シニアが利用するデバイスの実態をご紹介!スマホも当たり前?
シニア向けサービスをビジネスとしている事業者にとっては、広告の出稿場所は悩みどころでしょう。自社の商品やサービスを知ってもらい、購入してもらうためには適切なターゲットにアプローチしなければなりません。
スマホやPCなどのデジタル機器やインターネットを活用できる「デジタルシニア」という言葉が普及していますが、実際シニアの方々が利用しているデバイスは何なのでしょうか。
今回の記事ではシニアが利用しているデバイスの調査をもとに、インターネット広告の有効性をお伝えしていきます。
自社商材を認知・拡販する広告媒体を検討しているマーケティング担当の方は、ぜひ参考にしてください。
デジタルシニアについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
目次
1. シニアの利用デバイスは?

ここではシニアが利用しているデバイスの保有率、利用目的についてお伝えしていきます。
シニアへのマーケティング戦略のヒントが見えてくるかもしれません。
シニアのPCとスマホの利用率
総務省の発表した「令和3年通信利用動向調査」によると、世帯でのスマホの保有状況は88.6%、パソコンは69.8%と引き続き高い数値です。

年齢階層別にみると、80歳以上を除き全ての世代でスマホの保有者の割合がスマホ以外の携帯電話を上回っています。
このことからも、60代~80代のシニア層にもスマホ利用が浸透していることがわかります。

また、シニアがインターネットを利用する際、60歳代ではスマホがパソコンを上回り 70%を超えていることがわかりました。

さらにシニア層を深堀りすると、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査では60代のスマホ保有率が2023年に93%まで上昇、70代では前年よりも9ポイントアップし、79%に到達したことがわかっています。70代は60代に比べ上昇幅が大きく、約10ポイントのペースでの増加が続いているのです。


出典:NTTドコモ モバイル社会研究所|シニアのスマホ所有率がさらに上昇。70代では約8割、60代では9割超
これらのことから、今後もシニアのスマホ保有率は高水準を維持すると見込まれます。
シニアのスマホ種別保有率
シニアの方々が保有するスマホの種類もみていきましょう。2017年時点では、各携帯電話会社が販売しているシニア向けスマホの割合が最も多かったですが、2023年になるとAndroidとiPhoneが40%を超える結果となりました。

60代に注目してみると、地域別で示したのが次の図です。
近畿はAndroid、iPhoneの合計は90%を超え、北海道・東北、北陸・甲信越、中国・四国、九州・沖縄はそれぞれ75~76%です。

また70代になると地域差が大きくでてきます。
関東・東海・近畿はAndroidスマホ及びiPhoneを合わせると半数を超えていますが、北海道・東北、北陸・甲信越、九州・沖縄は30%程度と20ポイントの差がありました。
おそらく現在の60代が70代になったときにこの差は縮小するかもしれませんが、現状は携帯電話の種類は地域差が特徴といえます。

出典:モバイル社会研究所|70代Androidスマホ35%,シニア向けスマホ24%,iPhone21% ー地域によって所有する種類に差が見られるー
シニアのデバイス利用目的
シニアの主なデバイス利用目的は「情報検索」「電子メール」「乗換案内・ナビゲーション」で、60代では80%と最も高い結果になりました。

なお、60代、70代ともに「災害情報」の利用目的も高く、地震や台風などの情報をいち早くスマホから取得しようとする意識が見て取れます。
また、5位にランクインしているSNSサービスについてもみていきましょう。

主なサービスは「LINE」で、60代では70%、70代では約50%が「週に1回以上利用」しており、その相手は別居している家族や親族、友人という結果です。
シニアにとって「LINE」が連絡手段として浸透していることがわかります。

