ターゲティングで差を付ける!Facebook広告を効果的に運用するポイントを解説
世界的に見てもユーザー数トップクラスのSNSであるFacebook。
LINEやYouTubeを除くと、日本国内では第3位のユーザー数ですが、サービス開始が2004年ということで、開始当初から利用していたユーザーの年齢層が上がっていることもあり、若い世代よりは中高年層の利用が目立ちます。
そんなFacebookの広告機能には「ターゲット設定」が数種類あるため、この設定を上手く利用することで広告運用で成果を上げることもできるのです。
そこで、Facebook広告のターゲティングについて詳しく解説するとともに、設定のポイントなどもご紹介していきます。
目次
1. Facebook広告とは?
Facebook広告の概要と特徴
世界的に見るとアクティブユーザー数が30億人以上いるとされているSNS「Facebook」。
そのFacebookのフィードやストーリーズに出稿することができる広告をFacebook広告といいます。
日本国内のアクティブユーザー数は約2600万人ですが、Facebookはユーザーの全てが「実名登録」を求められるSNSなので、年齢や居住地、勤め先などのプロフィール情報が正確であり、この情報に基づいたターゲティングができることが最大の特徴であると言えます。
Facebook広告の仕組み
Facebookに広告を出稿しようと考えている場合には、その仕組みを理解しておく必要があります。
基本的な広告の構造や配信面はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか?
Facebook広告の基本構造
Facebook広告は、以下の3層構造で成り立っています。
- キャンペーン…まず「自社サイトへのアクセスを増やしたい」などといった目的に対して1つのキャンペーンを設定します。
- 広告セット…広告にかける予算や配信のターゲティング・スケジュールを設定することができ、キャンペーンの下に目標別に設定することができます。
- 広告…実際に配信される広告コンテンツのことで、広告セットの下に複数設定することが可能です。
こうして広告を設定し、得られる収益は「クリック課金」と「インプレッション課金」という2種類の方式から選択することができます。
「クリック課金」の場合は、文字通りクリックされれば課金されるのですが、実際の効果の度合いが分かりづらいというデメリットがあります。
「インプレッション課金」の場合、クリックの有無に関係なく、広告がユーザーに表示された回数で課金されますが、自社サイトへの誘導といった目的が達成されないまま予算が消費される恐れもあるため、それぞれのメリットとデメリットを見極めて課金方式を選択することが大切です。
Facebook広告の配信面
Facebook広告の場合、その配信面はユーザーがFacebookをパソコンで使用するのか、スマートフォンで使用するのかによって若干の違いがあります。
パソコンの場合は、ニュースフィードに加えて、パソコン限定の「右側広告枠」に表示されます。
スマートフォンからの場合は、インスタント記事やストーリーズ等の動画面にも広告が表示されます。
どこの配信面に表示される広告なのかを理解しておくと、広告制作をスムーズに行うことができます。
Facebook広告の種類や特徴について、更に詳しく知りたい場合は下記のページをご覧ください。
2. Facebook広告のターゲティングとその選択ポイント
Facebook広告の最大の特徴は、ターゲティングの精度がとても高いことです。
つまり、ターゲティングをしっかり設定しておけば、広告出稿の効果として高い成果が得られるとも言い換えることができます。
Facebook広告には、どんなターゲット設定があり、その選択にはどのようなポイントがあるのでしょうか?
