高齢者にヒットする商品とは?シニア市場のトレンドを分析!
高齢者にヒットする商品にはどのような特徴があるでしょうか?
この記事では、シニア市場におけるヒット商品のトレンドと、そこから見えたシニア世代の傾向について紹介していきます。
また、シニア向けのSNSを活用したシニア市場へのアプローチ方法も合わせて見ていきましょう。
目次
- 高齢者にヒットする商品のキーワードは「健康」と「アクティビティ」
- <2023年版>シニア市場のヒット商品例
- シニアは、試して気に入ったらリピートする!
- シニア市場の需要を理解してマーケティングを進めよう!
1.高齢者にヒットする商品のキーワードは「健康」と「アクティビティ」

シニア市場の根強いヒット商品は「健康」をテーマにしたものです。若者世代よりも身体的な機能が低下していくシニア世代は、「健康に日々を生活したい」という需要を強く抱えています。
しかし、「健康」をテーマにした商品は今やレッドオーシャン(競合が多い市場)と化してきています。
そんな中で近年注目を浴びているのが、もう一つのキーワードである「アクティビティ」です。
シニア世代の中でも、運動やレジャーなどを楽しむ層が増えてきているのです。その根底には「健康維持」の意識もあるかもしれませんが、純粋にアクティビティを楽しむシニアも多い傾向にあります。特に、前期高齢者(65~75歳)にあたるアクティブシニアに多く見られます。
そのため現在のシニア世代には、従来のような「健康」に特化した商品に加え、高齢者向けの運動やレジャーなどの「アクティビティ」をテーマにした商品やサービスがトレンドであるといえます。
さらに詳しいシニア世代の購買行動については、こちらの記事をお読みください。
2.<2023年版>シニア市場のヒット商品例

前章でお伝えした通り、シニア市場で注目を集めている商品は、「健康」「アクティビティ」をテーマにしているものです。
例を挙げると、以下のような商品・サービスです。
- 日常生活を補助するもの(介護用品・家電)
- 健康食品・サプリメント
- 運動を取り入れたゲーム・活動
それぞれ詳しく見ていきましょう。
日常生活を補助するもの(介護用品・家電)
シニア世代は身体的な機能が低下しており、日常生活を補助する商品などが人気です。介護用品として販売されているものだけに限らず、身体的困難を補助できる家電もヒット商品になっています。
例えば、
・コンセントを繋ぐ負担を減らし、簡単に掃除ができるコードレス掃除機
・物忘れ防止・老眼でメモを取るのが難しい方向けのボイスレコーダー
などがあります。
このように、普段使っている家電に、さらに足腰・耳・目・記憶力など「身体的困難の苦労を解消してくれるような機能が搭載された商品」はシニア市場にも人気が高いです。
また、昨今は「エイジテック」といったシニア向けのテクノロジーサービス市場も拡大を続けています。見守りロボットやリハビリテーションアプリなど、テクノロジーの力でシニアの暮らしをサポートするサービスは今後増えていくことでしょう。
エイジテックについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
健康食品・サプリメント
食を通じて日常の健康を維持したいという需要も高いようで、健康商品・サプリメントは今も昔もヒット商品です。
最近では、睡眠の質を高める「ヤクルト1000」などの健康食品・サプリメントも、シニアの間でヒットしています。
シニアの健康食品市場は、以下の記事で詳しく解説しています。
また、2023年7月にリリースされた睡眠をゲームに取り入れた人気アプリ「ポケモンスリープ」は、後述する「ポケモンGO」と同様に、今後シニア世代にも広まっていくのではないでしょうか。
運動を取り入れたゲーム・活動
若者を中心に流行した「ポケモンGO」はシニア世代でも広く親しまれており、ゲームをしながら運動不足の解消ができるアクティビティとして、今も尚人気を博しています。類似コンテンツとして、「ドラゴンクエストウォーク」もシニア世代に人気です。
また、アクティブな活動の一つとして、好きな人やグループを応援する「推し活」が、シニア世代でも流行っています。推しのライブに行ったりグッズを買ったりと、活動的なシニアが増加しています。
シニアの推し活をより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
他にも、数年前にヒットした商品がアクティブシニア世代でリバイバルヒットするという事象も見られます。
シニア世代は、過去の流行を懐かしむ傾向もあるということが伺えます。
3.シニアは、試して気に入ったらリピートする!

シニア市場の特徴として挙げられるのが、リピーター需要が高いことです。
公益財団法人「ハイライフ研究所」の購買行動調査によると、シニア層は新しい商品よりも既存の商品をリピートして購入するという結果も出ています。
新商品よりも、生活で馴染みのある商品の需要が高い傾向にあるようです。
一方で、新しい商品を試してみるという動向も見られます。
若年層でヒットした商品をシニア世代が試してみて、気に入った商品はリピーターとなって購買するという動きも多く見られているのです。
例えば、若者向けにヒットした「タピオカ飲料」は、若者向けに爆発的にヒットした数ヵ月後にシニア世代でもヒットしたという結果が出ています。
他にも、数年前にヒットした商品がアクティブシニア世代でリバイバルヒットするという事象は見られ、シニア世代は過去の流行を懐かしむ傾向もあるということが伺えます。
新商品を試して良さを実感できればリピートしてくれるシニア層は「ライフタイムバリュー(LTV)の長い優良顧客になる可能性が高い」と言えるでしょう。
最初の商品を試すハードルさえ越えれば、大きなリターンが待っている可能性が高いのです。
4.シニア市場の需要を理解してマーケティングを進めよう!

シニア市場におけるヒット商品のトレンドの動向はおわかりいただけたでしょうか?
シニア世代は「健康」「アクティブ」をテーマにした商品が人気になっており、これらのジャンルを意識したマーケティングが効果的です。
また、アクティブシニアと呼ばれる世代には過去の流行をリバイバルヒットしたマーケティングも有効です。
ライフタイムバリュー(LTV)の長い優良顧客になる可能性が高く、商品を試してもらう仕組みの構築が重要になります。
商品を試してもらう仕組みは、シニア向けSNS「おしるこ」の『商品/サービス体験広告』で簡単に実現することができます。
シニア向けSNS「おしるこ」は50歳以上の方限定のコミュニティアプリで、2018年末のリリースから現在にかけてのべ6万人以上のシニアにご登録いただいている今話題のシニア向けSNSです。
このアプリ内では友達作りや日記投稿、グループチャットでの会話をメインコンテンツとし、アクティブに活動を行うと「おしるこポイント」というポイントが付与される仕組みになっています。
この「おしるこポイント」は様々な商品と交換可能となっており、その交換商品枠へ『商品/サービス体験広告』を利用することで商品を掲載することが可能です。
密度の高いコミュニティで商品を紹介することで、会員同士の横つながりで商品情報が伝播していくことも狙うことができます。
また、シニアにヒットする「健康」と「アクティビティ」を兼ね備えた“おさんぽコンテンツ”として、歩数と消費カロリー機能とおさんぽ会員もリリースしています。
まずはターゲットが密に集まるコミュニティへ商品を当て、ヒットへ勝ち筋を試してみてはいかがでしょうか?
その他にも「おしるこ」ではさまざまなプロモーションを実施できますので、まずはお気軽にご相談ください。