SNS広告のクリエイティブ制作のコツ!作成ポイントや成功事例もご紹介 | シニアド

SNS広告のクリエイティブ制作のコツ!作成ポイントや成功事例もご紹介
WEB広告の基礎知識 投稿日: 更新日:

SNS広告のクリエイティブ制作のコツ!作成ポイントや成功事例もご紹介

近年、広告が配信できるSNSが増加しています。

SNS広告を運用している方の中には、

クリエイティブをどのように改善していけばいいのかわからない
自社のターゲットに合ったSNS広告のクリエイティブを知りたい

とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はSNS広告に最適なクリエイティブのポイントや、作成時の考え方をわかりやすくまとめました。ターゲットの性別・年齢別におすすめのクリエイティブや、他社の成功事例も紹介しています。

この記事を読むことで「自社の商品・サービスを効果的にPRできるクリエイティブはどのようなものか」といったことも確認できます。

SNS広告を成功に導くためにも、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. SNS広告クリエイティブの考え方の基本
  2. SNS広告クリエイティブ制作のポイント4選
  3. 【SNS別!】広告クリエイティブのポイント
  4. 【性別・年代別】ターゲット別のポイント
  5. SNS広告のクリエイティブの成功事例
  6. 最適なクリエイティブで広告効果を高めよう

1.SNS広告クリエイティブの考え方の基本

SNSアイコン

FacebookやInstagram、X(旧Twitter)など、多くの人が利用することでコミュニティが形成されるSNSは、自社の商品・サービスのターゲット属性に合わせた広告配信にうってつけです。

しかしSNS広告のクリエイティブに関して、「どのようなものを作成するべきか」「どのようなものが効果的か」と悩んでいる方も多いかもしれません。

重要なのはSNSの媒体特性を理解することです。

SNSでは多くの人がインターネットを通じてコミュニケーションをとっており、ユーザーの細分化した目的・趣味などに特化しているものが多く見られます。

そのため、

  • 多くの人が閲覧する可能性があることを意識する
  • それぞれのSNSの特徴に合わせた広告クリエイティブを作成する

という2つのポイントは、大前提として意識しておくべき考え方だと言えるでしょう。

2.SNS広告クリエイティブ制作のポイント4選

チェックリスト

ここからは、SNS広告のクリエイティブを作成する上で押さえておくべき、重要なポイントを紹介します。

ポイントは以下の4つです。

  1. ターゲット像を明確にする
  2. わかりやすく見やすい画像(動画)を使う
  3. 常にA/Bテストを行う
  4. スマホからの表示を確認する

ひとつずつ確認していきましょう。

1.ターゲット像を明確にする

まず、「誰に広告を見てもらいたいのか?」を意識することが大切です。

この際、「誰に」というターゲット像を明確にすることで、より的確にSNS広告のクリエイティブを作成できます。

SNS利用者の中でも、以下のような属性でターゲット像を絞り込むことで、どのような方向性のクリエイティブを作っていけばよいかが見えてくるでしょう。

【ターゲットの属性】

  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 趣味・感心
  • 性格
  • 生活ルーティン

SNS広告には、上記のような属性を絞り込んで配信できる媒体も多くあります。

より高い効果を上げるためにも、ターゲット像を明確にすることは必須と言ってよいでしょう。

2.わかりやすく見やすい画像(動画)を使う

SNS広告は、多くの場合「文章+画像(動画)」で構成されています。

文章ももちろん大切ですが、SNSを閲覧する中で画像・動画がユーザーに与えるインパクトは大きいものです。インパクトが大きいものほど目に留まり、クリックしたくなるものです。

伝えたいことがひと目でわかる、見やすい画像を使うことは大切なポイントのひとつだと言えるでしょう。

また、動画の場合も長すぎない・内容が簡潔にまとまっている・インパクトがあるといったポイントを意識して作成することをおすすめします。

長い動画の場合は、思わず見入ってしまう工夫や仕掛け、ストーリーを入れ込むことを意識するとよいでしょう。

3.常にA/Bテストを行う

ひとつのクリエイティブがヒットしたからと言って長期間同じクリエイティブを配信し続けていては、いずれ飽きられてしまいます。

常に次の一手を探すつもりで、複数のクリエイティブを配信して効果測定(A/Bテスト)を行い、結果を確認しましょう。

さまざまなパターンの広告クリエイティブを配信しているうちに、効果の高いクリエイティブの傾向が見えてくるはずです。

また、媒体が違えばヒットするクリエイティブも変化します。

複数の媒体で広告を配信する際は、それぞれの媒体で効果の高いクリエイティブを模索・把握するという意識も忘れないようにしましょう。

4.スマホからの表示を確認する

SNSは多くの場合スマートフォン(スマホ)から閲覧することを想定して構成されており、ユーザーもスマホで閲覧していることがほとんどです。

作成する側(広告主)はPCを使用していることが多いかもしれませんが、スマホで表示されるということを意識した上でクリエイティブの作成を行いましょう。

PCのスマホ表示モードや実機での表示確認も忘れずに行うことをおすすめします。

「色の影響で見づらい」「画像の文字が読みにくい」など、作成時はわからなかった欠点が見つかるかもしれません。

3.【SNS別!】広告クリエイティブのポイント

SNSアイコンが並ぶスマホ

ここからは、3つの主要SNS【Facebook】【X(旧Twitter)】【Instagram】に関して、広告クリエイティブを作成する上で重要なポイントを解説します。

