【初心者向け】Instagram広告とは?どんな種類があるのかやさしく解説!
Instagram広告とはメタ・プラットフォームズが提供するFacebook広告のうちの1つで、Instagram上に配信される広告のことです。Facebookと同じプラットフォームから配信するためターゲティング精度が高いのが特徴です。
Instagramは画像や動画を投稿して共有できる世界最大級のユーザー数を誇るSNSで、日本国内でも2021年7月時点で4,800万人を突破しています。
(【2021年11月更新】主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ)
今回の記事では、「Instagram広告ってどんな種類があるの?」「Instagram広告ってどうやって出すの?」と初めてInstagram広告の出稿を検討している方に向けて、Instagram広告の特徴や種類、配信面、費用について解説していきます。
目次
- Instagram広告とは
- Instagram広告の特徴・メリット
- Instagram広告は9種類
- Instagram広告の配信面は4種類
- 広告費用と課金方法
- Instagram広告出稿の方法
- Instagram広告の成功事例
- Instagram広告の種類や配信方法は自社商品との相性の見極めが重要!
1.Instagram広告とは
Instagram広告とはメタ・プラットフォームズ社が提供するFacebook広告の1つで、Instagram上に配信されています。
Instagramは画像や動画を投稿して共有できる世界最大級のSNSアプリで、様々な機能がアップグレードされており、近年注目を浴びている広告の配信先です。
それでは、Instagram広告にはどのような特徴があり、実際どのようなメリットがあるのかを次で紹介していきます。
2.Instagram広告の特徴・メリット
Instagramは写真や動画の投稿とシェアに特化したSNSであることから、魅力的な画像や動画に対する意識が高いユーザーが多いのが特徴です。
そのため、Instagramで好みや興味を汲み取ったクリエイティブを広告配信することで、ユーザーにサービスや商品を身近に感じてもらえます。
また、Instagram広告はFacebookと同じプラットフォームで一括管理しているため、Facebookに登録されている性別、年齢、地域やユーザーの閲覧情報を元にした興味関心ごとなど、高精度なターゲティングが可能となります。
それでは実際にどのような広告があるのかみていきましょう。
3.Instagram広告は9種類
Instagram広告は9種類です。
写真や動画といったクリエイティブ、広告配信先に適した広告フォーマットや配信方法が豊富に提供されています。(Instagram for Business.)
そのため、広告主の目的や商品・サービスのターゲットに適した広告配信を選択するようにしましょう。
画像広告
画像とテキストで構成された基本的な広告フォーマットです。「詳しくはこちら」や「お問合せ」のように、ユーザーに行ってほしいアクションを示すボタンやリンクの設定ができるので、ユーザーを誘導する目的には効果的です。
動画広告
動画とテキストで構成された動画クリエイティブを活用した広告配信が可能な広告フォーマットです。アプリ内は基本的に静止画の画像が多いことから動画広告は目を引きやすいです。静止画ではイメージしにくい美容・コスメの使用感や料理といった具体性を訴求する業界に効果的です。(Instagram動画広告について)
ストーリーズ広告
ストーリーズはInstagramの中でもっとも人気のあるコンテンツです。
24時間で消える投稿で、投稿したユーザーのアイコンがレインボーカラーに枠組みされます。ストーリーズ広告はストーリーズ内へ配信が可能で、画像、動画どちらも配信することができます。(ストーリーズのインタラクティブ機能)
カルーセル広告
ひとつの広告で10の画像や動画を配信することができ、それぞれに異なるリンク先を付けることが可能です。複数の商品やサービスを紹介したい時におすすめな広告フォーマットです。(カルーセル広告について)
コレクション広告
コレクション広告とは「メイン画像」と「商品画像」を組み合わせモバイルに特化した広告です。認知から購入までを1つの広告で行ってくれる広告フォーマットです。通販サイトやネットショッピングの企業に大変おすすめです。(コレクション広告を作成する)
発見タブ広告
発見タブとは虫眼鏡のマークをタップしたときに表示される画面のことで、発見タブ広告は表示された投稿内に広告が表示される仕組みとなっています。
発見タブ広告は、設定したクリエイティブをユーザーがクリックしてはじめて広告とわかるので、常日頃から新しい情報を求めているユーザーにアプローチすることが可能となります。(Instagram発見タブの広告について)
アンケート広告
アンケート広告とは動画広告に二択のアンケートを追加、ユーザーに対して質問を投げかけるという機能がついた広告フォーマットのことです。アンケート広告を活用することで、ターゲットの興味関心ごとを直接調査することが可能となります。
また、アンケートの遷移先にリンクを設定できるので、商品の購入や認知を促すのにも効果的です。(ストーリーズのインタラクティブ機能)
