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SNSが救うかもしれない高齢者の孤立問題
シニアブログ 2021.09.09

SNSが救うかもしれない高齢者の孤立問題

よく耳にする高齢者の孤立問題ですが、みなさんは孤立問題についてどれほど考えたことがあるでしょうか?孤立をさせないためには家族が同居すれば解決するのかもしれませんが、簡単に同居といっても現実問題、そこまで簡単な話ではありません。

しかし最近では高齢者の間でも少しずつSNSが普及し始め、そのSNSが高齢者の孤立問題を解決してくれるかもしれないとすら言われています。

そこで今回は高齢者の孤立問題とSNSについて少し考えていこうと思います。

 

高齢者の孤立問題の現状

高齢者の生きがいや孤立問題は様々な影響を及ぼします。まずは、その現状について理解を深めていきましょう。

参照:高齢社会白書 平成22年版(内閣府)

孤立死の増加

最近では誰にも看取られずに亡くなる「孤立死(孤独死)」が頻繁に報道されています。調査によれば、東京23区内における一人暮らしの高齢者(65歳以上)の自宅での死亡者数は、平成14年と比較して平成20年は1.6倍となりました。

また(独)都市再生機構が運営管理する賃貸住宅約において、単身の居住者が誰にも看取られず賃貸住宅内で死亡したケース(自殺や他殺を除く)は平成11年と比較して平成20年は3倍にもなりました。これらのデータから孤立死は増加傾向にあることがわかります。

高齢者による犯罪の増加

孤立問題による影響は孤立死だけではありません。高齢者による犯罪も増加傾向にあります。平成20年の高齢犯罪者の検挙人員は平成11年の約3倍となっています。高齢犯罪者への調査からわかる特徴は、高齢犯罪者には前科や受刑歴などが過去にあることです。また、初犯者と比較して、犯罪性が進んでいる者ほど単身者が多いことが明らかになりました。

もちろん人口の高齢化により、高齢者が増加しているということも1つの要因かもしれませんが、孤立問題(寂しさや生きがいのなさ)も高齢者による犯罪の増加の要因と考えられます。

消費契約トラブルの増加

孤立問題は高齢者への消費契約トラブルにもつながることがあります。電話や家庭訪問型の勧誘・販売によるトラブルが最多となっています。

高齢者が孤立状態にあると相手は不安を煽り、高齢者はつい信用してしまうようです。高齢者の一人暮らしは詐欺の標的になりやすいことがわかります。

高齢者は「寂しい」「頼れる人がいない」と感じている人も多いことが想像できます。離れて暮らしていても、なるべく密に連絡を取り、高齢者が孤立状態にならないようにすることが大切です。

 

 

なぜSNSが高齢者の孤立問題を解決するかもしれないのか

高齢者がSNSを使用するというイメージはあまりないかもしれませんが、近年SNSの使用率が上昇し始めています。

高齢者がSNSを利用することによるメリットは多くあります。ここからは高齢者がSNSを利用することで得られるメリットについてご紹介します。

参照:高齢者の“孤独対策”にSNS!?認知症やうつ抑制への効果の期待値とは(みんなの介護)

うつ病・抑うつ神経症の対策になる

SNSはうつ病・抑うつ神経症の対策にも効果があるとアメリカの研究から明らかになっています。若者の場合はSNSに夢中になりすぎることが問題視されていますが、高齢者にとっては精神衛生上とても良いのです。

SNSを利用すれば、普段関わることが少ない世代とも気軽にコミュニケーションが取れるため、ボケ防止にもつながります。不特定多数の人と関わることに抵抗がある場合は、知り合いや家族だけとSNSで交流する方法もあります。

認知症の対策になる

高齢になると、認知症問題があります。SNSはその認知症の対策になると言われています。SNSで日々の日記をつけたり、文字を打ったりすることで脳へ良い刺激が与えられます。

自宅で過ごす時間が長くなる高齢者にとって、アウトプットを行うことは非常に大切なので、SNSとうまく付き合えると自宅でもアウトプットの機会を作ることができます。

うつ病・抑うつ病や認知症を防ぐことができれば、家族への負担も減り、より楽しい生活ができるのではないでしょうか?

 

 

メリットの多いSNSがなかなか拡大しない理由とは?

SNSにはメリットが多いことがわかりましたが、なぜSNSは高齢者の間で急速な拡大を見せないのでしょうか?

始めるハードルが高い

「操作が難しそう」「利用している知人が少ない」という声も多いことが考えられます。高齢者の間でもSNSの普及は始まっていますが、まだまだ普及し始めたばかりです。

そのため、周りで利用している人が少なく、始めても十分に楽しめないかもしれません。しかも、スマホを使い始めたばかりの人のであればSNSを使い始めるというのは、「操作が難しそう」というイメージが先行してしまい、なかなか利用までのハードルが高くなってしまうでしょう。

やはりリアルな交流を好む

SNSはオンライン上のコミュニケーションがメインとなるため、リアルなコミュニケーションに慣れている高齢者には少し抵抗があるようです。

やはりオンライン上よりもリアルでのコミュニケーションを好むみたいですね。

 

 

SNSを高齢者に普及させるためには?

高齢者の間でもSNSが普及し始めているといっても、まだまだ使用率は非常に低く、普及させていくのが課題です。

操作を極力簡単にする

高齢者によりSNSを使用してもらうには、なるべく操作を単純にすることが大切です。多くの機能をつけるというよりも、なるべくSNSの機能をシンプルにとどめておくことよいでしょう。

またアップデートでデザインが大きく変化すると、高齢者がSNSを使用しなくなる原因ともなってしまうため、なるべく大きなデザインの変更は行わないようにしましょう。これによって、ずっと同じ使い心地を維持することができ、変化に順応するために時間を要する高齢者も快適な使用感を実感することができます。

使い方講座を開催する

どうしても最初に使い始める時は少しハードルが高くなってしまうので、使い方講座を開講するといいでしょう。

講座を行うことで、SNS内での友達を講座に参加しているメンバーで作ることができます。これによって、周りに知っている人が少ない問題を解決することができます。しかも講座には一緒に参加しているので、全く会ったことのない人ではなくなり、気軽にSNS内でも交流できるようになるのではないでしょうか。

 

 

SNSをうまく活用すればより豊かな人生となるかもしれない

孤立問題を解決するかもしれないものが”SNS”というのは、少し驚きの事実だったかもしれません。多くの人は高齢者はSNSを利用していないというイメージがあるので、かなり意外な事実だったでしょう。

しかし高齢者とSNSという意外な組み合わせが、孤立問題を解決する一助となるかもしれないのです。SNSを普及させることは簡単なことではありませんが、うまくSNSを活用することで高齢者はより充実した老後生活を送れるかもしれませんね。

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