出典:モバイル社会研究所|第8章 シニアの生活実態とICT利用
2. シニアにもWeb広告が有効

これまでお伝えしたとおり、シニアによるデジタルデバイス利用率は上昇しており、あわせてインターネット利用者も増加しています。
そのため、シニアをターゲットにした商品・サービスのアプローチにはWeb広告配信が有効です。理由を解説しますので、広告媒体に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ターゲットを絞って配信可能
Web広告は年齢や性別、住まい、興味・関心など配信対象を細かくターゲティングすることが可能です。
シニアといっても年齢だけで一括りにするのではなく、性別や60代なのか80代なのか、都心で暮らしているのか地方在住かなど、ターゲットの精度をあげてWeb広告を配信することができます。
質の高いターゲティングはWeb広告の大きなメリットです。
低価格ではじめられる
Web広告は、広告がクリックされたタイミングで金額が発生するクリック課金制が多いです。1クリックあたり数十円〜数百円という低価格で広告配信できるので、限られた予算に合わせて出稿することができます。
効果測定が可能
Web広告は配信した広告がどのようなターゲットに配信され、どのくらい効果があったのかもすぐに測定可能です。
たとえば、クリックはされても販売サイトから早期に離脱するユーザーには繰り返し配信しないといった対応が可能になります。
このように訴求したいターゲットの変更や配信方法の変更、バナーの修正などを行うことで効率が悪い広告費を削減できるのです。
広告は配信した後の分析・対策が成功の鍵なので、効果測定が可能なWeb広告は新聞・テレビよりも対策を講じやすいという利点があります。
3. シニア向けに特化したWeb広告の紹介
Web広告はターゲットを詳細に設定することができますが、中でもシニア向けに特化したサービスもあります。
ここでは3つ紹介しますので、自社の商品・サービスに合いそうか想像しながらご覧ください。
らくらくコミュニティ
「らくらくコミュニティ」は、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社が提供しているSNSです。
250万人以上の会員が登録しており、シニアや身体的な制約を持つ方々が、安心・快適な生活を送るための支援を提供しています。
たとえば、健康データの記録や通知、薬のリマインダー、緊急時のSOS通報機能、居室のセンサーによる異常検知、日常のスケジュール管理や天気情報の提供などが行われています。
また、シニア自身も日記や写真を投稿することで会員同士のコミュニケーションも取ることが可能です。専門スタッフが24時間365日見守っているため、誹謗中傷する記載や個人情報の漏洩、詐欺の疑いはないかなどがチェックされており、安心・安全に利用することができます。
参考:らくらくコミュニティ
趣味人俱楽部
「趣味人俱楽部」はその名の通り、旅行やカラオケ、食事といった趣味を介して交流するSNSです。
子育てや仕事がひと段落した50代以上の男女の会員が多く占め、比較的アクティブな方が多いのが特徴です。
また、会員自身が自主的にコミュニティを立ち上げ、料理や裁縫を教えるなどの知見の交換や積極的な交流がされています。普段はSNS上で交流している仲間と実際に会うことも少なくないため、「生き生きとした人生を送りたい」「人とのコミュニケーションが好き」と考えているシニアが多いSNSです。
参考:趣味人俱楽部
おしるこ
50歳以上限定の「おしるこ」もシニアに人気のSNSです。
アプリ内では実年齢よりマイナス50歳の「おしるこ年齢」が表示されており、誰とでも年齢差関係なくコミュニケーションを楽しむことができます。
主な機能としては、日記の投稿やコメント、グループチャットを活用して横の繋がりを広げるなど、コミュニケーションに関するコンテンツが豊富です。
ほかにも、ログインすることでポイントがたまるので、地方の名産品と交換したり、友人に応援ポイントとしてプレゼントしたりも可能です。
参考:おしるこ
そのほかにもシニア向けビジネスに有効な媒体はたくさんあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
4. シニア向け広告なら「おしるこ」がおすすめ
高齢化が進む日本でシニア向けビジネスを展開するには、インターネットやSNSを活用しない手はありません。
今後もシニアのスマホ保有者やインターネット利用は高い水準を維持すると見込まれるため、Web広告で接点をつくることはとても重要です。
本記事で紹介したSNSアプリ「おしるこ」の魅力は50歳以上の会員限定というだけではありません。ユーザーが体験した商品・サービスを日記に投稿、会員内で口コミが広がるという拡散性もSNSならではの特徴です。
ほかにも記事広告や動画広告などさまざまな種類の広告配信が可能なので、ぜひシニア向けサービスには「おしるこ」をご検討ください。