シニア世代もパソコンを趣味で活用する時代へ
令和3年、シニアのインターネット利用率は65歳以上で53.4%、75歳以上では36.0%になりました。
このように、パソコンやインターネットは、もはや若者やビジネスパーソンだけのものではありません。
少子高齢化が進む日本では、今後もシニア世代のパソコン利用率は増えていくでしょう。
そこで今回の記事では、シニア層をターゲットとしているマーケティング担当者に向けて、シニアのパソコン利用率や利用目的、シニア向けのWebマーケティングには何がおすすめかを解説していきます。
目次
1. シニアのパソコン利用率はどのくらい?
パソコンの利用目的で最も多い「インターネット利用率」について、シニア世代を見てみましょう。
総務省が2022年5月に発表した「通信利用動向調査」によると、60〜69歳でインターネットを利用しているシニア世代は84.4%を占め、それ以上の高齢者にも広く利用されていることがわかっています。
全体でのインターネット利用は昨年より微減しているものの、60代は84.4%、80歳以上でも27.6%のシニアがインターネットを日常的に活用しており、今後もパソコン等でのインターネット利用の増加が見込まれます。
また、個人のインターネットを利用するデバイスは、各世代でスマートフォンがパソコンを上回っています。
シニアのスマホ利用について詳しく知りたい方は、次の記事をご参照ください。
特に60代のパソコン利用増加の背景には、定年退職を迎えるまで仕事でパソコンやインターネットを活用していた世代であることがあげられます。
ですから、今後のシニア世代のパソコン率の増加は想像に難くないでしょう。
実際、内閣府が発表した令和3年版高齢社会白書によると、シニアがパソコンを利用する目的はさまざまなものがあります。次の内容はその中の一部です。
- パソコンの電子メールで家族や友人と連絡をとる
- インターネットによる情報収集やオンラインショッピングをする
- FacebookやLINEのようなSNSを利用する
- ブログを書いたり写真をあげたりする
- 国や行政の手続きやコロナワクチンの予約を行う
このようにシニアも若者と同じように、さまざまな目的のためにパソコンでインターネットを使用していることがわかります。シニア世代がパソコンをどのように利用しているかは、次の章で詳しく解説します。
昔ながらのドラマやアニメの影響から、シニア世代の趣味や娯楽は、公園でのゲートボールや庭での盆栽といったイメージがありましたが、令和のシニアは違うことがおわかり頂けるかと思います。
2. パソコンが趣味のシニアは何をしている?
年齢別にインターネットの利用目的を見てみると、「電子メールの送受信」がほとんど全ての階層で高くなっており、シニア層でも1位にランクインしています。
続いて、「無料の地図交通情報提供サービス」「無料の天気予報の利用」「ニュースサイトの利用」「辞書・事典サイトの利用」などがあげられ、情報収集として多くインターネットが活用されていることがわかります。
また、60・70代でも6割以上が「SNS」を利用しています。
昨年よりも利用率は増加しており、今後、インターネットを恒常的に利用している世代がシニアにスライドしていく可能性は十分に考えられます。
以上のことからも、シニアにとって、パソコンは情報収集や家族・友人らとのコミュニケーションツールとしてスタンダードになっていることがわかるでしょう。
そのほかにも、シニアにはたくさんの趣味があるので、詳しい情報は次の記事をご覧ください。
シニアの利用者が増えてきているSNSには、同じ趣味関心、悩み事を持つ方々が集まるコミュニティサイトが存在します。
そのため、インターネットさえつながれば、距離や時間といった壁を越えて仲間を見つけることができるのです。今まで知らなかった世界や仲間との出会いが楽しいのは、若者だけの専売特許ではありません。
SNSの会員になれば、同じ趣味を持った仲間に出会うことも可能です。
シニア向けSNSやコミュニティアプリに関しては次の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
3. まとめ|シニア向けにもSNS広告がおすすめ
かつてシニアに対するイメージが強いと、家の中で一日を終え、インターネット社会とは縁遠い存在、というバイアスが根強く残っていたことでしょう。
しかしながら、令和のシニアはパソコンやインターネットを身近なものとして扱い、家族や友人と積極的にコミュニケーションを取っています。
シニア向けのサービスや商品のマーケティング担当者は、シニア世代のインサイトを理解し、市場やニーズを見極めることが重要です。。
本記事からもわかるように、シニアが趣味としてパソコンを使い、FacebookやLINEといったSNSの利用率は高まっています。
そこでおすすめなのが、シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」です。
「おしるこ」は50歳以上のユーザーだけが参加可能なSNSサービスで、シニアをターゲットにした広告の配信ができます。
サービス事例などは次のページで詳しく紹介しているので、シニア向けのWebマーケティングに注力したい企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください。