高齢者ボランティアの集客とは。コロナ禍における新たなアプローチも | シニアド

高齢者ボランティアの集客とは。コロナ禍における新たなアプローチも
シニアブログ 2021.11.07

高齢者ボランティアの集客とは。コロナ禍における新たなアプローチも

平成28年社会生活基本調査における、高齢者のボランティア活動行動者率は増加傾向にあり、高齢者のボランティアへの関心は高まっていると考えられます。

参考文献:「平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 要約」(総務省)

しかし、昨年度はコロナ禍で思うようにボランティア活動が行われず、ボランティア活動をやめてしまった高齢者も多く見受けられました。

参考文献:「第 3 節 〈特集〉「国際比較調査に見る日本の高齢者の生活と意識の特徴」(概要)(内閣府)

ボランティア活動は、高齢者に社会への参加意識を与え孤立から防ぐ大事な役割を果たしています。ボランティア活動を行う高齢者にとっても「生きがい」となる重要な活動となります。

また一度仕事からリタイアしたものの、ボランティアを通じもう一度就業を目指す高齢者もいます。

ボランティア団体の方々は、ボランティア活動そのものだけでなく、ボランティアを通じて高齢者の意欲や行動を高め、高齢者の視野や交流を広げる社会的役目も担われているのではないでしょうか。

では、高齢者のボランティアを募りたいボランティア団体は、どのように高齢者へボランティアを提案したらよいのでしょうか。

目次

  1. 高齢者に人気のボランティアとは
  2. これからはオンラインボランティアも
  3. コロナ禍の影響で新たなボランティアスタイルに期待

1.高齢者に人気のボランティアとは

自治会に参加するシニア

こちらの資料では、ボランティア活動の種類別行動者率が記されています。

参考文献:「平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 要約」(総務省)

主なボランティア種別としては、「まちづくり」「子どもを対象」「安全な生活のため」「自然や環境保全」「高齢者のため」「スポーツ・文化・芸術・学術に関連」となります。

その一つ一つを例に挙げますので、高齢者の方々に興味を持っていただきやすいボランティアの提案方法を考えてみましょう。

自治会などの役員で「まちづくり」

まちづくりでは、自治会などに参加し地域へ貢献している高齢者が多く見受けられます。「まち」と一言でいっても、多種多様な街があります。観光地の街もあれば、そうでない街もあります。

どちらにしろ、自治体を運営する世代は、高齢者が多いといえるでしょう。

自治会の地域外のボランティア団体が自治会へボランティアの募集をする場合、なかなか興味を持ってもらうことが難しいかもしれません。しかし、「地域のイベント」や「街おこし」に関連したボランティア活動であれば受け入れられるかもしれません。

高齢者の自治会役員方が興味・関心を持ってくれるようなボランティア活動の提案してみましょう。

子どもを対象としたボランティア

子どもの安全を見守る活動も、多くはボランティアの自治体で管理されている場合があります。

また他にも、スポーツを通して子どもと関わるボランティアもあります。野球やサッカー、卓球、テニスなどメジャーなスポーツで部活動のボランティアをする高齢者は多いでしょう。

子どもが好き、子どもの教育に関わりたい高齢者に合ったボランティアといえます。

農業ボランティアで「自然と文化に貢献」

農業ボランティアは、自然と文化にあてはまるボランティアではないでしょうか。

農家の高齢化にともない、農業ボランティアに参加するリタイア層が増えています。

参考文献:「シニア世代による農業ボランティアへの参加意識」(長野県短期大学)

コロナ前から、リタイア後の高齢者層が地方へ移住する傾向がありました。コロナ禍の現在はより癒しを求め、農業や自然への関心が高まっているとも考えられます。

農業に関心のある高齢者層をボランティアへ積極的に促し、過疎化が進む農村への貢献へ繋げてみてはいかがでしょうか。

介護ボランティア

介護のボランティアもあります。介護の仕事をしていた高齢者にとっては、取り組みやすい活動でしょう。

また、直接介護業務を行わなくとも介護施設の入居者と対話をする活動もあります。力仕事が苦手な高齢者、特に女性にとって関心が高い可能性があります。

しかし、介護ボランティアは全ての日本人が一度は経験してもよいのではと個人的に思います。平均寿命が伸び続けている日本としては、老々介護や夫婦同士の介護など自身が介護に関わる場合も多くなる可能性があります。

将来の介護を身を以て知っておく必要はあるでしょう。そのようなアプローチが有効であると考えられます。

また、これまで知らなかった介護に関わることで、介護をする方々がどういった心情で介護をされるのか知るよい機会にもなります。また、介護される側を身近に感じ、介護虐待など見えにくい危険を察することができるよい機会になるかもしれません。

2.これからはオンラインボランティアも

今後はオンラインボランティアの需要も増加するかもしれません。

オンラインボランティアの認知はそれほど高くないものの、コロナ禍で外出しづらい高齢者や、介護などで忙しくスキマ時間にボランティア活動を行いたい高齢者にとっては関心が高い可能性があります。

また、オンラインボランティアなら海外支援を自宅で行うことができます。国際交流ができるチャンスともなり得るのです。

オンラインボランティアを認知させる

オンラインボランティアの存在を知らない高齢者には、まず認知させることが大事でしょう。オンラインボランティアに関心を持つ高齢者であるなら、ある程度ネットやパソコンに慣れているはずです。

ネットやYouTube、Facebookなど高齢者がよく使う媒体やSNSに広告を出してみるのがいかがでしょうか。

新たな就業支援につながる可能性も

上記でも紹介した資料のなかで、高齢者の高い勤労意欲が伺えます。しかし、コロナにより職を失った高齢者も多く、今後テレワーク化が一層推進される日本社会において高齢者のパソコン能力の向上が、就業支援にも繋がる可能性が高いでしょう。

参考文献:「第 3 節 〈特集〉「国際比較調査に見る日本の高齢者の生活と意識の特徴」(概要)(内閣府)

「オンラインボランティアに参加することで、パソコンやネットスキルを高められる」といったアピールをすれば、高齢者がオンラインボランティアに興味を持ちやすくなるかもしれません。

3.コロナ禍の影響で新たなボランティアスタイルに期待

多くの高齢者は意欲が高く、社会や他者と繋がり仲間と出会いたいと感じております。

これまではボランティアの経験がなかった高齢者も、コロナ禍で訪れた交流の断絶、オンラインという新たなツールで、これまでにないボランティア活動への参加が期待できるのではないでしょうか。

(荒川 あい子)

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