シニア向けのゲームとは?スマホアプリもご紹介!
お盆や年末年始の帰省で親戚の子供や孫とゲームをするシニアは多いです。トランプやオセロといった昔ながらのゲームから、最近はシニアも楽しめるボードゲームやモバイルゲームも豊富になってきました。
今回の記事では、シニアにおすすめのゲームやゲームから得られるメリットをお伝えしていきます。ゲームを通してシニア向けのマーケティングを考えている方は必見ですよ。
目次
1. ゲームがシニアに与える影響
ゲームはシニアにさまざまな影響を与えます。具体的にどのような影響があるのかみていきましょう。
認知機能の向上
ゲームは脳の活性化に役立ち、認知機能の向上に寄与するといわれています。
たとえば、パズルや論理的なゲームは、シニアの問題解決能力や記憶力の改善に効果的です。実際、病院や介護施設などではリハビリの一環として脳トレのゲームが採用されています。
注意力の維持
ゲームをプレイすることで注意力や集中力を鍛えることができます。特に、アクションや戦略を要するゲームは、反応速度や注意力が求められる場面が多く存在します。そのため、シニアの注意力維持にも有効です。
社会的つながり
オンラインゲームやマルチプレイヤーゲームはシニアの社会的なつながりの場にもなります。他のプレイヤーと交流をもつことにより、孤独感の軽減や社交的な刺激を得ることも可能です。定期的に社会参加しているシニアに比べて、非社交的なシニアは認知症の発症リスクが高いといわれています。そのため、オンラインゲームを通して他者と関わりを持つことは心が豊かになり、精神状態の安定も期待できます。
ストレス発散
ゲームはシニアのストレス発散にも寄与します。
仮想世界という非日常での行動は気分転換になったり、難関なステージをクリアしていくことで達成感が得られたりすることもポイント。
また、ゲームに集中しているときには脳内で快楽物質であるドーパミンが放出されることにより、楽しさを感じます。このドーパミンがストレスの解消につながり、メンタルを良い状態に導いてくれるのです。何よりも「ゲームが楽しかった」という気持ちは日常生活をより充実したものにしてくれるでしょう。
運動能力の向上
WiiFitのようなモーションコントロールを備えたゲームであれば、シニアの運動能力やバランス感覚の向上に役立つこともあります。その結果、日常生活における外出や社内活動へ活発に参加できるようになるかもしれません。
また、最近ではeスポーツに取り組むシニアも出てきました。詳細は次の記事でご確認ください。
2. シニアのゲームに関する実態
退職後の時間の余裕や、孫や家族とのつながりを深めるためにゲームを楽しむシニアが増えています。60歳以上の男女のスマホやタブレット端末のゲームアプリの利用は比較的高い割合で利用していることが分かっています。
中でも「脳トレ」関連アプリでは、女性31.8%、男性13.8%で女性の利用率が高く、「将棋」関連アプリでは、男性9.1%、女性2.9%となり、男性の利用率の高さが見られました。
なお、ゲーム以外のシニアの趣味については次の記事で紹介しています。
気になった方はぜひご覧ください。
3. シニアに人気のゲームとは
シニア向けのゲームは、年齢に合わせた特性やニーズを考慮して開発されています。
ここではシニア向けのゲームの特徴やおすすめを紹介していきます。
1. 認知トレーニングゲーム
認知機能の維持や向上を目的としたゲームです。脳年齢を測定してくれるため、日々の成長も楽しめます。パズルや記憶力を鍛える内容、論理的思考を刺激するメニューなどが豊富で、表示される文字が大きく見やすいのもポイント。
2. モバイルゲーム
「ぴよ将棋 」は目の前に相手がいなくても、コンピュータと将棋を楽しむことができるモバイルゲームです。
最近は、シニアでも楽しめるモバイルゲームが増えてきました。将棋だけでなくオセロやすごろくなど操作が簡単でシンプルなルールのゲームが多く、シニアも手軽にプレイできることが魅力です。
3. フィットネスゲーム
運動やバランスを促進するためのゲームもシニアに向けて開発されています。WiiFitのようなモーションコントロールを利用したゲームや、仮想リアリティ(VR)を使用したゲームなども人気です。
中でも「ポケモンGO」は遊ぶためには街中を探索しなければならず、必然的に外出して歩く機会が増えるのでいうまでもなく健康に良いです。
また、複数プレイヤーでバトルをする仕組みもあるため、「ポケモンGO」を通して友達ができたり孫と一緒に参加したりできるのも魅力の一つです。
4. ソーシャルゲーム
オンライン上で他のプレイヤーと交流しながら楽しむことができるソーシャルゲームは、シニアの間で人気があります。友達や家族と一緒に遊ぶことで、社会的なつながりを深める機会となり、孤独防止にも効果的です。
「高齢者同士があつ森で繋がる事で、お互いの安否確認、認知症確認にもなっている」というシニアもいるほどです。参考:ツイッターで話題の「あつ森ガチ勢」の77歳
4. まとめ|シニアにはSNS「おしるこ」もおすすめ
今やシニアも若い世代と同じように新しい楽しみを見つけ、日々の生活に取り入れています。本記事で紹介したように、スマホアプリやゲームも子供や若者だけが楽しむものではなくなりました。
シニアにはスマホで手軽にできるSNSも人気です。
50歳以上限定のSNS「おしるこ」はiOS、Androidともにアプリがあり、日記を投稿したり、リアルなお茶会に参加できたりします。
ほかにも、ポイント交換キャンペーンや専門家によるセミナーといった、会員がワクワクできる企画が盛りだくさんです。仕事をリタイアしたシニアの実態を把握するためにも、ぜひ「おしるこ」の活用もご検討ください。