これら3つのSNSで広告を配信しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

3-1.【Facebook広告】クリエイティブ作成のポイント

Facebookの画像例

Facebook広告におけるクリエイティブ作成のポイントは、以下の通りです。

  • 最高画質の画像を使用する
  • 画像内のテキスト量は少なくする(20%以下推奨)
  • 伝えたいことは冒頭に入れ込む
  • 簡潔な文章を心がける

使用できる画像の解像度に上限はないため、どのデバイスでも鮮明に表示されるよう、用意できる最高の画質の画像を使用しましょう。

またFacebook広告に関しては、以前は「画像内のテキスト量が20%以上の場合、広告が配信されにくくなる」という、通称「20%ルール」が存在しました。

現在は撤廃されていますが、公式には画像内テキストは少ない(もしくはない)方が良い効果が得られるとされています。画像にテキストを盛り込む場合は、必要最低限にしましょう。

さらに、Facebook広告の見出し・本文は一定文字数を超えると省略されてしまいます。そのため、もっとも伝えたい内容は冒頭に入れ込むと同時に、簡潔なわかりやすい文章を作成することで内容を正確に伝えられる可能性が高まるでしょう。

3-2.【X(旧Twitter)広告】クリエイティブ作成のポイント

Twitterのクリエイティブ例

X(旧Twitter)広告におけるクリエイティブ作成のポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ユーザーの目に留まる広告を意識する
  • 目的を明確に記載する
  • シェアしたくなる画像作りを意識する
  • エンタメ性を入れ込んだ広告を試してみる

X(旧Twitter)は、自身のタイムラインをスワイプして眺める「流し見」をしているユーザーが多いSNSです。そのため、一瞬でユーザーの目を引くような広告を意識するとよいでしょう。

インパクトのある画像や動画を使用することはもちろん、改行を使って広告ツイートの面積を広げることも有効です。

また、広告を配信している目的やユーザーに取ってほしい行動を明確に記載することも重要なポイントのひとつ。「Webにアクセス!」「フォロー&リポストでプレゼント!」「動画視聴でなにかが起こる!?」などのほか、リポスト(リツイート)で誰かに共有したくなるような情報・豆知識など、ユーザーに広告へのエンゲージメント(何かしらのアクション)を起こさせることが大切です。エンゲージメント数は雪だるま式に増加していくことが多いため、意識することで広告はより多くの人の目に触れることとなるでしょう。

加えて、商材にもよりますが、「○○を募集しています」というかしこまった文章だけではなく、「○○募集中!」などフレンドリーな文章や、絵文字やハッシュタグを使うこともユーザーの目を引くためには有効な手段です。

3-3.【Instagram広告】クリエイティブ作成のポイント

Instagramのクリエイティブ例

Instagram広告におけるクリエイティブ作成のポイントは、以下の通りです。

  • 画像の鮮明さには特に気を配る
  • コレクション(保存)して見返したくなる画像を意識する
  • サービス、商材の「世界観」を作り上げる

Instagramはご存知の通り、画像中心のSNSです。画像のキレイさには特に気を配るべき媒体だと言えるでしょう。

また、Instagramには気に入った投稿を保存してあとで見返すことができる「コレクション機能」が存在します。

「いいね!」はもちろんですが、コレクション機能によって保存してもらえるような広告を作成することで、「ユーザーが投稿を見返して後で商品やサービスを購入する」という可能性も高まるでしょう。

さらに、Instagramは世界観が重視される媒体であるという点も意識するべきポイントです。Instagramのプロフィールページでは今までの投稿画像が一覧で表示されます。投稿内容やプロフィール画像(アイコン)の内容や色味などに統一感を持たせ、世界観を作り上げることでサービスや商品の魅力をより効果的に伝えることができるでしょう。

4.【性別・年代別】ターゲット別のポイント

様々な年齢の男女

ここからは、広告クリエイティブ作成におけるポイントを、以下のターゲット別(性別・年代別)に紹介します。

  1. 男性
  2. 女性
  3. 10代(若年層)
  4. 20代
  5. 30~40代
  6. 50~70代(シニア)

4-1.男性

男性向けのサービスや商品をアピールする際の広告クリエイティブは、以下のようなポイントを意識して作成することがおすすめです。

  • シャープな線や見た目を意識する
  • 寒色(青・緑・黒など)を効果的に使う
  • 女性向けと比較した時に、より見やすさ・わかりやすさを重視する
  • フォントはシンプル・太めなものを選ぶ

