シニアにとってもスマホは生活必需品となる? | シニアド

シニアにとってもスマホは生活必需品となる?

シニアのスマホ動向は、ビジネスにおいても重要な情報です。本記事ではシニア世代のスマホ事情を切り口に、スマホがない生活は不自由なのかや、スマホをどうしたら使いこなせるようになるかについて考えていきます。

シニア世代のスマホ事情などを知ることで、シニア動向の理解やビジネス戦略の立案に役立ててください。

目次

  1. シニア世代のスマホ事情って?
  2. シニア世代もスマホが使えないと不便?
  3. シニアがスマホをつかこなせるようになるためには?
  4. シニア世代もスマホを使いこなしている

1.シニア世代のスマホ事情って?

フィーチャーフォンを使うシニア

まずはシニア世代のスマホ事情について理解を深めていきます。年々シニア世代がスマホを使いこなしている姿をよく見るようになりましたが、実際にはどれほど普及しているのでしょうか?

参照:2021年のシニアのスマートフォン利用者は84.7% 2020年と比べスマートフォン利用者は7.7ポイント増加(MMD研究所)

シニア世代のスマホ利用者は84.7%

シニアのモバイル端末所有率は93.8%と、かなり100%に近い人が携帯を所有しています。そのうちスマートフォンは84.7%、フィーチャーフォンは11.4%、ガラホが3.9%です。スマ利用者は年々増加しており、2020年と比べるとスマートフォン利用者は7.7ポイント増加、その一方でフィーチャーフォン利用者は5.9ポイント減少という結果が出ています。

まだまだ少数ではありますが、フィーチャーフォンにスマホの機能を搭載したガラホを利用し始めている人もいるようです。スマホに興味はあるけど、使い慣れたフィーチャーフォン型の携帯を利用したいというニーズが一定数あることが読み取れます。

フィーチャーフォン利用者の約半数がスマホへの乗り換え意向あり

モバイル端末所有者の一定数はフィーチャーフォン(ガラケー)を使用していますが、その約半数がスマホへの乗り換え意向があると回答しています。スマホへの乗り換え意向を示したシニアのほとんどは、今すぐにスマホに乗り換えることは考えていないものの、スマホに関心があり、いずれは使いたいと考えているのです。

このことからシニアのスマホ利用率は今後も上昇することが予測できます。シニアにとって、スマホはかなり身近な存在となっているようです。

2.シニア世代もスマホが使えないと不便?

スマホで撮影するシニア

スマホを使いたい、使いこなしたいと思っているシニアが多い傾向にあることがわかりましたが、シニア世代もスマホが使えないと不便になってきているのでしょうか?

やはりスマホは使えると便利

結論としてやはりスマホは使えると便利です。仮にスマホが難しい場合でもパソコンやタブレットなどでインターネットがつかこなせるようになると娯楽を増やせたり、生活を少しだけ便利にすることができます。

スマホをいきなり使いこなせるようになるのは、少しハードルが高いと感じてしまうシニアも多いかもしれませんが、まずは大画面でインターネットに触れることから始められると良さそうです。

スマホは使えこなせなくても、インターネットは使えるようになっておきたいものです。

世の中はデジタル化が進んでいる

日々の生活に目を向けてみても、徐々にデジタル化は進行しています。例えば、銀行通帳の有料化やクレジットカード明細の郵送有料化など様々な生活インフラがデジタル化しています。まだデジタル化に対応できないと生活が不自由とまでの状態ではありませんが、スマホが使いこなせるとより快適に、お得に生活できるようになってきています。

今後の生活を考えると、スマホ、もしくはスマホを使いこなせるようになっておくと安心です。

3.シニアがスマホをつかこなせるようになるためには?

シニアのスマホ教室

シニアもスマホが使いこなせないと少し不便な場面も増えてきていますが、どうしたらスマホを使いこなせるようになるのでしょうか?

スマホ教室への参加

スマホを使いこなせるようになるには、やはり身近で開催されているスマホ教室に参加してみるところから始めるのが、おすすめです。スマホ教室では基本的なスマホの操作方法を教えてくれるため、スマホを使いこなせるようになる第一歩にはぴったりです。

最近では携帯ショップが出張相談会を実施していたり、各地方自治体がスマホ教室を開催していたりと教室も多く開催されています。携帯ショップへ行くのははハードルが高いという方は、地域で開催されている教室から参加してみるのも良いかもしれません。

参照:【福島県磐梯町】「シニア向けスマホ教室」開催中~通信インフラをライフラインとしてとらえ通信端末の利用率の向上を目指す~(磐梯町役場)

大学生がスマホの使い方を教えてくれる教室を開催している

企業や自治体が開催しているスマホ教室以外にも、大学生が開催しているスマホ教室があります。兵庫県では神戸大や兵庫県立大生が中心となって、スマホ教室を開催しています。

大学生が実施するスマホ教室は、大学生が講師となってシニア世代にスマホの使い方を教えます。企業や自治体が実施している教室の場合は大人が講師となりますが、大学生のスマホ教室の場合は孫世代にも近い大学生が講師です。そのため、孫と交流しているかのうような感覚でスマホの使い方をマスターできるのではないでしょうか。

参照:高齢者に好評 大学生が教える常設のスマホ教室(神戸新聞NEXT)

4.シニア世代もスマホを使いこなしている

年々、シニア世代もスマホを使いこなす人が多くなってきています。その一方で、スマホを使いたいと思いながらも、まだ使いこなせていない人も一定数いることが、スマホ教室完成の多さから予測されます。そのため、今後もスマホ教室は頻繁に開催されるでしょう。

シニア世代が参加するスマホ教室は、多くのシニアが集まります。そのため、シニア向け商材の集客にぴったりのスポットの可能性があるのではないでしょうか?

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