Facebook広告を運用したい人は絶対に知っておきたい、広告の種類とその特徴。
今回はFacebookの広告の種類を紹介していきます。
こんな悩みはありませんか?
- Facebookで広告を運用したいけど、どんな広告があるのかわからない
- いろいろ広告の種類があるけどどんな特徴があるのか知りたい
- 実際に広告を運用して成功した事例を知りたい
このような悩みを解決できる内容になっています。
Facebook広告にはどんな種類があるのか、その特徴などを紹介しています。
そして、ターゲティングやオーディエンスといった難しくて最初に苦戦するものも説明しているので、参考にしてください。
目次
- Facebook広告の種類と配信場所
- 各Facebook広告の種類の特徴と相性のよい商材
- Facebook広告3つのターゲティング
- Facebook広告のメリットとは
- 注目されるFacebook広告を作るためのポイント
- Facebook広告で費用が発生するタイミングは?
- 業種別!Facebook広告の成功事例3選
- まとめ Facebook広告の種類の特徴を理解して効率的に売り上げアップをはかろう
1.Facebook広告の種類と配信場所
Facebook広告には様々な広告の種類があり、それぞれに適している配信場所があります。
4つの広告と配信場所を解説していきます。
■静止画広告
配信場所:フィード、ストーリーズ、インストリーム
表示場所:ユーザーが投稿した画像と画像の間に表示されます。
友達やユーザーの投稿の間に挟まれる一般的な広告、表示される回数が多く、Facebook広告内では基本となる配信場所です。
すべての配信場所で表示されるわけではなく、広告掲載枠やデバイスによって異なります。見え方は広告入稿時に広告プレビューにて確認しましょう。
■動画広告
配信場所:動画フィード、ストリーズ、インストリーム
表示場所:ユーザーが投稿した動画と動画の間に表示されます
動画フィードは一般ユーザーが投稿した動画と動画の間に挟まれて表示されます。
FacebookWatchとFacebookニュースフィードとの動画専用環境で使われます。
■カルーセル広告
カルーセル広告とは1つの広告に動画、画像、リンク、見出し、CTAボタンを表示させれる広告です。
配信場所:ストーリーズ、フィード、ストーリーズ
表示場所:タイムライン上に表示され、ユーザーの目に止まればスワイプすることで各画像を見れるようになっています。
ストーリーズは投稿してから24時間で消える広告です。
ストーリーズを連続で見ていると、数回に1回広告が表示します。
■スライドショー広告
配信場所:フィード、インストリーム、ストーリーズ
表示場所:タイムラインをスクロールして広告が表示されると、クリックしなくても自動で再生されます。
スライドショー広告は、10枚の画像などでコンテンツを作りスクロールして展開していく広告です。
動画ほど重くなく手軽に配信でき、多くの情報をそれぞれ違った目線で方向から見せることが可能です。
2.各Facebook広告の種類の特徴と相性のよい商材
上記で紹介した5種類の広告の特徴と、それぞれの相性のよい商材を紹介していきます。
■静止画広告
静止画広告は、画像とテキストをメインに使う広告です。
広告の中でもっとも使われています。その理由は簡単に利用でき、その上で手軽にブランド商品やサービスの認知度が高めること可能です。
相性の良い商材・サービス→ブランド品、化粧品
■動画広告
動画広告は、広告が流れたら自動で流れます。
画像に比べると情報量が多く、動画でしか伝わらない細かい情報を流せるのでユーザーの目に留まりやすいです。
相性の良い商材・サービス→不動産、BtoBサービス、高価格の商材
■カルーセル広告
カルーセル広告は、画像と動画を組み合わせて利用することができます。
最大1投稿で10のコンテンツを載せることができます。
カタログ風にアレンジすることも可能で、枚数ごとにリンクを貼れるため比較のサービスであれば2つのリンクを貼ることが可能です。
相性の良い商材→不動産、旅行業界、ECサイトなど
■スライドショー広告
スライドショー広告では、3〜10枚の画像を使って多くの情報を伝える広告です。動画を作ることが苦手な人におすすめの広告です。
伝えられる情報は多いですが、ファイルサイズも小さいので動画ほど通信が重くてうまく再生されないこともなく、動画を撮る手間隙がいらないなどの特徴があります。
相性の良い商材・サービス→ブランド品、不動産など
3.Facebook広告3つのターゲティング
Facebook広告のターゲティングとは、ユーザーが登録している年齢や趣味などの情報に合わせて、そのユーザーに合った広告を表示することです。
ターゲッティングにも3つあるので、それぞれ紹介していきます。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
■コアオーディエンス
ターゲティングの中で最も選択肢として多いのはコアオーディエンスです。
「基本設定」と「詳細ターゲット設定」の2つからターゲット設定ができます。
基本設定では「地域・年齢・性別」を設定でき、詳細ターゲット設定では「学歴・職歴・興味・関心・アプリの利用状況」などを設定できます。
■カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、よりターゲットを絞って接点のあるユーザーや一度訪問してくれたユーザーにさらにアプローチをかけることができます。
例えば、広告に対して「いいね!」を押した人や何回も訪問してくれた人にアプローチをかけ、購入や申し込みに繋げやすいのがカスタムオーディエンスです。
■類似オーディエンス
類似オーディエンスは、よりコンバージョン率を高めるために活用します。
Facebookは実名登録が原則としているため、プロフィールや興味があるものなどの深い情報がはいってきます。そのなかで、既存の顧客と似たFacebookユーザーに広告をアピールできます。
4.Facebook広告のメリットとは
Facebook広告のメリットを3つあげました。
