SNS広告とは?種類やメリット、成功のポイント・成功事例を徹底解説 | シニアド

SNS広告とは?種類やメリット、成功のポイント・成功事例を徹底解説
WEB広告の基礎知識 投稿日: 更新日:

SNS広告とは?種類やメリット、成功のポイント・成功事例を徹底解説

FacebookやLINE、YoutubeやTikTokなど…、SNS広告の出稿をしようとしても、どのSNSでどんな種類の広告を出せばよいのかお悩みではないでしょうか。

この記事では、SNS広告のメリットや各SNSの特徴などの基礎知識から、成功のためのポイントや成功事例までをまとめてお伝えします。

SNS広告を検討されている方は、ぜひご参考ください。

目次

  1. SNS広告のメリットとは?
  2. SNS広告の出稿時の注意点
  3. 3大SNSの特徴と広告の種類
  4. シニア向けに特化したSNS広告
  5. SNS広告を成功させる3つのポイント
  6. SNS広告を利用した企業の成功事例
  7. ターゲットに合わせてSNS広告を選択しましょう

1. SNS広告のメリットとは?

様々なSNSで繋がる人

SNS広告とは、FacebookやX(旧Twitter)などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)内で表示される広告のことです。

まずはSNS広告の特徴について、よく比較されるリスティング広告やディスプレイ広告との違いもふまえながらご紹介します。

SNS広告の特徴は、主に以下の4つです。

  • 拡散性が高い
  • 潜在層にリーチできる
  • ターゲティングの精度が高い
  • 広告らしさがなく、受け入れられやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

拡散性が高い

SNSといえば「いいね」や「シェア(共有)」による拡散性の高さが特徴に挙げられますが、これはSNS広告にも共通する点です。

他のユーザーにもおすすめしたいと思える広告であれば、ユーザーが「シェア」や「リツイート」のボタンを押すことで拡散され、コストをかけずにリーチ(広告の到達率)を広げることができるのは非常に魅力的です。

そのため、ユーザーの「共有したい」という気持ちを喚起させる広告は、特にSNS広告向きといえます。

潜在層にリーチできる

SNS広告は、課題を認識していない「潜在層」にリーチできるといった特徴もあります。

検索キーワードに応じて広告が表示されるリスティング広告では、解決したい課題を認識して自ら検索する「顕在層」に向けた広告であるため、リーチできるユーザーが異なります。

課題を認識していない潜在層に対して、自社サービスの認知を広げたり、課題を喚起して購買行動に繋げたりしたい場合に有効です。

ターゲティングの精度が高い

SNS広告は、ターゲティングの精度が高いことも特徴の一つです。ターゲティングとは広告を配信する相手(ターゲット)を定めることですが、SNSではユーザー一人ひとりの詳細なデータが蓄積されているため、配信したい相手の条件を精度高く絞り込むことができるのです。

年齢や性別、居住エリアなどの属性情報によるターゲティングはもちろん、普段どのような種類のコンテンツを「いいね」しているのかといった興味関心に基づいたターゲティングもできます。

また、SNSは基本的に1人が1アカウントを所持しているため、家族などと共有して使用されることがある検索エンジン内の広告に比べ、より正確なターゲティングが可能です。

広告らしさがなく、受け入れられやすい

広告の表示箇所はSNSによってさまざまですが、SNS投稿の中に自然と溶け込む広告が多いため、ユーザーにより受け入れられやすくなります。

近年は広告をブロックするアプリが流行するなど、広告を好ましく思っていないユーザーも多い傾向にありますが、自分の興味関心に関連して自然に流れてくるSNS広告であれば、ユーザーに受け入れられやすいといえます。

以上がSNS広告の主な特徴です。自社サービスのターゲットが明確になっており、長期的に潜在層にリーチを広げていきたい場合にはおすすめの施策です。

一方で、「ターゲットは決まっておらず、とにかく広く認知を拡大したい」「短期的にすぐに成果を出したい(顕在層にリーチしたい)」といった期待を持っている場合には、SNS広告は不向きといえるでしょう。SNS広告の特徴である「ターゲティングの精度の高さ」や「潜在層へのリーチ拡大」を最大限に活かすことができません。この場合は、リスティング広告やディスプレイ広告などを使って顕在層にアプローチしていくことが有効です。

2. SNS広告の出稿時の注意点

リスクの文字

ここまでメリットをお伝えしてきましたが、ここでは実際にSNS広告を出稿する際のデメリットになり得る注意点についても触れておきます。

SNS広告で最も注意するべき点は、炎上のリスクがあることです。

冒頭でもお伝えしましたが、SNS広告の特徴の一つに「拡散性の高さ」があります。これは多大なコストをかけずに多くのユーザーに見てもらえるメリットにもなりますが、その反面、ネガティブな意味合いで拡散が広まってしまうと炎上につながる恐れもあるのです。

