SNS広告は漫画が効果的!漫画広告のメリット・事例を紹介
広告の形式には動画・画像・文章などがありますが、近年注目されている形式が「漫画」です。この記事では、漫画形式のSNS広告が好まれているかどうかの調査結果紹介や、漫画形式でSNS広告を配信するメリット解説などを行っています。「SNS広告の配信を検討している」「漫画形式で広告を配信したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 今注目されているSNS広告は「漫画」!
- 漫画広告を好む傾向には男女差がある
- SNS広告で漫画を利用するメリット
- メリット1 思わず見たくなってしまう
- メリット2 ストーリーで伝えられる
- メリット3 わかりやすく伝えられる
- SNS広告で漫画を利用するデメリット
- SNS広告の漫画の事例
- 事例1 シャープ株式会社:美容家電「beauté A(ボーテアー)」
- 事例2 江崎グリコ株式会社:パピコ
- SNS広告で漫画を効果的に活用しよう
1. 今注目されているSNS広告は「漫画」!
SNSに配信する広告形式で今注目を集めているのが「漫画」です。
株式会社トレンド・プロの調査によると、「最も見たいSNS広告の形態」の順位は以下の通りでした。
1位:動画広告(38%)
2位:マンガ広告(33%)
3位:画像広告(21%)
4位:文章広告(7%)
5位:その他(1%)
※回答項目「見たいSNS広告はない」(38%)を除いた回答数での割合
また、Twitter(現X・以下Twitterと表記)とInstagramに関して、18~24時に最も利用すると回答したメインユーザーが「最も見たいSNS広告の形態」として示した回答は以下のような順位となっています。
1位:マンガ広告(Twitter・Instagramともに43%)
2位:動画広告(Twitter35%・Instagram33%)
3位:画像広告(Twitter18%・Instagram19%)
4位:文章広告(Twitter4%・Instagram5%)
5位:その他(Twitter・Instagramともに0%)
※回答項目「見たいSNS広告はない」(43%)を除いた回答数での割合
マンガ広告が最も見たくなる理由は「ストーリー性があるから」というものが1位で、全体の38%を占めました。たとえ広告だとしてもそこに物語があるとつい見てしまう、というユーザーが多いと考えられます。
また、日本人は漫画という表現方法に昔から慣れ親しんでいる人が多いため、つい見てしまう人が多いということも理由のひとつでしょう。
なお、SNS広告のトレンドに関しては以下の記事でも解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
参考:Twitter/Instagramメインユーザーが最も見たくなるSNS広告はマンガ | 株式会社トレンド・プロのプレスリリース
漫画広告を好む傾向には男女差がある
なお、マンガ広告を好むか動画広告を好むかは、男女で差が出ています。
先程の調査によると、「最も見たいSNS広告の形態」に関して
- 男性はマンガ広告が25%、動画広告が50%
- 女性はマンガ広告が41%、動画広告が26%
という結果になっていました。
これはサービス利用者の男女割合が異なるためと考えられます。同調査において、動画サービスの利用者には男性が多く、TwitterとInstagramの利用者には女性が多いという結果が出ています。
ここから、漫画形式の広告を活用しようと考えている場合は、媒体選びも重要なポイントになってくると言えるでしょう。
漫画形式の広告に限らず、媒体の利用者層を確認したうえで、自社のサービスや商材に合った媒体や形式で広告を配信することが、SNS広告成功のコツです。
参考:Twitter/Instagramメインユーザーが最も見たくなるSNS広告はマンガ | 株式会社トレンド・プロのプレスリリース
2. SNS広告で漫画を利用するメリット
ここからは、漫画形式のSNS広告を配信するメリットについて解説します。
メリット1 思わず見たくなってしまう
先程触れたとおり、調査の中の「マンガ広告が最も見たくなる理由」という項目では、「ストーリー性があるから」という理由が1位で、全体の38%を占めるという結果がありました。
たとえ広告だとしてもそこに物語があるとつい見てしまう、というユーザーが多いと考えられます。漫画という形式を取ることで、画像をタップして詳細を表示したり、純粋に目を止めてもらったりと、広告のエンゲージメントが向上する可能性があると言えるでしょう。
広告は、まず見てもらえなければ良い広告か悪い広告かがわかりません。高いエンゲージメントが期待できる広告形式は、それだけでメリットが大きいと言えます。
メリット2 ストーリーで伝えられる
