SNS広告代理店を選ぶポイントとは?SNS別のおすすめを一覧で紹介
SNS広告を上手く活用して、自社商品・サービスを売り込むことができれば、効果的に売上を伸ばすことが可能です。
しかし、SNS広告に出稿しようとしても、SNS広告に関する知識やノウハウが無い場合には広告運用は難しいでしょう。そんなときにはSNS広告代理店に依頼するのが最も確実です。
とはいえ、SNS広告代理店は具体的にどんなことをしてくれるのか?どのように代理店を選べば良いのか?がわからない方も多いと思います。
そこで本記事では、SNS広告代理店でできることと、代理店選びのポイントに加え、各SNS媒体ごとのおすすめの代理店をご紹介します。ぜひご参考ください。
自社にあったおすすめのSNS広告を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
目次
- SNS広告の基礎知識
- SNS広告代理店を選ぶ3つのポイント
- SNS広告運用代理店に依頼できることは?月額料金別のサービス範囲
- SNS媒体別!広告運用におすすめ代理店一覧
- SNS広告の知識がなくても出稿できるSNSは?
- 代理店選びは3つのポイントを基準に!知識ゼロからでもできるSNS広告の利用もおすすめ
1. SNS広告の基礎知識
1-1. SNS広告の特徴
SNS広告とは、X(旧Twitter)やFacebookなど、私たちが日頃利用しているSNS内に表示される広告のことです。
YahooやGoogleのバナー広告などのWeb広告と違い、SNS広告は「広告感」が強くなく、ユーザーの投稿と同じような形式で自然に訴求できる点が特徴です。
また、SNS広告の最大のポイントはユーザーによって「拡散」されることです。広告を見て気に入ったユーザーが他のユーザーに拡散することで、自然に広がっていきます。このような性質をうまく利用することで、SNS広告の効果を最大限に引き出すことができます。
さらに、マス広告などよりも費用を抑えて出稿できることも特徴です。SNS広告の費用については、以下の記事で詳しく紹介しています。
一方で、SNS広告には運用の難しさもあります。
SNSは媒体によって利用者層や広告の種類、さらにはターゲティング手法などが異なるため、媒体ごとの運用ノウハウが必要になります。
また出稿したら終わりではなく、分析や改善を繰り返しながら運用し続ける必要があるため、非常に手間と時間がかかるというのもSNS広告の特徴です。
そのため、SNS広告を自社内で運用するのではなく、広告代理店に依頼することも一つの手段です。
1-2. SNS広告代理店とは
SNS広告代理店とは、その名の通りSNS広告の出稿・運用を代行してくれる会社です。
リスティング広告も含むWeb広告全般に対応している代理店もあれば、SNS広告だけに特化している代理店もあります。
また、広告配信の代行をメインにする代理店もあれば、SNS広告の戦略・企画などのコンサルティングまで入る代理店もあり、支援できる業務範囲もさまざまです。
なお、SNSアカウントの運用とは大きく異なるため、SNSアカウント運用代行サービスと混同しないように注意してください。
SNS広告代理店に依頼するメリットは、以下の通りです。
- ノウハウが無くても効率的に広告運用できる
- 運用コストを削減できる
- 投稿スケジュールや運用を一元管理できる
- 炎上などの不測事態にも対応してくれる
代理店や契約プランによってサービス範囲は異なりますが、ただ単にSNS広告の出稿を代行するだけでなく、広告クリエイティブ制作や、アクセス解析・ユーザー分析、SNSキャンペーンの企画・実行などを担当してくれる場合もあります。
自社のSNS広告運用の目的や体制に応じて、適切なSNS広告代理店を選ぶことが重要です。次の章から、代理店を選ぶ際の具体的なポイントをお伝えします。
2. SNS広告運用の代理店を選ぶ3つのポイント
SNS広告代理店には、それぞれ得意な分野と不得意な分野があります。
SNS広告代理店を選ぶ上で、最も重要なことは「目的を達成できるかどうか」という点です。どんなに良い広告を出してどんなに効率的に運用しても、目指す目的を達成できなければ意味がありません。
SNS広告の出稿の目的は、商品の販売、商品やサービスの認知、SNSアカウントのフォロワー増加など、さまざまです。
まずは自社の中で目的と目標数値(KPI)を明確にし、その目的を達成できる代理店を見極めることが重要です。
