シニア世代の「推し活」とは?マーケティングに活かす方法を解説
好きな人・もの・ことを応援する活動である「推し活」。シニア世代にも「推し活」の文化が広がっています。
この記事ではシニア世代の推し活の傾向、推し活にハマる元気なシニアへのおすすめのマーケティング方法などを解説しています。シニアの推し活に対する理解を深め、マーケティングに活かしたい方はぜひ参考にしてください。
目次
- シニア世代にも広がる「推し活」とは
- 「推し活」の具体例
- シニア世代の推し活の実態
- シニアが推し活にハマって変わったこと
- 推し活シニアへの最適なマーケティング方法とは?
- シニアの推し活の傾向を理解してマーケティングに活かそう
1. シニア世代にも広がる「推し活」とは
「推し活」とは、自分の好きな人やキャラクターなどを応援する活動、応援することを楽しむ活動のことを指します。「推し」という言葉は、推薦するという意味合いで使われています。
「推し」となる対象に関しては「好きな人やキャラクター」を挙げましたが、近年では建築物、特定のスポットなども推しとして紹介されている場合も多いです。非常に柔軟性の高い言葉であるといえるでしょう。
「推し活」の具体例
「推し活」の具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- ライブやイベントに行く(会いに行く)
- グッズなどを購入する
- 推しグッズを自作する
- 推しイメージのアイテムを身につける
- 推しに関する情報を集める
- 推しの出身地など関連のある場所に行く(聖地巡礼)
- 推しの誕生日、グループ結成日など記念日をお祝いする
- 周囲に推しを布教する
- 同じものを推す仲間と交流する
このように、「推し活」といえる活動は非常に幅広いです。推しの存在を中心に行われるさまざまな活動が「推し活」であるといえます。
2. シニア世代の推し活の実態
ここからは、シニア世代の推し活について解説していきます。
「ハルメク生きかた上手研究所」が2022年6月にシニア女性(50〜84歳)に対して実施した「シニアの『推し』に関する実態調査」によると、現在「推し」がいると答えた人は35.2%という結果でした。
ここで注目したいのは、「推している人・もの・ことがあるか」という質問の回答項目です。「ある」「ない」「推しという言葉がわからない」といった3つの回答項目のなかで、回答割合は「ある」が35.2%、「ない」が48.1%となっています。
つまり、83.3%のシニア女性が「推し」という言葉を知っているといえます。今や「推し」という言葉は、シニアの間でも認知度が高い言葉になっているのです。
参考:【シニアの『推し』に関する実態調査】「推し」がいるシニア女性は 35.2%。「一目惚れ推し」「異才惚れ推し」タイプが多く、1 年間で推しに使う平均金額は約 9 万円。
シニアが推し活にハマって変わったこと
先ほどのアンケート内の「推しができて変わったこと」という項目では、以下のような結果が出ています。
- 動画サイトを見るようになった
- 新しい目標・夢ができた
- 笑いが増えた
- 外出が増えた
- 友だちが増えた
- 会話が増えた
その他にも、「イベント予約のためにインターネットを覚えた」「ツイッターに推し活専用アカウントを作ってファン同士で交流している」というインタビュー結果も。推し活はシニアの人生において、大きな影響を与えていることが伺えます。
参考:60代でBTSファンに 「推し活」とシニアが相性のいい理由
なお、現代のシニアが楽しんでいる趣味は推し活だけではありません。
以下の記事ではシニアの趣味、ライフスタイルとシニア向けマーケティングについてより詳しく解説しています。マーケティング対象としてのシニアへの理解を深めたいという方は、ぜひ参考にしてください。
推し活シニアへの最適なマーケティング方法とは?
ここからは、推し活を行うシニアへのマーケティング方法について考えてみましょう。推し活を行うシニアに対しては、従来のマス広告以外のマーケティング手段も有効といえます。
先ほどもお伝えしたように、「推し活のためにインターネット利用を始めた」「SNSにアカウントを作ってファン同士交流している」というシニアも多くいるでしょう。そのため、現代のシニアにはディスプレイ広告、SNS広告などのWeb広告も有効な手段であるといえるのです。
以下の記事では、「年齢にとらわれることなく、仕事や趣味に意欲的に取り組む人々」のことを指す「アクティブシニア」への最適な広告手法について解説しています。推し活を楽しむ人たちもアクティブシニアに含まれるといっていいでしょう。シニアに対しての広告手法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
3. シニアの推し活の傾向を理解してマーケティングに活かそう
推し活は、シニアの日々に彩りを与える活動であるといえます。推し活をしている人を対象にマーケティングを行う場合は、推し活をしている人がどのようなツールを活用しているのかをよく理解したうえでマーケティングに取り組みましょう。
たとえば、SNSは推しの情報収集を行うだけでなく、「今日は○○(推し)の誕生日」「○○(推し)の好きな料理を作った」など、推し活の内容を共有する場としても人気のツールです。シニアの推し活では、シニア向けSNSを活用しているシニアも多く見られます。
そしてシニア向けSNSの中でも広告媒体としておすすめなのが、シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」です。
「おしるこ」では幅広い広告形式が利用可能で、広告主様の宣伝サービスや目的にマッチする広告形式の提案を行っています。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。