現代シニアが幸福を感じる新たなライフスタイルとは?SNSを活用したアプローチも紹介
時代が「令和」という新しい時代へと移り変わって6年目、現代を生きるシニアの人々のライフスタイルも大きく変貌を遂げています。
数年のコロナ禍を経た今は、以前以上に社会生活の変化が著しく、シニア世代がどんなことを「幸福」に感じるのか…そういったことにも変化が訪れているのです。
そこで本記事では、現代を生きるシニア世代の人々が「幸福」を感じる新しいライフスタイルとは何なのかを考えていきます。
世代を問わず、現代を生きる人々のライフスタイルを支えるSNSを、シニア世代がどう活用しているかについても、詳しく解説していきますので、シニアビジネスに関わりのある人などは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 現代シニアのライフスタイル
時代の流れに応じて大きな変化を遂げた現代シニアのライフスタイルですが、昔と比べてどのようなところが変化しているのでしょうか。
現代のシニアの特徴と、そのライフスタイルの特徴について詳しく解説します。
現代シニアの特徴
超高齢社会へと突入した現代の日本では「シニア」というひとつの言葉では括れないほど、そのライフスタイルは多様に変化しています。
日本では法律的に65歳からを「高齢者」と定めていますが、一般的には60代以上の人を「シニア層」と呼びます。
今はシニア層(シニア世代)をその健康状態やライフスタイルから「アクティブシニア」「ディフェンシブシニア」「ギャップシニア」「ケアシニア」という4つの分類に分けられます。
その中でも、健康的で経済的にも余裕があり、仕事にも趣味にも意欲が旺盛なシニア層を「アクティブシニア」と呼び、シニア世代のなかでも時代の流れに乗って変化を楽しむ現代シニアの特徴的な存在として捉えられています。
現代シニアのライフスタイル
現代シニアの幸福なライフスタイルの象徴ともいえる「アクティブシニア」ですが、そのライフスタイルにはどのような特徴があるのでしょうか?
「アクティブシニア」のライフスタイルを中心に、現代シニアのライフスタイルについて詳しく見ていきましょう。
価値観
新しいことを臆せずに受け入れることができ、そのために費やす時間やお金は厭わないという心身ともに余裕のある人が多いのが特徴といえます。
旅行を楽しむにしても、何かを始めるにしても新しい物事を積極的に楽しもうとする価値観を持っています。
生活様式と健康
「楽しむ」ことを大切にしている現代シニアは、充実したシニアライフが送れるように健康にも気遣いつつ生活をしています。
その生活の中に適度な運動を取り入れたり、食生活にも気を配るといった生活様式を取るシニアは少なくありません。
そうした活動から、周囲の人々とのつながりが生まれ、楽しく暮らしているのが現代シニアともいえます。
趣味・余暇活動
アクティブシニアに代表される「現代シニア」の特徴のひとつとして「趣味」などの余暇活動を心から楽しんでいるというところがあります。
特に旅行や地域での活動など、人と人とのつながりを感じられるような活動を好む傾向にあります。
お金の使い方
そもそも「アクティブシニア」の特徴として、経済的な余裕があるところが示されていますが、現代シニアは自分の趣味や余暇活動、そして健康維持などのためならお金を使います。
もちろん、今までのシニアのように一番の支出先は「孫のため」というところに変化はありませんが、近年の傾向から旅行などにかかる費用なども楽しみのために惜しまず出費するのが現代シニアの特徴なのです。
ここまでの内容で解説した「現代シニア」の特徴やそのライフスタイルの中で求めていることについては、下記のページに詳しい解説がありますので、ぜひご覧ください。
2. シニアが感じる「幸福」とは?
