オンライン広告とは?掲載場所・広告種類・課金形態別にメリットや特徴を解説
オンライン広告とは、その名の通りオンライン上で展開される広告を指します。
オンライン広告はSNS広告・リスティング広告・ディスプレイ広告などさまざまで、掲載場所や広告の種類、課金形態などに違いがあります。
この記事では、オンライン広告の実施を検討している広告担当者の方に向けて、オンライン広告の種類やメリットなどについて詳しく解説していきます。
オンライン広告で効果をあげるためには、多くの種類の中から自社サービス・商品に合ったものを選択し、活用することが大切です。ぜひ記事を役立ててみてください。
目次
1. オンライン広告とは
オンライン広告とは、WEB上、オンライン上に出稿できる広告のことです。
インターネットにつながったパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末に広告コンテンツを表示できます。
オンライン広告は、インターネット広告、ネット広告、WEB広告、デジタル広告などと呼ばれることもあります。
インターネット上に掲載する「オンライン広告」に対し、インターネットを介さない広告形態全般を「オフライン広告」といいます。
オフライン広告と比較すると、オンライン広告には以下のような特徴・メリットがあります。
- 多くの人に広く拡散されやすい
- ターゲットを絞ったアピールがしやすい
- データが取りやすく、今後のマーケティング戦略に活かせる
- 豊富な料金形態があり、自社のスタイルに合ったプランを選べる
- オンライン上で出稿でき、少額から手軽に始めやすい
テレビCMや新聞広告、電車広告などのオフライン広告は多くの人にアプローチできるというメリットがある一方、「一度の広告出稿費が高額である」「定量的な効果測定ができない」などのデメリットがあります。
オンライン広告の場合、一度に多くの人にアプローチすることはできないものの、狙ったターゲットに届く、精度の高いターゲティングが可能です。
また、細かなデータが得られるため効果測定がしやすく、今後のマーケティング戦略に活かしやすいこともメリット。
オンライン広告は費用を抑えて配信できるため、まずは少額から始めたいという場合にも適しています。
2. オンライン広告の種類
ここからは、オンライン広告の種類について「掲載場所」「広告種類」「課金形態」別に分けて詳しくご紹介していきます。
掲載場所別
広告を掲載する場所も、オンライン広告選びで重要な項目です。狙うターゲットにしっかりとリーチする広告を選ぶ必要があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告(リターゲティング広告)
- SNS広告
- メール広告
上記の4つの広告について、以下で詳しく解説します。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときの検索結果に表示される広告です。PPC(Pay Per Click)広告や検索連動型広告とも呼ばれます。
検索キーワードごとに出稿できるため、広告の内容に関心が高いユーザーに訴求できることがメリットです。
ディスプレイ広告(リターゲティング広告)
ディスプレイ広告とは、WEBサイトやアプリの広告枠に表示される広告です。コンテンツ連動型広告とも呼ばれ、画像や動画、テキストなどさまざまな種類があります。
ディスプレイ広告のターゲティング手法の一つに、過去にWEBサイトを訪問したユーザーに対して広告を表示させる「リターゲティング広告」があります。
興味がありよく調べる、購入を検討している、購入したことがある商品の広告を表示させるリターゲティング広告は、自社サービス・製品に興味を持っている顕在層にアピールできることがメリットです。
SNS広告
SNS広告とは、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、LINEなどのSNS上で配信される広告を指します。他のオンライン広告とは異なり、いいねやシェアなどを通してユーザーとコミュニケーションができることが、SNS広告の特徴です。
SNS広告には、趣味や好み、年齢や性別、誰をフォローしているかなど個人情報や興味・関心を集めやすく、各SNSの特徴を活かした広告配信ができるというメリットがあります。
SNS広告について、活用方法や特徴の比較、費用相場など詳しく知りたい方はぜひ下記の記事もチェックしてみてください。→SNS広告の費用の相場がわかる!課金形態や特徴の比較から活用方法まで
メール広告
