スマホ依存はシニア世代も!?便利だが使いすぎは不健康につながる
とても便利なツールであり、最近ではシニア世代の多くも利用するようになったスマホ。しかし、利用方法によっては不健康を引き起こす可能性もあります。スマホ依存症は若者のものであると考えがちですが、シニア世代のスマホ依存症に注目し、シニア世代も気をつけなければならない点についてご紹介します。
本記事では、シニアをターゲットしたビジネスをご検討の方へシニアの動向を提供しています。シニアの動向を知って、ビジネスの戦略に役立ててください。
目次
1. シニア世代のスマホ普及率は?
シニア世代のスマホ普及率はどれくらいなのでしょうか?最近ではシニア世代の多くもスマホを利用するようになってきています。まずはシニア世代のスマホ事情に注目してみましょう。
NTTドコモ モバイル社会研究所によると、シニアのスマホ所有率は、2021年の調査と比較して60代は80%から91%、70代は62%から70%にそれぞれ上昇しました。
そして、シニア世代のスマホ利用は新型コロナウイルスによる外出自粛で変化しています。外出期間中にスマホを利用して新しく始めたことや、する頻度が増えた習慣・行動があるのかという質問に対して、約半数以上のシニアが「ある」と回答しています。シニアがスマートフォンで新しく始めたことや、する頻度が増えた習慣・行動の上位は、「オンラインショッピング」「家族・友人との音声通話」「散歩」が占めています。
このようにシニアは外出自粛期間によって、スマホが生活に欠かせないものとなりつつあるようです。
参照:2021年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査
シニアのスマホ普及率による行動変化について、詳しく知りたい方が、ぜひ次の記事も参考にしてください。
2. シニア世代のスマホ依存が問題視されている?
シニア世代の間でもスマホが生活の必需品となっていますが、それによって引き起こされる問題もあるようです。その問題がスマホ依存です。
スマホ依存とは、スマートフォンに没頭してしまい、使っていないと不安に感じたり、落ち着かなくなってしまったりすることです。頭ではわかっていても、スマホの使用を思い通りにやめられない場合が多くなります。
参照:シニアのスマホ依存 不眠や体調不良の原因に…使い方の見直しを(週刊朝日)
「スマホが気になって寝れない」という声もある
あるシニアは、スマホが手放せなくなり、体調不良や不眠に悩まされています。スマホ依存は若者のものであると考えられがちですが、実は年齢に関係なく、シニア世代もスマホ依存になる可能性があるのです。
最初は生活の中にあるだけのものだったはずのスマホも、気づけばなくてはならない存在となってしまっていました。ついには、便利なはずのスマホに自分自身が制御されているかのような状態となってしまったのです。スマホとの付き合いかたは誰しもが向き合うべき大きな問題なのかもしれません。
生活の変化がスマホ依存のきっかけとなりやすい傾向
参照した記事に登場する人物がスマホ依存をするようになった原因は、数年前に夫を亡くし、一人暮らしになったことがきっかけのようです。最初は今まで通りの生活の中にスマホがあっただけでしたが、趣味の社交ダンスをやめたことをきっかけに家で過ごす時間が長くなりました。家で過ごす時間が増加したことをきっかけに、スマホの利用時間が増えていきました。
生活の些細な変化がスマホ依存のきっかけとなってしまうことが多いようです。特に新型コロナウイルスによる外出自粛は、多くのシニア世代にとってスマホ依存のきっかけになった可能性が考えられます。
3. スマホ依存による影響とは?
スマホ依存によってスマホの使用をうまく自分では制御できず、精神的な不安を感じてしまうことがよくあることはわかりましたが、そういった不安が様々な弊害を引き起こします。
睡眠障害の原因となる
スマホ依存は、睡眠障害の大きな原因です。長時間スマホの画面を見ることによって、ブルーライトを多く見ることになります。このブルーライトによって、体内時計の変化が起きてしまい、寝付けないという症状が発生します。また、スマホの使用時間をうまく自分では制御できなくなってしまうため、寝ようと思っても寝れないこともあります。さらに、スマホを使用しすぎることによって、情報過多につながり、そのストレスが記憶力と判断力の低下にまで影響を及ぼす場合もあるのです。
身体への影響も大きい
スマホ依存は、睡眠障害以外にも多くの影響を及ぼします。例えば、スマホの使いすぎによる腱鞘炎や視力の低下、肩こりなどを引き起こします。特に最近ではスマホが大きく、そして重くなる傾向にあるため、腱鞘炎になりやすくなっています。スマホの持ちかたによっては、小指の変形につながる恐れがあるのです。一概にスマホ依存といっても、その影響は大きく、身体の不調の原因となりかねません。
4. まとめ
本記事ではシニア世代のスマホ動向とスマホ依存症について取り上げました。年々シニア世代の間でも普及しつつあるスマホですが、便利な一方で使い方を間違えてしまうと健康被害も発生させてしまうものです。特にシニア世代は余暇時間が多い傾向にあるため、スマホ依存症になりやすいことも想定されます。
シニアはスマホが便利であることを知りつつも、うまくスマホと付き合えていないケースがあるようです。
シニアへのアプローチを図る商品やサービスを提供する場合は、安心できるスマホの使い方やコツなどと併せて実施することが重要です。
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