「ストーリー性がある」ということは、ユーザーが思わず見たくなってしまうというだけではなく、広告を組み立てる際にも大きなメリットが生まれます。
漫画という形式を取ることで、商品の良さやユーザーが得られるベネフィットをストーリー立てて伝えることができるようになります。その結果、わかりやすく伝わりやすい内容の広告となるのです。
メリット3 わかりやすく伝えられる
漫画という形式を取ることで、難しい内容が含まれる広告もわかりやすく伝えられる可能性が高まります。
たとえば、文章の場合は長く冗長になりがちな説明だとしても、漫画であればキャラクター同士の会話で解説を行うなど、表現次第でわかりやすく伝えられる可能性が高まるということです。
商品の良さやベネフィットなど、特に注目してほしい部分を色や表現を使ってわかりやすく強調することも可能です。ストーリーで伝えられるということも含め、漫画広告は広告内容をわかりやすく受け入れられやすく伝えるにはぴったりの形式だと言えるでしょう。
3. SNS広告で漫画を利用するデメリット
一方で、SNS広告で漫画を利用するデメリットには以下のような点が挙げられます。
- 制作に時間がかかる
- 質の高い制作者や編集者を探さなければならない
- 費用がかかる
- 内容によっては本意が伝わりづらい
- 商品・サービスの種類によってはテイストが合わない場合がある
漫画は構成→ネーム(絵コンテ)→下書き→ペン入れ(清書)→仕上げといった手順で進めるため、1枚のバナーを作成することなどと比べると時間がかかることが多いです。
また、宣伝したい内容に合った制作者や編集者を見つけるまでに時間がかかってしまうこともあるでしょう。費用も依頼先によって異なります。
内容やストーリーに関しては入念な打ち合わせを行うことでデメリットを回避できますが、そもそも漫画という形式が合わない商材やサービスもあります。不安な場合は広告制作の専門家に相談すると良いでしょう。
4. SNS広告の漫画の事例
ここからは、SNS広告の漫画の事例を紹介します。多くの場合、成功した漫画形式のSNS広告はコストを抑えながら高い効果を得ることができます。事例を参考に、漫画形式でのSNS広告配信を検討してみましょう。
事例1 シャープ株式会社:美容家電「beauté A(ボーテアー)」
電気機器メーカーのシャープ株式会社は、美容家電シリーズ「beauté A(ボーテアー)」の漫画広告を作成しています。
認知拡大を目的として作成された漫画は、広告色を抑えた読み物として興味を持ちやすいテイストに仕上がっています。また、Instagramという利用者に女性が多い媒体で、ジャンルとしては少女漫画に分類される内容であるという点も成功のポイントでしょう。
漫画広告の配信結果はインプレッション・エンゲージメント・フォロワー数ともに想定していた倍以上の数値を獲得しています。低コストかつ高パフォーマンスの結果を得ることができました。
参考:https://www.instagram.com/p/CX0XaG3l5Pc/
シャープ株式会社|インプレッション・エンゲージメント・フォロワー数が想定の倍以上! 効果的なSNSマーケティング施策の秘訣
事例2 江崎グリコ株式会社:パピコ
食品メーカーの江崎グリコ株式会社では、自社商品のアイス「パピコ」の広告をTwitterで展開しました。「#ズッ友パピコ童話」というテーマで5名の作家に漫画制作を依頼しています。
誰もが知っている童話をもとに、パピコを絡めて物語を描いています。どれも「面白い」「ときめく」と純粋な感想を抱ける内容になっており、「パピコ食べたくなってきた」「こんな味もあるんだ」「久し振りにパピコ食べよう」と思ったユーザーも多いはずです。
もっともエンゲージメントが高かった投稿は2.2万いいね・4,181RTとなっており、多くのユーザーに投稿が届く結果となりました。
参考:glico_広告 #ズッ友パピコ童話 – 検索 / X 、grape 『パピコ、神か!』7つの童話を漫画でリメイク、まさかの結末に心あたたまる
5. SNS広告で漫画を効果的に活用しよう
SNSにおける漫画広告は、クオリティと活用方法次第で大きな効果を得られる広告形式です。ぜひ、自社商品やサービスのユーザー層とSNSのユーザー層を照らし合わせ、効果の出る活用方法を検討してみてください。
なお、シニア向けのSNSマーケティングを考えている場合は、シニア向けのSNS「おしるこ」への広告出稿がおすすめです。
50歳以上のみが利用できるコミュニティアプリ「おしるこ」では、シニア向け商材を取り扱っている方向けに広告サービスを展開しています。幅広い広告形式が利用でき、広告主様の宣伝サービスや目的にマッチする広告形式の提案を行っているので、SNS広告を初めて取り扱うという方でも安心です。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。