Facebook広告のターゲティング
Facebook広告では、オーディエンス広告の形式を採用しています。
オーディエンス広告とは、広告を配信するターゲットを指す言葉であり、Facebook広告の場合、このターゲット設定が細かくできることが強みであると言えます。
以下の3つが、Facebook広告におけるターゲティングです。
コアオーディエンス
コアオーディエンスは、ユーザーの年齢や性別、居住地域などといった基本情報だけでなく、学歴や職歴、興味、関心、利用状況などといった「行動」でターゲットを設定する方法です。
コアオーディエンスでは、他のオーディエンスよりも詳細な設定を行うことができます。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、すでに自社の商材やサービスを利用していたり、Facebookページに「いいね」をしているかどうかなど、自社の顧客データとFacebookのデータをマッチングさせて行うターゲット設定で、あらかじめオフラインイベントを作成しておけば、ネット上のやり取りだけでなくオフラインでのやり取りも設定することが可能です。
類似オーディエンス
カスタムオーディエンスで表示させるユーザーと興味・関心が近いユーザーを対象とするターゲット設定を類似オーディエンスと呼びます。
類似度が高いユーザーに広告を表示することで、潜在的なユーザーの掘り起こしも期待できるターゲット設定です。
どのターゲティングを選択すれば良い?
Facebook広告の3種類のターゲティングが分かったものの、自社の目的を達成するためにはどのターゲティングを選択すべきか、ちょっと悩んでしまうところですよね。
Facebook広告に関わらず、ターゲティングは自社が掲げた目的に応じて選択を変える必要があります。
例えば…まず認知度アップとターゲットとする層へのリーチ数アップを目的とするなら、より細かくターゲット設定ができる「コアオーディエンス」がおすすめですし、自社サイトへの訪問者数やアプリのダウンロード数を増やしたい時には「類似オーディエンス」での設定が良いとされています。
また、リピート客を増やしたい時には、顧客データとマッチさせられる「カスタムオーディエンス」を選択するのが良いでしょう。
このように、Facebook広告を出稿する目的を明確にしておけば、どのターゲティングを選択すべきなのかは自ずと分かってきます。
ターゲティング広告の仕組みや種類を更に理解したい場合には、下記のページを参考にしてみてください。
3. 効果的にターゲットを選択する時のポイント
ターゲットを細かく設定できるFacebook広告だからこそ、出稿するなら効果的に運用してしっかりとした成果を得たいと考えるところですが、そのためにはターゲットの選択がより重要となります。
ターゲティングの効果を上げる方法
Facebook広告の強みを活かしたターゲティングの効果を上げる方法やポイントがありますので、その方法について詳しく解説していきます。
オーディエンスを複数設定する
Facebook広告では、複数の広告を作成して広告セットに設定することができることが強みですから、オーディエンスも複数設定することでオーディエンスごとの反応を見ることができます。
1つのターゲティングで出稿した広告の効果を見るよりも、複数設定した方が短期間でより細かい効果を上げることができるのです。
設定するオーディエンスが被らないようにする
オーディエンスを複数設定する場合には、そのオーディエンスが被らないように気を付けておきましょう。
属性が被らないように気を付けておかないと、せっかく出稿した広告で複数のデータを取ることは難しいでしょう。
敢えてバラバラのターゲティングにすることで高い効果を期待できます。
潜在リーチ数に振り回されない
Facebook広告のコアオーディエンスにおいて、条件を設定すると「どのくらいのユーザーに広告が表示されるのか」という「潜在リーチ数」が分かります。
潜在リーチ数が表示されると、この数にどうしても振り回されてしまいがちですが、最初はあまり細かい設定にならないように注意しましょう。
粗めの設定で様子を見て、実際に広告を運用しながらターゲットを絞っていくのがおすすめです。
ターゲティング設定で効果的な広告戦略を立てるために必要な情報は、更に詳しく下記のページに掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。
4. まとめ
Facebook広告には3種類のターゲティングを駆使した細かいターゲット設定ができるという、他のSNS広告にはない強みがあります。
特に、Facebookはシニア層にユーザーが多いSNSですので、シニア向け商材やサービスを扱う企業であれば、ぜひターゲティングを学び、効果的な運用をしていきたいものですね。
また、シニア向けSNSであればシニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」というSNSもあります。
おしるこは、50歳以上限定というシニア限定のSNSですから、Facebook以上にターゲットへの訴求を効果的に行うことができます。
シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」に関する詳しい資料は、以下からダウンロードできますので、ぜひご確認ください。