ショッピング広告
ショッピング広告は商品タグ付き広告とも呼ばれ、投稿画像から通販サイトやECサイトに直接リンクすることが可能な広告フォーマットです。
Instagram内で商品を紹介するだけでなく、商品やサービスのブランド認知から商品購入までユーザーをスムーズに誘導できる特徴があります。(Instagramショッピングについて)
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告とは人気・知名度のあるインスタグラマーのアカウントから配信された投稿を広告主が広告として配信するものです。ブランドセーフティの観点からタイアップ・PRといった表示が必須です。
商品やサービスを届けたいユーザー層に支持されているインスタグラマーからの発信力や信頼性と説得力を増します。(Instagramのパートナー収益化ポリシー)
4.Instagram広告の配信面は4種類
ここまでInstagram広告の種類を説明してきましたが、続いては、実際どのような場所に配信されるのか解説していきます。
フィード
フィードとはInstagramを開いたときに目にするタイムラインのことです。自分で投稿した写真やフォローしているアカウントが共有した画像などが表示されます。
フォローしているアカウントの投稿内に広告が配信されるため、スクロール中に目にとまりやすいが特徴です。
ストーリーズ
Instagramのストーリーズ内にも広告の配信は可能です。ストーリーズは24時間で消えることからフィードのように保存されないという特徴があります。フィードとは違いフル画面で表示されるためフィード広告よりも視覚的に訴求することが可能です。
発見タブ
ユーザーが発見タブに表示された投稿を選択、表示された投稿をスワイプすると広告が配信されるようになっています。写真や動画といったコンテンツに広告がとけこむことから、ユーザーは違和感なく広告を認識できるというメリットがあります。
IGTV
IGTVとはInstagramで最大60分の長尺の動画を投稿・視聴できるツールで、配信内容に強い興味関心を持つユーザーが視聴しています。広告はその動画を視聴開始前に表示され、最大15秒配信することが可能です。
5.広告費用と課金方法
Instagram広告配信にかかる費用は広告の表示機会ごとに実施されるオークションによって決定します。オークションでは、ユーザに最適な広告を表示させるため、入札価格、推定アクション率、広告品質の3つから判断されます。
そのため、限られた予算で成果をあげるためには広告とユーザーの関連性を高めることが重要となります。
また、Instagram広告の課金方式は以下の3つです。
- CPM:1,000回表示されると費用が発生
- CPC:クリック1回につき費用が発生
- CPI:アプリインストール1回あたりに費用が発生
6.Instagram広告出稿の方法
Instagram広告はFacebook広告と同じ管理画面(ビジネスマネージャー)を使います。
そのため、一番最初にFacebookのアカウントを開設する必要があります。
画像や動画といったクリエイティブや細かな配信設定を広告管理画面で行うのですが、おおまかな内容は下記の通りです。
- FacebookとInstagramのアカウント連携
- キャンペーン作成(キャンペーン目的は認知、検討、獲得の3つ)
- 広告の予算と掲載期間の設定
- ターゲティングの設定
- 手動配置とプラットフォームをInstagramに設定
- 広告作成
- 広告の公開をクリック
これからInstagram広告を始めたいという方は、Facebookビジネスパートナー(旧Facebookマーケティングパートナー)にサポートを受けるのもおすすめします。
7.Instagram広告の成功事例
2015年10月からはビジネスアカウントを持つ全てのアカウントで広告出稿が可能になりました。最後に、日本国内でのInstagram広告の成功事例を2つご紹介します。
キリン ブランド「iMUSE」(イミューズ)
ブランドの認知拡大のために実施したデジタルキャンペーンの効率性を、キャンペーンの流入経路(SNSや各種広告など)ごとに比較。InstagramはFacebookやTwitterといった他のSNSより約3.2倍のリーチ数を獲得し、さらにリーチ単価60%の削減を実現したことが明らかになりました。
バイトル
Instagramフィード広告の素材をストーリーズ広告と共用できる新機能の活用に挑戦しました。より少ない手間で、Instagram内のあらゆる配信面に広告を展開できるようになり、インストール単価、インプレッション単価、クリック単価の抑制に成功しています。
8.Instagram広告の種類や配信方法は自社商品との相性の見極めが重要!
Instagram広告の特徴やメリット、出稿方法などを解説してきました。
どの広告媒体にもいえることですが、自社商品と相性が良いどうか、しっかりとしたターゲット設定や仮説立てやテスト検証は必須となります。
また、Instagram広告はコンテンツやメニューの拡大、広告施策を効率化するためのアップデートを随時行なっています。
そのようなアップデート情報も常にキャッチしインプットしていく必要があるので、本記事を参考にして自社で運用したり、Instagram広告運用に強い代理店への問い合わせを検討するのも良いでしょう。