人気のシニア向けサービスとは?シニアの消費行動の特徴も解説!
シニアへのマーケティング活動を行うなかで、「今のシニアに人気のサービスや興味関心の対象がわからない」という悩みを抱いたことはありませんか?
この記事ではそのような方に向けて、主なシニア向けのサービスやシニアに人気のデジタルサービスを紹介しています。
2022年のシニアの消費行動も解説。この記事を読むことで、シニアが興味関心を抱きやすいサービスの傾向を把握でき、マーケティングに活かすことができるでしょう。
シニア向けの商品やサービスのマーケティングを行っている方はぜひ参考にしてください。
目次
- 主なシニア向けサービス
- 健康
- 趣味
- グルメ
- その他
- 2022年のシニアの消費行動とは
- シニアに人気のデジタルサービス例
- 位置情報ゲーム
- 動画配信サービス
- 電子書籍・オーディオブック
- 就活サービス
- SNS
- シニア向けの人気サービスを把握してマーケティングに活かそう
1. 主なシニア向けサービス
まずは、主なシニア向けサービスをジャンルごとに確認していきましょう。
健康
シニアの健康をサポートするサービスです。主に以下のようなものが挙げられます。
- 健康診断、血圧測定サービス
- シニア向け体操、ヨガ
- 健康食品、サプリ
- 健康知識セミナー など
趣味
シニアの方が趣味の時間をより充実させるために利用されているサービスです。シニアだけに向けたサービスではないものも多いですが、以下のようなものが挙げられます。
- 映画・ドラマのネット配信・サブスクリプションサービス
- 電子書籍サービス
- 音楽配信サービス
- 写真アルバム作成サービス
- SNS など
グルメ
シニアに合った食を提供するサービスです。主に以下のようなものが挙げられます。
- シニア向け宅食
- 食べやすい食材・調理法のグルメギフト
- 食のサブスクリプションサービス(お酒・野菜・お菓子など)
- 出張シェフサービス など
その他
その他、シニアならではの悩みや課題を解決するためのサービスもあります。
たとえば、終活サポートなどが挙げられるでしょう。
また、「60歳以上○%割引」など、シニア向けの割引を行っているサービスも多く見られます。例として、映画やファミリーレストラン、焼肉などの割引が挙げられます。
2. 2022年のシニアの消費行動とは
ここからは2022年のシニアの消費行動について、どのような特徴が見られるのかを確認していきましょう。
2022年のシニアの消費行動は、コロナ禍の影響から、室内(在宅)で行える消費行動が増加しているということが挙げられます。
シニアのデジタル化も進んでおり、各種デジタルサービスも人気です。このことに着目した以下の記事もぜひ参考にしてください。
シニアトレンドのキーワードはデジタル化!アプローチ方法&2022年のヒット予想も紹介 | シニアド
サブスクリプションサービスの認知も進んでいます。『シュミカツ!』 が実施したシニア世代(50歳以上)のアンケートでは、「サブスクリプションサービスを知っていますか?」という回答に対して、42.3%が認知しているという結果が出ました。
このことから、モノを購入するだけではなく「毎月定額を支払いサービスを利用する」という体験・価値を得るタイプの消費行動が、シニアにも浸透してきていることがわかります。
参考:<シニア層の趣味活動を応援するウェブサイト『シュミカツ!』 シニア世代アンケート>サブスクリプションサービスに関する調査結果~サブスクリプションサービスのシニア世代攻略のカギはワンコイン!?~|株式会社セガのプレスリリース
このほか、家電や調理器具など、生活を楽にするサービスやモノを購入する動きも活発です。
このことは、もちろんシニア以外の世代にも言えることですが、シニアの方々は若い世代と比較すると金銭的に余裕がある方も多いため、高額な家電などの購入決定をしやすい位置にいると言えます。
そのため、「ハイテク家電を導入する」「高級な調理器具を購入する」といったこともしやすく、実際に購入者が増えているということも、シニアの消費行動の特徴として挙げられます。
3. シニアに人気のデジタルサービス例
ここからは、シニアに人気があるデジタルサービスの具体的な例を紹介します。
位置情報ゲーム
「Pokemon Go」「駅メモ」「Pikmin bloom」などに代表される位置情報ゲームは、老若男女が楽しめるサービスです。
ウォーキングのきっかけを作ったり、ウォーキングに楽しさをプラスしたりするサービスとして、シニアにも人気のサービスだと言えるでしょう。
動画配信サービス
テレビ好きも多いシニア世代には、動画配信サービスも人気です。
高画質で視聴でき、映画(邦画・洋画)・国内ドラマ・海外ドラマなど配信作品のバランスがよい「dTV」「Hulu」「U-NEXT」などが人気のようです。
電子書籍・オーディオブック
さまざまなメリットがある電子書籍やオーディオブックも、シニアに人気です。
電子書籍・オーディオブックに共通して挙げられるのは
- かさばらない
- 読む(聴く)ための媒体がコンパクト
- インターネット上で購入し、すぐに楽しめる
というメリットです。
また、電子書籍は「文字の大きさを端末上で簡単に変えられる」、オーディオブックは「文字を読むのがつらい場合に本の内容を耳から知れる」といったメリットがあります。
特に、「かさばらない」というメリットは注目すべき点ではないでしょうか。シニアの中には、人生をきれいに終えるために、生活をコンパクトにしていきたいという人や、荷物を整理したいという方も多いはずです。これ以上物を増やしたくないと考えているシニアにとっては大きなメリットと言えます。
電子書籍サービスは「Amazon」「honto」「楽天kobo」など、オーディオブックサービスは「audio book.jp」「Amazon オーディブル」などが有名です。
終活サービス
人生100年時代、人生の後半戦をポジティブな気持ちで過ごすための活動「終活」をサポートするサービスも多く見られます。
気になる相続・葬儀・お墓などはもちろん、医療や介護、保険、生前整理などについてセミナーの開催・コラムの公開・個別相談などを通じてシニアの終活をサポートするサービスです。
具体的なサービス名としては「イオンライフの終活」「リガーズサービス」などが挙げられます。
SNS
Twitter、FacebookをはじめとしたSNSも、シニアに人気です。近年では「シニア向けSNS」も登場しています。
シニア向けSNSは、
- 同じ趣味を持った人との交流が容易になっている
- 脳トレゲームなどシニア向けの娯楽が充実している
- 学びの場の提供など日々を充実させるサービスがある
- 比較的金銭面で余裕があるシニアの購買意欲を刺激する情報を提供している
- SNS初心者向けにセキュリティ機能が強化されている
といった特徴が見られます。
「おしるこ」「らくらくコミュニティ」「趣味人倶楽部」などが、代表的なシニア向けSNSです。
4. シニア向けの人気サービスを把握してマーケティングに活かそう
ここまで、シニア向けサービスの種類や2022年のシニアの消費行動、シニアに人気があるデジタルサービスの具体的な例などをお伝えしてきました。
主なシニア向けサービスや、2022年のシニアの消費行動を知ることによって、シニア向けのマーケティングにも幅が出るでしょう。どのようなサービスが求められているのか、どのようなアプローチ方法が効果的なのかを考えるきっかけになれば幸いです。
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サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。