広告を運用するにあたってコスト面だったり、ターゲティングが重要になりますが、Facebookの広告はかなり初心者の人も慣れている人も使いやすいものになっています。
今回は以下の3つをメリットをあげて解説していきます
1.ターゲッティングの精度が高い
Facebookは他のSNSと違い、実名制や基本登録を細かく設定するのでデータがより正確なものになります。
年齢、性別、ユーザーの行動から興味や趣味など読み取ってより正確なターゲティングができます。
2.低コストで始められる
Facebook広告は2つの課金方式があり、「クリック課金型」と「インプレッション課金型」があります。圧倒的におすすめしたいのが、「クリック課金型」です。
広告が表示されても費用の発生はなく、クリックされるごとに費用は発生します。
そして、予算は100円から出稿が可能なので初めてFacebook広告の運用をする人におすすめしています。
3.広告フォーマットが選べる
広告フォーマットとは、1番最初に解説した「広告の種類」です。
10種類のフォーマットから選べますし、広告主の目的や特徴によっていろいろ変えられるのがおすすめです。
写真や動画、スライドショーなど1つ1つどれが合うのかを試して最適なものを選べます。
5.注目されるFacebook広告を作るためのポイント
Facebook広告を作るためのポイントを3つ紹介したいと思います。
■本文のテキストは3行まで
テキストは3行までで伝えたいことを伝えましょう。
理由は、Facebookの表示をみるとわかりますがテキストは3行までしか表示されず、あとの表示は「続きを読む」で省略されます。
そのため、伝えたいことや結論などはテキストの冒頭て書いて3行でわかるように要約しましょう。
■1:1の正方形の画像
Facebook広告で使われる画像のフォーマットは正方形の1:1のアスペクト比がよく使われます。
やはりユーザーは新しいものを見るよりもよく見るものに馴染みがあるので、よく使われている1:1の正方形の画像を使用すると、その分コンバージョンも上がります。
よく表示されるということは多くの広告で使用されている画像の形ということなので、1:1の正方形の画像の広告はさまざまな広告で活用できます。
■動画やストーリーズを駆使しよう
今ではテキストよりも短い動画やストーリーズといった、動画広告のほうが画像表示のディスプレイ広告よりクリック数が7.5倍も向上したという調査がありました。
そのため、ディスプレイ広告だけでなく動画やストーリーズをうまく活用することで、ユーザーの購買意欲を高めます。
6.Facebook広告で費用が発生するタイミングは?
Facebook広告の費用が発生するタイミングは、以下のタイミングで費用が発生します。
そこで3つの課金形態で、それぞれ費用がかかってくるタイミングが異なるので解説していきます。
■インプレッション課金
インプレッション課金とは、クリックされなくても1,000回表示されたときに費用が発生するようになっています。
クリックしなくても表示されるので、コストが無駄にかかってしまうことがデメリットです。しかし広告費が一定である点はメリットと言えます。
■クリック課金
クリックされることで費用が発生する課金形式になっています。費用は1クリック約100〜200円の費用がかかってきます。
デメリットはクリックの単価がオークション形式で決まるので、競合に負けてしまったら広告の表示回数が減ってしまいます。
しかし、クリックされないと広告費用が発生しないので、広告効果がないと広告費用も0になる点がメリットと言えるでしょう。
■最適インプレッション単価
広告主側がクリックしてくれそうなユーザーを選んで広告を表示し、その表示回数によって費用が発生します。
デメリットはFacebookのアルゴリズムで広告が自動配信されるため、予算設定が難しくなります。
メリットは積極的な顧客に広告を表示することができることです。
7.業種別!Facebook広告の成功事例3選
Facebook広告をうまく使い、売り上げやCV率を急激に伸ばした成功例を紹介します。
■スポーツインナー製品がCV率2.4倍UPした
スポーツインナー製品を企画・販売している会社で、4つの広告をABテストした結果CV率が2.4倍UPした話です。
それぞれ違った動画広告や写真広告でインナーの吸収力を紹介したり、有名スポーツ選手を起用するなどをして、それぞれ違った特徴をユーザーに伝えました。その結果、2.4倍CV率がUPしました。
■健康食品をモバイル向けの広告にした結果、売上が45%UP
健康食品の「京都やまちや」は日本ほどの知名度がなかった香港に目標をあわせました。
オンラインでの販売に合わせて、モバイル向けにデザインした写真広告や動画広告をFacebookやInstagramなどで「自動配置」を利用しました。その結果、ユーザーの売上が45%UPし、カートへの追加増加率も2.8%UPしました。
■ターゲットを絞った広告でCV数7.6倍UP
Oisixという会社は有機野菜やオーガニックフーズをオンラインで販売しています。それらをどのように認知してもらえるのかを課題にしていました。
ターゲットを「30〜50代の主婦層」に絞りキャンペーンを展開。
また、ユーザーの興味関心や「いいね」などを参考にし、ターゲティングに活用しました。
お得感を出した商品の詰め合わせをアピールした広告などを出し、見事に販売件数を7.6倍UPすることに成功しました。
8.まとめ:Facebook広告の種類の特徴を理解して効率的に売り上げアップをはかろう
Facebook広告の種類について紹介しました。
広告にはさまざまな種類があり、1つ1つ特徴があるので自分に合った使いやすい広告を運用していきましょう。
売り上げに直結するポイントや実際に広告を運用した成功事例を紹介したので、あとはあなたが実際にFacebook広告を運用してみてください。広告運用で大事なのはPDCAを回していくことです。なので、運用して売り上げが出なかったりCV率が上がらなかったら他の広告に切り替えたり、紹介の仕方が合っているのかを分析しながら運用していきましょう。
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