またSNSでは広告に対してコメントをつけられることも多く、ユーザーの反応がダイレクトに伝わります。ネガティブなコメントが多くなると、炎上まではしなくとも、他のユーザーに対して逆ブランディングになる可能性もあります。

受け取り手にどのように捉えられるかを多面的に考えるなど、広告メッセージの打ち出し方には細心の注意が必要です。

3. 3大SNSの特徴と広告の種類

SNSアイコン

実際にどのSNSに出稿するべきなのかを検討するために、3大SNSと言われるFacebook、X(旧Twitter)、Instagramについて、ユーザー特徴や広告の種類などを詳しく紹介していきます。

Facebook

Facebook(フェイスブック)はSNSの中では比較的年齢層が高く、30代〜50代がメインユーザーといわれています。

実名・顔写真での登録が必要なSNSであるため、見ず知らずの人とコミュニケーションをとることよりも、友人や同僚などリアルで面識がある人との繋がりを目的に利用しているユーザーが多いのが特徴として挙げられます。

そのため、ビジネスシーンで使用するユーザーも多く、BtoBサービスなどビジネス向けの広告との相性が良いです。

広告としてはニュースフィード広告が主流です。ニュースフィードは友人などフォローしているユーザーの投稿が表示される箇所でもあるため、自然に見てもらえる広告です。

出稿できる広告の形式は、テキストだけでなく、「画像」「動画」「ストーリーズ」「カルーセル(複数の画像・動画を横並びに表示する形式)」など数多くの種類があります。そのため、広告で訴求したいイベントやセミナー、お役立ち資料などの魅力を最も伝えられる手法を選びましょう。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は140文字以内の短い文章を投稿するSNSで、20代〜30代の若者の利用者が多いです。

SNSの中でもリアルタイム性が高く、またリポスト機能による拡散性が高いことが特徴です。匿名で登録するユーザーが多く、利用目的に応じて複数のアカウントを使い分けるケースもあります。そのため、リアルの知り合いとつながる用途だけでなく、興味関心がある分野でコミュニティを広げることを目的とするユーザーもいます。

広告の種類には、タイムライン上にツイートとして表示される「プロモポスト」や、トレンドのトピックとして表示される「プロモトレンド」などがあります。

形式としては、140字以内のテキストに加え、画像や動画をつけることも可能です。また投票機能を活用した「カンバセーショナル広告」というものもあり、ハッシュタグでのツイートやアンケートへの回答など、ユーザーの行動を促しやすい手法もあります。

Instagram

10代〜30代の若い女性に人気なのがInstagram(インスタグラム)です。

Instagramの最大の特徴は画像もしくは動画が必須であるという点で、テキストのみの投稿はできません。「インスタ映え」という言葉の通り、見栄えの良いビジュアルコミュニケーションがメインのSNSです。ビジュアルがメインであるため、国内だけでなく海外のユーザーにもアプローチすることができます。また、インスタグラマーと呼ばれるSNS上の著名人をフォローする目的で利用されることも多いのが特徴です。

広告は、一般の投稿の中に自然に溶け込む「フィード広告」や、全画面で数秒間流れる「ストーリー広告」などがあります。広告もビジュアルがメインとなるため、視覚的に訴求しやすい美容用品・ファッション・旅行などと相性が良いです。

また広告配信のプラットフォームはFacebookと連動しているため、FacebookページとInstagramを連携すれば、両方に広告を出稿することも可能です。

4. シニア向けに特化したSNS広告

SNSは若年層向けであるイメージが強いですが、実はシニア層の利用も近年増加しています。総務省が行なった「令和4年通信利用動向調査」によると、60〜69歳で73.4%、70〜79歳でも63.9%がSNSを利用しているとのことです。

特にシニアをターゲットに特化したSNSも存在します。代表的なシニア向けSNSを3つご紹介します。

おしるこ

出典:おしるこ

50代以上限定のシニア層が中心のSNSです。

同世代の利用者が多く、日記や趣味のグループで深い交流ができることが特徴です。

また、日記投稿やログインでポイントが貯まり、そのポイントを使って商品と交換することができます(体験型広告)。普段よりもお得に商品を体験でき、その商品の感想も投稿してくれるため、商品の認知を広げやすいという点も大きな特徴です。

>>おしるこのアプリサイト

>>おしるこの広告掲載の事例はこちら

趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

趣味人倶楽部

出典:趣味人倶楽部

子育てを終えた50代女性とリタイア直前の60代前半の男性をメインのユーザーとするSNSです。

旅行や健康意識などに対して興味関心を持つユーザーが多いことが特徴です。

また、日記の投稿や写真投稿などのやりとりや、コミュニティを通して近しい趣味を持つ人とのつながりを作ることができるため、エンゲージメントが高いユーザーが多いことが特徴です。

>>趣味人倶楽部のWebサイト

Slownet(スローネット)