メール広告とは、電子メールの形で送信される広告のことで「テキスト形式」と「HTML形式」の2種類があります。
ユーザーが事前に登録した情報にもとづいて送信するためターゲティングがしやすいことや、メール形式のため落ち着いて広告を読んでもらえることがメリットです。
HTML形式では、WEBサイトのように文字のフォントや色の変更、画像による装飾ができるため、より訴求力の高い広告デザインも可能です。
広告種類別
オンライン広告は、伝えたい強み、届けたい内容に合わせた「見せ方」ができることも強みです。広告種類別に分けると、主に以下の4つに分類できます。
- テキスト広告
- バナー広告
- 動画広告
- 記事広告
それぞれに特徴や強みがあるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。一つのみではなく、いくつかを組み合わせて活用するのも有効でしょう。
テキスト広告
テキスト広告とは、文字のみで表現する広告を指します。商品・サービスの説明文やキャッチコピーなどを載せ、そこからWEBサイトの訪問につなげる仕組みです。
画像を使う広告と比べると目立ちにくくなりますが、費用が安い、文章表現によって差別化を図れる、WEBサイト訪問者が広告と気づかずクリックしやすいなどのメリットがあります。
バナー広告
バナー広告とは、WEBサイト上の広告枠に画像や動画を表示させる広告です。バナー広告に掲載する素材(クリエイティブ)はメディアによって規定のサイズがあり、正方形・長方形・縦長・横長などさまざまです。
バナー広告は、サイトやアプリのユーザーにすべて同じ広告を見せる「純広告」と、閲覧者の興味関心に合わせて改善しながら運用できる「運用型広告」の2つがあります。
動画広告
動画広告とは、静止画ではなく動画を使用した広告です。商品・サービスのイメージを明確に伝えやすく、音楽や映像を駆使することで煩雑になりがちな説明もわかりやすく伝えられるなどのメリットがあります。
WEBサイトの広告枠に表示される「インバナー動画広告」、WEBサイトのコンテンツやSNSのタイムラインの合間に表示される「インリード動画広告」などがあります。
記事広告
記事広告とは、第三者の視点で商品・サービスなどについて書かれた記事を他社メディアなどに掲載し、ターゲットに届ける広告です。「タイアップ広告」「PR記事」「記事体広告」とも呼ばれます。
商品・サービスを直接宣伝するのではなく、ユーザーの悩みや希望にフォーカスし、体験談や役に立つ情報を伝えていることが特徴です。
ユーザーからの共感や納得を得やすく、通常の広告では獲得が難しかった層の顧客にアピールできることがメリットです。
課金形態別
オンライン広告の出稿には料金がかかりますが、課金形態にもいくつかの種類があります。
- クリック課金型(CPC)
- インプレッション課金型(CPM)
- 視聴課金型(CPV)
- 成果報酬課金型(CPA)
ここでは、オンライン広告の主な課金形態である上記4つの方法について、詳しく解説します。
クリック課金型(CPC)
クリック課金型(CPC)とは、広告がクリックされた回数に応じて料金が発生する方式です。広告が表示されるだけでは料金は発生せず、クリックされて初めて料金がかかります。
クリック課金型の広告としては、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがあります。
インプレッション課金型(CPM)
インプレッション課金型(CPM)とは、一定のインプレッション数(広告が表示された回数)ごとに料金が発生する方式です。かかるコストは広告配信先や競合他社の状況、ターゲティング範囲などによって変わってきます。
インプレッション課金型の広告としては、ディスプレイ広告(リターゲティング広告)などがあります。
視聴課金型(CPV)
視聴課金型(CPV)とは、ユーザーに動画広告が実際に視聴された回数分、料金が発生する方式です。動画広告は、視聴課金型の方式が主流です。
成果報酬課金型(PPA)
成果報酬課金型(PPA)は、広告を配信する際に設定したコンバージョン(CV)に達した場合に料金が発生する方式です。商品購入・会員登録・資料請求などがコンバージョンとして設定されます。
成果報酬課金型の広告には、アフィリエイト広告などがあります。
3. まとめ
オンライン広告には豊富な種類があり、目的に合わせて活用できます。オフライン広告と比べ、手軽に始めやすいこともメリットです。
オンライン広告は、自社のサービス・商品に合った最適な広告を選ぶことが大切です。
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