「シニア」といっても、全てのシニア世代の人々が心身ともに満たされた状態で暮らしているわけではありません。
しかし、現代シニアの特徴を見てきて分かるのは、そのライフスタイルの中で「幸福」を感じるかどうかのヒントは「アクティブシニア」のライフスタイルにあるようです。
そこで、シニアの人々が感じる「幸福」を知る上でカギとなる「アクティブシニア」について掘り下げていくとともに、現代シニアが「幸福」だと感じる点はどのようなことなのかを解説していきます。
アクティブシニアに見る「幸福さ」
幸福なライフスタイルを追求するシニア像は「アクティブシニア」を通して見ることができます。
内閣府の調査によると、日常生活を送る中でもっと欲しいと思っている情報は、年金や医療、健康に次いで「趣味」や「スポーツ」「旅行・レジャー」といった余暇活動と答えた人が増加しています。
参照:内閣府発行・令和3年版高齢社会白書「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査/図2-5-1-1日常生活を行う上でもっと欲しい内容」
つまり、先ほどの項目で触れた「アクティブシニア」のライフスタイルの特徴とリンクする内容の情報を多くのシニア世代が求めているのです。
そうした姿が理想のシニア像であり、シニア世代の「幸福な」ライフスタイルにつながっています。
現代シニアの特徴を持っているとされる「アクティブシニア」については、こちらのページをご覧ください。
現代のシニアが「幸福」だと感じること
このような「アクティブシニア」のライフスタイルを通して分かるのは、アクティブシニアに分類に含まれない、将来に対して不安を抱えているシニア層も、理想のライフスタイルが「アクティブシニア」に代表されるようなものであり、そうした生活を送れていることで「幸福」だと感じているのだということが理解できます。
暮らしや健康状態が安定していて、好きな時に旅行などへ出かけ、仲間と一緒に趣味や余暇活動に熱中し、更には地域貢献などで役割を担って、心身ともに充実したライフスタイルを送っていく…それが、現代のシニアが理想とする「幸福」なのではないでしょうか。
幸福なライフスタイルを謳歌しているシニアを「サクセスフルエイジング」と表現する場合もあります。
サクセスフルエイジングは別名「幸福な老い」とも呼ばれています。
そんな「サクセスフルエイジング」の形について、更に詳しい解説が下記のページにありますので、ぜひご覧ください。
3. 現代シニアのライフスタイルから分かること
幸せシニアのポイント
現代シニアのライフスタイルを見ていく中で、どんなことに「幸福」を感じているのかを理解すると、実際にそうした内容をシニアビジネスなどへ活かす道も見えてきます。
そんなシニアをここでは「幸せシニア」と呼ばせてもらいますが、幸せシニアが「幸福だ」と感じることが、そのままシニアビジネスへ活かすポイントとなるのです。
それは、内閣府の調査結果にも現れています。
幸せシニアとして生活を送るには、心身の健康や経済的な余裕、趣味の充実も必要ですが、世の中で何らかの「役割がある」ということを感じられる活動や、周囲との「つながり」も大切です。
内閣府の調査で「社会活動で必要だと思われることは何か?」という問いに対して、最も多い回答は「活動を一緒にする仲間」だという結果が出ています。
参照:総務省発行・令和3年版高齢社会白書「高齢者の日常生活・社会参加に関する調査/図2-6-1-1社会活動に必要だと思われること」
つまり、ライフスタイルのさらなる充実=幸福には、周囲とのつながりが重要となってくるのです。
このポイントを押さえておくと、シニアビジネスへも活かしていくことができます。
シニアの心に訴えるSNSの活用
理解できた幸せシニアへのポイントを活かして、現代シニアの心に働きかける=訴求するには、やはりSNSを活用するのが得策です。
今や60代以上の半数以上が、スマートフォンやタブレットなどといったデジタル機器を使いこなしています。
参照:内閣府発行・令和3年版情報通信白書「高齢者におけるデジタル活用の現状」
特にシニア向けのSNSの存在は見逃せません。
今は色々なシニア向けコミュニティがありますが、中でも注目したいのは50歳以上限定という「シニア」に特別特化した「シニア向けコミュニティ・おしるこ」です。
利用者が50歳以上という「プレシニア」「シニア」しかいなので、他の世代の訴求が入らず、シニアに特化したニーズを知ることができます。
そういった点から見ても、シニアビジネスなどには、シニア向けSNSを活用するのがおすすめなのです。
4. まとめ
今回の記事では、現代シニアのライフスタイルを見ていく中で、シニア世代がどのようなところに「幸福さ」を感じているのかを掘り下げていきました。
「アクティブシニア」と呼ばれるシニア層の人々のように、健康で経済的にも余裕があり、趣味を楽しむ心の余裕も持ち合わせている人は、他のシニアからみても理想の姿なのです。
ただ、そうした「アクティブシニア」の人たちも、孤独では何も楽しむことはできず、やはり周囲とのつながりがあってこその「幸せシニア」なのだと理解しました。
こうした幸福なライフスタイルを謳歌するシニアに訴求するには、シニア向けに設定されたSNSを活用するのが得策であり、中でも「50歳以上限定」という年齢制限を設けている「シニア向けコミュニティアプリ・おしるこ」がおすすめです。
シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」に関する詳しい資料は、以下からダウンロードできますので、ぜひご確認ください。