とにかく「わかりやすさ」「力強さ」「シンプルさ」でインパクトを与えられるようなデザインを重視するとよいでしょう。

4-2.女性

女性向けのサービスや商品の広告クリエイティブ作成で意識するべきポイントは、以下の通りです。

  • やわらかさ、あたたかさを意識する
  • 暖色(赤・オレンジ・ピンクなど)やパステルカラーを使う
  • 強いコントラストの画像や原色を多用した画像は避ける
  • 見やすさやわかりやすさは保ちつつ、雰囲気・世界観を重視してみる
  • フォントに関しても丸み・あたたかさを意識する

やわらかさ」「あたたかさ」「雰囲気・世界観」を意識して興味を引くようなデザインを目指しましょう。

4-3.10~20代(若年層)

10~20代(若年層)向けのサービスや商品をアピールする際の広告クリエイティブは、以下のようなポイントを意識して作成することがおすすめです。

  • 難しい言葉を使わない(漢字を使いすぎない)
  • 「オシャレっぽい」「なんとなくカッコイイ」といった雰囲気を重視する
  • 明度・彩度が高めの、ポップで明るいカラーを使う

文章などは、わかりやすい表現を心がけましょう。

サービスや商品にもよりますが、全体の印象としては小難しさを感じない、明るくわかりやすいイメージを持ちながらクリエイティブを作成していくことがおすすめです。

4-4.30~40代

30~40代向けのサービスや商品の広告クリエイティブ作成で意識するべきポイントは、以下の通りです。

  • 落ち着き、さわやかさを意識する
  • 彩度を抑えめにした「くすみカラー」がおすすめ
  • 強いコントラストの画像や原色を多用した画像は避ける
  • 品のあるデザインを意識する

「大人の○○」が少しずつ刺さり始める世代です。クリエイティブも「落ち着いている」「品がある」といったポイントを意識して作成しましょう。

4-5.50~70代(シニア)

50~70代(若年層)向けのサービスや商品をアピールする際の広告クリエイティブは、以下のようなポイントを意識して作成することがおすすめです。

  • ユーザーを尊重する表現を意識する
  • 説得力のある効果や数字をアピールする
  • 全体的に彩度を抑え、30~40代以上に落ち着いて品のある印象を意識する
  • 可読性と判読性が高くなるよう心がける

ユーザーを「老人」扱いせず、「人生の先輩」としてとらえた上で商品やサービスをアピールすることで広告に良い印象を与えることができるでしょう。

また、「○○大学教授が推薦!」「60代のユーザー9割が効果を実感!」など、根拠や説得力のある数字などをアピールすることを意識することもおすすめです。

加えて、30~40代以上は落ち着きや品を重視したデザインにすることがおすすめです。

画像にテキストを盛り込む場合は、可読性(読みやすさ)と判読性(読み間違いの少なさ)が高くなるようなデザインを心がけてみてください。

シニア向けのクリエイティブについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

5.SNS広告のクリエイティブの成功事例

最後に、SNS広告のクリエイティブの成功事例をご紹介します。

5-1. nosh – ナッシュ

宅配食の製造・販売を手がけるナッシュ株式会社は、新規顧客の獲得を目的としたX(旧Twitter)広告を出稿しています。

若年層の男性層にリーチを広げた広告では、ターゲットと同じ若い男性をクリエイティブに起用。シンプルでありながらも目を引くクリエイティブです。調理不要で楽なのに健康的というメッセージが、うまく一人暮らしの男性のニーズを捉えています。

ナッシュ広告事例

参照:https://business.twitter.com/ja/success-stories/nosh-fresh.html

5-2. ミュゼプラチナム

美容脱毛サロンを展開するミュゼプラチナムは、LINE広告を活用し、多くの新規顧客を獲得することに成功しました。

F1層と呼ばれる20〜34歳の女性をメインターゲットとし、以下のようなLINEの動画広告を配信しました(画像はクリエイティブ動画の抜粋)。女性モデルを起用し、明るい色合いややわらかいフォントなど、女性らしさを感じるクリエイティブです。ユーザーが一目で理解しやすい情報量に抑えられており、わかりやすさもあります。

参照:https://www.linebiz.com/jp/case-study/musee/

そのほか、化粧品市場においてもSNS広告は有効です。こちらの記事で成功事例を紹介していますので、ぜひご覧ください。

6.に最適なクリエイティブで広告効果を高めよう

ここまで、以下のような内容をお伝えしてきました。

  • 広告を配信できるSNSは複数存在するため、それぞれの特徴に合わせたクリエイティブづくりが大切
  • 広告クリエイティブ作成時にはターゲット像を明確にする、A/Bテストを行うといったポイントを押さえる
  • ターゲットとなるユーザーの性別・年代を意識してクリエイティブ作成を行うことも効果的

自社が取り扱っている商品・サービスに加え、ターゲットとなるユーザーの持つ属性、それぞれのSNSの特徴など、SNS広告のクリエイティブ作成は気をつけるべきポイントが多く存在します。

それぞれのポイントを意識してオリジナリティあるクリエイティブを作成していきましょう。

シニアをターゲットとしたSNS広告の出稿をご希望の場合は、弊社のシニア限定SNSアプリ「おしるこ」で出稿が可能です。クリエイティブ作成や掲載まで一括でサポートいたします。

ご興味のある方は以下より、広告についての詳細資料をダウンロードしていただければと思います。

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