シニアのスマホ普及率、60代では90%超え。今こそSNSでアプローチ!
近年、シニアのスマホ所有率が上昇傾向にあります。
NTTドコモ モバイル社会研究所が発表したシニアの携帯電話・スマートフォンの所有状況では、60代のスマホ所有率が9割超えに。
このことからも、シニア層が「デジタル分野に弱い」というイメージはもはや時代錯誤といえるでしょう。
そこで今回の記事では、シニアのスマホ普及率や利用目的を解説していきます。
あわせて、シニア層の行動変化と効果的なアプローチ方法をお伝えしていくので、シニアマーケティングの参考にしてください。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ
目次
- 60代シニアのスマホ保有率は91%!70代は70%に
- シニアのスマホ利用はコミュニケーションツールとして
- シニアのスマホ普及率からみる行動変化
- デジタルシニアとは?
- まとめ|シニア向けサービスにはSNS広告がおすすめ
1. 60代シニアのスマホ保有率は91%!70代は70%に
昨今、スマホの存在はインターネットへのアクセスをどこにいても可能とし、検索だけでなくSNSやアプリの活用を人々に浸透させてきました。
NTTドコモ モバイル社会研究所によると、シニアのスマホ所有率は、2021年の調査と比較して60代は80%から91%、70代は62%から70%にそれぞれ上昇しました。
3G終了などの影響で、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が急速に伸び、シニア層のデジタルシフトも加速しているのです。
それでは、シニアはスマホで何をしているのかをみていきましょう。
スマホを利用する高齢者を対象にした調査では、利用目的は「メール」が67.8%と最も高く、次いで通話利用が67.4%です。
また、音声通話の利用率は「LINE」が増加傾向にあり約70%となっています。
このように、シニアはコミュニケーションツールとしてスマホを活用していることがわかります。
スマホをはじめとするデジタル分野は、もはや若者だけのものではありません。
そのため、シニア層を対象にマーケティングを行なう方は、スマホ普及率に伴う彼らの行動変化を理解しておくことが重要です。
2.シニアのスマホ利用はコミュニケーションツールとして
総務省の令和3年通信利用動向調査によると、シニアのスマホの利用目的は「メール」「通話」また「情報収集」と、コミュニケーションツールとして利用することが多いようです。
スマホを利用することで、以前より家族や友人との連絡頻度が上がったという声もあります。
シニアの中には、TwitterやInstagramに投稿したり、動画を撮ってYouTubeに投稿したりする人もいます。
これらの利用方法からも、人と繋がりたいという意識がわかり、コミュニケーションとしてのスマホ利用と考えられますね。
シニアのスマホ利用目的は多様化し、スマホ機能への関心や知識が高まっていることがわかります。
音声通話やビデオ通話で簡単にコミュニケーションをとることのできるSNSは、人との繋がりを大事にするシニアにとって最適のツールと言えるでしょう。
3. シニアのスマホ普及率からみる行動変化
シニアのスマホ普及率の上昇は、コミュニケーションツールに変化をもたらしただけではありません。
ここからはスマホ普及がもたらした、シニアの行動変化を具体的に3つ解説していきます。
オンラインショッピングが増加
新型コロナウイルス感染症拡大により、感染症対策として人との接触を減らすことが推奨された結果、国内全体でオンラインでの商品注文・購入する人が増加しています。65歳以上の世帯においても27.1%(2020年4月)、30.3%(2020年5月)、31.2%(2020年6月)と著しく伸長しました。
折れ線グラフからもわかるとおり、シニア層におけるネットショッピングでの購買行動の伸び率は、20代〜50代にも引けをとらない勢いです。
情報収集もスマホで行う
スマホはシニアの情報収集ツールとしても利用されています。
ソニー生命の「シニアの生活意識調査2022」によると、インターネット検索利用率は69.6%、ニュースの閲覧は64.2%と全体の半数以上です。
さらに、地図や天気予報を確認するツールとしても活用されており、生活に必要な情報収集をスマホで行うシニアが増えてきたことがわかります。
イントロを入力するシニアも情報収集の手段はテレビのニュースや新聞だけではなく、デジタル機器やインターネットを積極的に活用するようになっているのです。
SNSの活用
SNS利用は近年すべての年齢層で利用率が伸びています。
総務省が発表した「令和3年通信利用動向調査の結果」によると、令和3年の国内SNS利用率は78.7%で、前年より4.6ポイント上昇。
60代のSNS利用率は70%を超え、70代も60%超えと半数以上が利用していることがわかります。
SNSは自宅にいながら、ほかの誰かとつながれる便利なツールなので、外出自粛中に活用し始めたというシニアもいることでしょう。
SNSは前述したコミュニケーションツールや情報収集の役目も担うので、今後も利用者は増加していくと予想できます。
また、SNSでつながった友人が商品やサービスを投稿していると、「自分も使ってみようかな…」といった参考にもなります。
SNSは、シニアの購買行動の促進にも効果が期待できそうですよね。
年代別のSNS普及率を詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
4. デジタルシニアとは?
ここまでの内容で、スマホを使いこなすシニアが増えてきていることはおわかり頂けたかと思います。
昨今、デジタル機器を使いこなし、インターネットを介したコミュニケーションを得意とする高齢者の方々は「デジタルシニア」と呼ばれています。
そもそもシニアという言葉は、日本を含む多くの国で 65 歳以上と定義されていますが、一括りにすることはできません。
なぜなら、63歳でも現役で働いている人もいれば85歳で寝たきりの方もいるように、行動様式や社会との関わり方などシニアの特徴は多種多様だからです。
そのため、シニア向けの商品・サービスを届けるためには、シニアの行動傾向を把握することが重要になってきます。
中でも「デジタルシニア」にあてはまる方々は、スマホで情報収集や買い物、SNSを活用しているという傾向があるため、オンラインメディアでのアプローチが有効と考えられます。
具体的なアプローチ手法はこちらの記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
5. まとめ|シニア向けサービスにはSNS広告がおすすめ
今回の記事では、シニアのスマホ普及率から見えてくる利用目的や行動、デジタルシニアと呼ばれる方々の傾向を説明してきました。
マーケティングの基本ではありますが、シニアにサービスや商品を届けたい場合、ターゲットとなる高齢者層のファクトとニーズを捉える必要があります。
たとえば、スマホを使いこなすデジタルシニアにアプローチしたい場合は、オンラインメディアが有効であることにふれました。
ただし、やみくもにネット広告を配信すればよいというわけではありません。
スマホの利用目的であるコミュニケーションツールとしての役目やSNSに注目し、それらの特徴を活かして効果的に訴求する必要があります。
そこでおすすめなのが、50歳以上のシニア限定で入会できるSNSサービス「おしるこ」です。
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