これらを大前提とした上で、とはいえ「どんな代理店が目的を達成してくれるのか?」「他に注意するべき点はないか?」といった観点から、3つの選び方のポイントをお伝えします。
- 出稿したいSNSのノウハウ・広告運用実績があること
- 自社商材に近いノウハウ・実績があること
- 必要な費用が明確であること
それぞれについて、具体的に見ていきましょう。
2-1. 出稿したいSNSのノウハウ・広告運用実績があること選択
SNSはX(旧Twitter)、Facebook、Instagramなど様々な種類があり、それぞれユーザー層が異なります。また、SNSによっては広告の種類も多く、設定できるターゲティング手法もさまざまです。したがってSNS広告に関しても、SNSごとに最適な運用方法が異なるということです。
そのため、出稿したいSNSに関する深い知見と運用実績がある代理店を選ぶ必要があります。過去の運用実績や導入事例、また対象SNSの認定パートナーの有無などから、見極めることができます。
2-2. 自社商材に近いノウハウ・実績があること
SNSごとの実績も大事ですが、自社商材に近いノウハウ・実績も重要です。同じSNSであっても、どんなターゲットに向けたどんな商材かによって、最適な広告運用は変わってくるからです。
大手の広告代理店で、幅広い企業の運用実績があれば問題ないのですが、偏りがありそうな場合は特に注意が必要です。自社商材と近い企業の運用事例があるかどうか、必ず押さえておきましょう。
自社の業界・業種に加え、例えば以下のような切り口もあります。
- 有形商材・無形商材
- BtoB商材・BtoC商材
- 若い層向け商材・シニア層向け商材
Webページなどの導入事例から確認できると良いですが、もし情報が掲載していない場合は、打ち合わせの際に担当者に聞いてみると良いでしょう。
2-3. 必要な費用が明確な広告代理店を選択
広告運用は確実に実績が出るという保証が無い分、費用が曖昧にならないように注意しなければなりません。
契約前にはできる限り細かく項目を分けて、見積もりを出してもらうようにしましょう。また、1社だけでなく数社に見積もりを依頼することをおすすめします。ある程度の相場を把握することにもつながりますし、比較検討にも有効です。
相場からかけ離れた料金の場合、その料金に見合ったサービスか否かを見極めなければなりません。一般的な料金の相場は、次の章で詳しくお伝えします。
料金が曖昧で、後から追加料金を請求されるケースもあるので注意しましょう。
せっかく希望に合う良い代理店があっても、気づけば予算を大幅にオーバーしてしまって社内稟議が通らないケースも想定されますので、予め料金の全体感は押さえておきましょう。
以上が、選び方のポイントでした。次からは、料金別の具体的なサービス範囲についてお伝えします。
3. SNS広告代理店に依頼できることは?料金別のサービス範囲
SNS広告代理店に依頼できる内容は、料金によって異なります。
代理店は月単位での契約が多く、料金に関しても月額での支払いとなります。一般的には以下の月額料金の区分で、サービス範囲が異なるイメージです。
- 月額10万円以下
- 月額10万円~40万円
- 月額40万円以上
もちろん、料金が高いから良いというわけではありません。サービス範囲の中に自社でできる作業が含まれている場合も考えられますし、プランに含まれていても不要な場合もあるでしょう。
大まかに分けると、40万円以下はこれからSNS広告を運用していく場合や、自社でのSNS広告運用で思ったように成果が上がらないという場合に最適です。そして、更に成果を上げたい場合には40万円以上かかるというイメージとなります。
それでは、上記の3つの料金体系について、特徴を解説していきます。
3-1. 月額10万円以下の場合
SNS広告の運用にかかる費用が月額10万円以下の代理店の作業範囲は概ね以下の通りです。
- 記事作成
- 投稿代行
- 広告運用
上記の3点は、代理店によっては最初からセットになっているプランもあります。その内のどれかを自社で行うという場合については、作業範囲を選択できる代理店を選んでください。
投稿代行は投稿頻度などによっても料金が変動するので、別途見積もりが必要です。
3-2. 月額10万円~40万円の場合
月額利用料が10万円~40万円までのSNS広告代理店の作業範囲は概ね下記のようになります。
- 記事作成
- 投稿代行
- 画像の質が上がる
- 画像の量・投稿数が増える
- 複数アカウントの運用代行
- 複数媒体の運用代行
- コメントの確認・返信
- 簡易的なレポート提出
- 簡易的なA/Bテスト
