得に積極的な方には等級を上げることで昇給があり、働き方を推進できる環境を企業が独自に作り上げています。

日本の総人口の1/4が60代ということからも、シニア層が働きやすい環境をつくっていくことが大事になっていきます。

高齢者が働くメリット・デメリット

豊富な経験や知識を持った即戦力として、シニア層を採用したい企業が多いようです。シニア採用のメリットは人手不足の解消以外にもありました。

シニア層には、子育て経験のある人や、長年の社会人経験から幅広い世代の人とのコミュニケーションが取れる人多く、サービス業や接客業で多くのメリットが期待できそうです。

また、遅刻などが少なく勤務態度が真面目だと感じる企業も多いです。定着率が高いことも会社にとってはメリットに繋がります。結果的に人件費の削減に繋がるので、シニア採用して良かったと感じています。

デメリットとしては、体力面・健康面での心配の声が上がっています。長時間の立ち仕事や体力的に負荷が大きい仕事での採用は、課題を多く感じる企業も一定数います。

仕事内容や配属先を慎重に考える必要はあるかもしれませんね。

若手の従業員さんばかりの仕事場に配属になってしまうと、周囲に打ち解けるのに時間がかかってしまうかもしれません。

シニア層が実力を発揮できる配属先や職種への配置が重要になりそうです。

参考:シニア採用のメリット・デメリット!受け入れ準備から助成金まで徹底解説

定年退職がなくなる日も近いのかもしれない!?

Google検索で「シニア採用」と検索すると、シニア層をターゲットにした求人サイトが多数ヒットしました。雇用形態も様々な種類があり、短時間でも働ける仕事が多くあることが分かりました。

お金を稼ぐために働く選択をする人はもちろん、自由にできるお金があることで精神的に安心できるといった声もあります。

仕事を退職して、家にいる時間が増えたことから、健康維持のために働く人もいます。また、再び社会と繋がるために働き始める人もいるようです。

「ありがとう」や感謝の言葉を聞いたり、頼りにされたりすることでやりがいを感じられます。新しい仕事を通して、目標や頑張る理由が見つかると生活にハリがでて、楽しく過ごせますよね。

定年という制度がなくなり、本当の意味で働き続けるかどうかを自分で決められる日も近いのかもしれませんね。

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