リタイア後に本当に必要なものとは?シニアの生活を充実させてくれる生きがい
仕事をリタイアしたあと、いきいきとした毎日を送るために、シニアに必要なことは何でしょうか?人生100年時代のセカンドライフは、結構長いもの。子どもが巣立ったり、配偶者に先立たれたりしてひとり暮らしになれば、余生はさらに長く感じるかもしれません。
そんな生活に彩りを添えてくれるのが、生きがいです。調査結果を見ると、楽しい毎日を送るために、多くのシニアが生きがいを持っていることがわかりました。
本記事では、どんなことがシニアの生きがいになっているのかご説明します。今どきのシニアの生きがいを知って、シニア向けの新しいビジネスやマーケティング手法につながるヒントを見つけませんか?
目次
1. リタイア後に本当に必要なものは「生きがい」

みなさんは、定年後の生活でもっとも不安なことは何ですか?長尾義弘/福岡武彦著『定年の教科書』(河出書房新社)によると、誰もが真っ先に思い浮かべるのは、お金と健康のことだといいます。
でも、実際にそのときがやってくると、いちばん困るのは「やることがない状態」なのだとか。そこで、重要になるのが生きがいです。生きがいを持って張り合いのある生活を送れば、精神的に安定し、病気にかかりにくくなるのだそう。
つまり、長いセカンドライフを健やかに楽しむには、生きがいを持つことが必要なのです。
2. シニアの生きがいランキングTOP10
内閣府「令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(全体版)」によると、現在どの程度生きがいを感じているか?の問いに対し、23.1%の方が「十分感じている」と回答しています。また、50.1%の方が「多少感じている」と回答し、合計で7割強のシニアが生きがいを感じていることがわかります。
では、いったいどんなことを生きがいにしているのでしょう?同じ内閣府の調査結果から、生きがいを感じるときのトップ10をご紹介します。

第1位 孫など家族との団らんの時
成長したわが子と大人の話をするのも楽しいものです。小さな孫を囲んだ食卓はにぎやかで、笑顔があふれる場ですよね。
この生きがいは、別居している子どもがいるシニアほど高い割合となっています。多くのシニアにとって、楽しみにしている子どもや孫など家族との団らんの時は、離れて住む家族を迎える晴れの場のようです。正月、盆暮れなどにわが家に集まってごちそうを振舞ったり、外食したりするのでしょう。孫の誕生日には、プレゼントを用意するのも楽しみのひとつとなっているかもしれません。
第2位 おいしい物を食べている時
昭和25年の調査結果37.4%と比べて、割合が大きく増大した項目です。また、男性46.5%よりも女性62.6%の方が、割合が高いのも特徴です。
アクティブシニアが、有名店の商品をお取り寄せしたり、評判がいいお店に食事をしに行ったりと、積極的においしい物を探していることが伺えます。
第3位 趣味やスポーツに熱中している時
この項目も、割合が大きく増大しています。
アウトドア派のシニアなら
- ガーデニング
- 登山
- ゴルフ
- ウォーキング
- ジム通い
などが好まれているようです。
健康寿命を延ばすためだけでなく、体を動かす気持ちよさも魅力に。
インドア派のシニアなら
- 美術や映画の鑑賞
- 俳句
- 囲碁や将棋
- パソコン
などが人気です。好きな絵画や映画を鑑賞するのは、気軽に楽しめる趣味です。俳句、囲碁や将棋は、仲間もできるので一石二鳥といえそうです。
パソコンはIT社会を象徴しており、近年人気が高まっています。
総務省の「令和3年通信利用動向調査」によると、50代では95.2%、60代では84.4%の人たちがインターネットを利用しているとのことでした。そのうち、50代では83.9%、60代では70%の人たちがスマートフォンを使用。パソコンやタブレット端末を大きく上回る割合となっています。
3. 新しい生きがいにはSNSがおすすめ
シニアの生きがいランキングはいかがでしたか?
今までの高齢者のイメージが強いと、家の中にいることが多く、人付き合いも少なく、IT社会についていけない、という姿を想像していたかもしれません。
でも、昨今のシニアはとてもアクティブです。友人や知人と積極的に外出して、食事や雑談を楽しんでいます。
シニアの生きがいランキング第2位の「趣味に熱中している時」にも「パソコン」があるように、シニアといえども、インターネットの利用率は高くなっています。総務省「令和3年通信利用動向調査」によると50代では95.2%、60代では84.4%に。スマートフォンを使う割合も高くなっています。(インターネット利用者のうち、50代では83.9%、60代では70%の人たちがスマートフォンを使用)

また、SNSを利用する割合は、50代で79.6%、60代で71.7%にも上ります。利用目的は
- 従来からの知人とのコミュニケーションのため88.6%
- 知りたいことについて情報を探すため63.7%
その他に、「ひまつぶしのため」や「新たな交友関係を広げるため」もあります。
このように、SNSはシニアにも大いに活用されています。
たとえば、以下のような中高年向け専用SNSが人気です。
- 趣味人倶楽部
カラオケ・食・旅・スポーツなどの趣味でつながる50歳以上のSNSです。さまざまなコミュニティがあるのが特徴です。
- らくらくコミュニティ
充実した生活のための話題や知識、趣味の話を発信しています。専用のスタッフが24時間投稿内容をチェックしており安心して使えるSNSです。
- おしるこ
気軽に挨拶ができ、仲間を探すことができる50歳以上限定のシニア専用SNSです。シニア向けの広告サービスも提供しています。
シニアのデジタル化について詳しく知りたい方は以下もご覧ください。
4. まとめ
充実したシニアライフを送るには、生きがいを持つことが必要です。
人それぞれ自分に合った生きがいを見つけることが大切で、その選択肢の一つとして、シニア専用SNSがあります。
この点に着目すれば、シニア向けの新しいビジネスを生み出したり、既存商品の売り出し方法を改善したりできるのではないでしょうか?
カイト株式会社が運営するシニア向けSNSの「おしるこ」は50歳以上限定です。おしるこには以下の特徴があります。
<おしるこの強み>
- SNS内でポイントを貯め気軽に商品を試せるため、商品やサービスを知ってもらえます。
- 商品を使用したユーザーが日記をつけることができるので、商品の認知度が上がります。
- 広告表現が難しい健康食品や美容商品の記事は、専用のライターに執筆してもらえます。
SNSを使ったプロモーションをお考えの際は、ぜひ「おしるこ」をご検討ください。