- 広告運用
もちろん、代理店によって料金は異なりますが、料金が高くなることによって広告や投稿の質が良くなるという印象です。また、投稿数の上限も上がり、多くの人の目に留まることに繋がるでしょう。
レポートに関してもA/Bテストを行い、効果測定が可能です。ただし、40万円以下の料金の場合は簡易的なレポートしか提出されない可能性があります。
また、10万円以下と同様のサービスで、複数媒体での広告運用や複数アカウントの運用代行を行うことも可能です。
3-3.月額40万円以上の場合
月額利用料が40万円以上のSNS広告の代理店の作業範囲は概ね下記のようになります。
- 記事作成
- 投稿代行
- 画像の質が上がる
- 画像の量・投稿数が増える
- 複数アカウントの運用代行
- 複数媒体の運用代行
- コメントの確認・返信
- レポート提出
- A/BテストなどPDCA
- 定期ミーティング
- キャンペーンの企画・制作
- 広告運用
月額利用料金40万円以上の代理店では、詳しいレポートの提出が可能です。また、代理店との密な関係性を築けるため、定期的にミーティングを開催して成果につなげることができます。
更に、キャンペーンの企画などについても密に相談しながら決められるので、より効果的にSNS広告を運用することが可能です。
では、具体的にどんなSNS広告代理店があるのでしょうか?次の章ではおすすめの代理店を紹介していきます。
4.SNS媒体別!広告運用におすすめ代理店一覧
SNS広告は各媒体によって利用方法が異なるだけでなく、ユーザー層によって好む広告の傾向があります。したがって、利用媒体に強みのある代理店に広告運用を依頼するのがおすすめです。
しかし、どの代理店がどの媒体に強いかというのはなかなか判断できるものではありません。そこで、SNS媒体ごとにおすすめの代理店を紹介しましょう。
今回取り上げるSNSは下記の5つ。
- X(旧Twitter)
- LINE
- TikTok
それでは、上記の各SNS媒体に強い代理店を見ていきましょう。
4-1. Facebook広告運用におすすめの代理店
SNS広告で最も取り組みやすく、成果が出やすいのがFacebook広告でしょう。Facebookは利用ユーザーの年齢や居住地だけでなく趣味嗜好まで把握しているので、精度の高いターゲティングが可能です。
また、ユーザーの様々なデータをいかに使いこなせるかがノウハウとなっているので、経験と知識が必要です。
Facebook広告に強みのある主な代理店は下記になります。
上記の5社は「Facebook agency directory」に掲載された代理店です。この認定は、Facebook社がこれまでの広告実績や先進的な取り組みをもとに判断しています。
また、代理店によっては広告ページの作成やホームページ作成が得意という場合もあります。Facebook広告以外の媒体で広告を運用したいという場合には、各代理店で取り扱っている媒体を確認してください。
4-2. Instagram広告運用におすすめの代理店
SNSの中でもFacebookと同様にターゲットを絞りやすいのがInstagram広告でしょう。実はInstagramは運営元がFacebookと同一企業です。したがって、設定次第でFacebook広告と同時にInstagram広告も出稿することができます。
上記の理由より、基本的にFacebook広告を得意とする代理店はInstagram広告についても得意な場合が多いようです。
おすすめの代理店として下記の5社を紹介します。
Instagram広告の場合、他の投稿と違和感無く見せるということが重要です。上記の代理店はそのノウハウを確立している代理店と言えるでしょう。
また、その内の3社についてはFacebook広告の項で紹介した代理店と同様です。これらの3社に関しては両方に共通するノウハウを確立していると言えます。
4-3. X(旧Twitter)広告運用におすすめの代理店
X(旧Twitter)の広告で手軽に利用できるのがプロモツイート広告です。
プロモート広告はタイムラインに表示されるので、フォロワーの投稿と見間違ってしまうような広告です。その自然さが特徴的で、画像の下に「プロモーション」と表示されていなければ広告と気付くことはないでしょう。
他にも検索履歴などから「プロモトレンド」として広告を表示することも可能です。FacebookやInstagramとは少し違った広告ノウハウが必要なので、X(旧Twitter)に特化した次の5つの代理店をおすすめします。