スローネット

出典:Slownet

50代〜90代のシニア層が94,000人と、日本最大の会員数を誇るシニア向けSNSです。

ブログの投稿を通じて、会員同士でのコミュニケーションや同じ趣味を持つ人とつながりを作ることができる特徴があります。

>>スローネットのWebサイト

参考URL:SPF事業 – 事業内容 | 日本テレネット株式会社

シニアに向けたSNS広告についてもっと知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

5. SNS広告を成功させる3つのポイント

自社に最適なSNS広告はイメージできましたでしょうか?最後に、SNS広告を成功させるポイントを3つ紹介します。

  • ターゲットを明確にする
  • 発信はユーザーファーストで考える
  • 効果検証のサイクルを回す

これらポイントを押さえるだけでユーザーからのアクションの効果をあげられるため、ぜひ参考にしてください。

ターゲットを明確にする

まず重要なのは、自社の商品・サービスのターゲットを明確にすることです。

SNSごとにユーザーの年齢層や利用目的が異なるため、最適なSNSを選ぶ必要がありますが、これを選ぶためには、当たり前ですが自社の広告でターゲットとしたい層を明確にしておかなければなりません。

どの年齢層でどんな興味関心を持っている層かのターゲットの明確化に加え、これをもう少し具体化したペルソナの作成までできていると、より最適なSNSをイメージしやすいでしょう。

ペルソナについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

ユーザーファーストで広告を制作する

SNS広告の効果を最大化する鍵は、ユーザーファーストにあります。

自社が伝えたい内容を一方的に伝えるのではなく、ユーザーが欲しい情報はなにか?どんな形式だったら目に留めてくれるか?を常に意識してみてください。

人間は視覚的な情報で物事の良し悪しの大半を決めています。特に初見であれば、見た目の印象が重要です。

例えば、若い女性ユーザーの多いInstagramで化粧品の広告を出す場合は、化粧前後の変化を伝えられる動画広告が良いでしょう。

訴求したい商品の魅力が最も伝わりやすいSNS広告を選び、各SNSのユーザー層に合わせた発信方法で広告の効果を高めましょう。

SNS広告のクリエイティブ制作のポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

効果検証のサイクルを回す

SNS広告は出稿したからといって必ず効果が出る保証はありません。広告の効果を検証して次回発信の改善をすることがポイントです。

SNSにはアナリティクス機能が備わっており、インプレッション・エンゲージメント数の確認ができます。

効果の有無と原因分析、仮説検証を繰り返し行うことで、あなたのSNS広告に求められるユーザーの需要がわかってきます。

SNS広告の効果を検証し、ユーザーニーズに合わせた効果的な広告を発信できるようになりましょう。

6. SNS広告を利用した企業の成功事例

スマホで成功事例を見る人

最後に、SNS広告を利用した企業の成功事例を2つご紹介します。

宅配食の製造・販売「nosh – ナッシュ」

「美味しい、飽きない、安い」をコンセプトにした宅配食の製造・販売を手がけるナッシュでは、新規顧客の獲得を目的としたX(旧Twitter)広告を実施。ターゲティングやクリエイティブの試行錯誤をしてきた結果、広告出稿当初と比較して、広告のラストクリックからの新規顧客獲得数を4.8倍に増加させることに成功しました。

ターゲティングでは、企業アカウントのフォロワーに似ているユーザーを抽出できる「フォロワーターゲティング」を活用しています。柔軟かつ的確なターゲティングで、うまく自社サービスに興味のあるユーザーにリーチすることに成功。また、クリエイティブに男性モデルを起用したキャンペーンでは、若年層・男性層を中心にリーチを広げることができたようです。

>>参照元はこちら

健康食品ブランド「京都やまちや」

厳選した天然素材を使用する健康食品ブランドの京都やまちやでは、FacebookとInstagramに動画広告を配信し、ユーザーが広告コンテンツを見た際のセールスコンバージョンを45%増加(過去のキャンペーンとの比較)させることに成功しました。

広告では、モバイルデバイス向けにデザインした写真広告と動画広告を展開。ターゲットは25歳から60歳までの幅広い層に設定しました。さらに、過去に自社のWebサイトに訪問したことがあるユーザーに対して広告を配信する「リターゲティング広告」も設定しました。自社の商品に関心の高いユーザーへのリーチを広げつつ、オンラインの売上を増加させることに成功した事例です。

>>参照元はこちら

SNS広告の成功事例をもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

7. ターゲットに合わせてSNS広告を選択しましょう

SNS広告の特徴をはじめ、各SNS媒体の特徴や広告の種類、成功事例などをお伝えしてきました。

SNS広告に限った話ではありませんが、最も重要なことは、自社の商材・サービスのターゲットにアプローチできる最適な手段を選ぶことです。

ターゲットに合わせて適切なSNSを選択し、ターゲットに響く広告を打ち出していきましょう。

弊社では、本文中でもご紹介したシニア向けSNS「おしるこ」を運用しています。シニアに対してのSNS広告にご興味がある方は、ぜひこちらをご覧ください。

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