特に、「ANAGRAMS」「Glad Cube」「wevnal」の3社は認定代理店なので、安心して広告の運用を依頼できるでしょう。
4-4. LINE広告運用におすすめの代理店
LINEと言えばSNSというよりは連絡ツールという印象が強くなっていますが、今やスマホユーザーのほとんどが利用しているアプリと言っても過言ではありません。
LINEの月間利用者数は8,900万人。SNS利用者の81.3%がLINEを利用しているという状況です。アクティブ率も高いのが特長で、広告運用には最適のSNSでしょう。
LINEへの広告出稿が得意な代理店として、以下の5社をおすすめします。
上記の内、「サイバーエージェント」と「ライトアップ」はLINE Biz Partner(LINE認定パートナー)となっているので、広告運用だけでなくアカウントの運用代行も可能です。
もし、LINEの広告だけでなく、アカウントの運用も任せたいという場合にはLINE Biz Partnerの代理店がおすすめと言えます。
4-5. TikTok広告運用におすすめの代理店
短い動画がメインとなるTikTok広告ですが、配信方式や広告フォーマットが分かりづらい印象です。よって、慣れるまでは代理店に広告運用を依頼するのがおすすめです。
TikTok広告は運用型広告を利用するのか、純広告を利用するのかによっても代理店が異なります。今回は運用型広告と純広告のどちらも得意な下記5社の代理店を紹介しましょう。
TikTokはユーザー層や利用方法なども他のSNSとは異なるので、広告に関しても独自のノウハウが必要です。
代理店を利用せずに広告出稿することも可能です。しかし、広告出稿までには多くのことを学ぶ必要があるので、早期の成果を求めるなら代理店の利用が確実と言えます。
では、SNS広告の知識がない場合は自社での広告出稿は諦めるべきでしょうか?
実は、SNSの中には自社での出稿・運用が簡単な場合もあります。次の章で詳しく解説しましょう。
5. SNS広告の知識がなくても出稿できるSNSは?
SNSへの広告出稿は媒体に関係なく難しいという印象ではないでしょうか。これまで紹介してきたSNSへの広告出稿は確かに難しいのは確かです。
しかし、SNS広告の中には手厚いサポートがあるので、広告出稿の知識や経験が無くても出稿が可能なものもあります。その代表的なサービスが、シニア向けSNSの「おしるこ」です。
「おしるこ」はシニア向けの商品やサービスをアピールできるSNSアプリです。また、専任担当者のサポートがあるため代理店に頼ること無く最適な広告を出稿し、ターゲットに訴求することが可能です。
しかも、広告用の記事を作成できないという場合にも専属のライターに依頼できるので、ライターの手配をする手間を省きながら効果的に訴求できる記事の作成も可能です。
シニア向けの商品・サービスの広告出稿を検討されている場合は、代理店との契約をして費用を支払う前に、シニア向けSNS「おしるこ」を利用した広告運用を検討してみてはいかがでしょうか。
6. 代理店選びは3つのポイントを基準に!知識ゼロからでもできるSNS広告の利用もおすすめ
本記事ではSNS広告の運用代理店について詳しく解説しました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
SNS広告は媒体ごとに利用方法やユーザー属性も異なるため、媒体ごとのノウハウが必要となります。したがって、知識や経験がない状態で広告を運用するのは時間と費用を無駄遣いすることになります。結果を求めるなら、代理店に運用を任せるのがおすすめでしょう。
代理店を選ぶ際の前提となるのは、SNS広告出稿の目的を達成できるかどうかです。それを踏まえた上で、選び方のポイントとして次の3点を挙げました。
- 出稿したいSNSのノウハウ・広告運用実績があること
- 自社商材に近いノウハウ・実績があること
- 必要な費用が明確であること
上記の3点に注意しながら複数の代理店に見積もりを依頼することをおすすめします。
ただし、
広告運用には、広告自体にかかる費用もあります。したがって、少しでも無駄な費用を無くしたい場合には、代理店を通さずに自社でSNS広告を運用するのも一つの方法です。
その場合には、サポートが手厚く、知識も経験も無い状態でも広告運用が容易なシニア向けSNS「おしるこ」での広告運用がおすすめです。「おしるこ」の広告出稿は誰でも簡単にできるように工夫されています。
シニア向けのSNS「おしるこ」に自社で広告出稿をすることも検討してみてはいかがでしょうか。