SNS広告の仕組み解説~主な配信場所・投稿形式・費用形式など
SNS広告とは、FacebookやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)内で表示される広告のことを指します。
この記事では、SNS広告の配信場所・クリエイティブ形式・ターゲティング方法など、SNS広告の仕組みについて解説しています。SNS広告への理解を深めたい方や、これからSNS広告を始めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
なお、SNS広告の基本的な情報に関しては以下の記事を参照してください。
目次
1. SNS広告の仕組み
さっそくSNS広告の仕組みについて確認していきましょう。
細かい部分や名称はSNSごとに異なる場合もありますが、おおよその仕組みは共通しています。
SNS広告の配信場所
SNS広告が配信される場所は、主に以下のような場所があります。
- タイムライン(フィード)
- 検索画面
- 検索結果
- ユーザーのプロフィールページ
- トレンド など
タイムラインに流れる広告は、いわゆるネイティブ広告とも呼ばれます。一般の投稿と同じ形式で広告としての投稿が配信されるため、比較的広告感がなく受け入れられやすいことが特徴です。
SNS広告のクリエイティブ形式
SNS広告のクリエイティブ形式は以下のようなものが一般的です。
- テキストのみ
- テキスト+画像
- テキスト+動画
- 動画のみ
- カルーセル など
近年では動画広告が多く見られます。タイムラインに流れる広告は、先ほどお伝えしたとおり主張が強くなくタイムラインに馴染みやすくなる反面、そのまま流されてスワイプされてしまうことも多いです。
しかし、動画であれば動きがあるため目につきやすくなっています。さらに、静止画やテキストのみよりも多くの情報を視聴者に伝えられます。
SNS広告のクリエイティブ制作のポイントに関しては、ぜひ以下の記事を参考にしてください。性別・年代別に押さえておきたいポイントや、具体的な成功事例も紹介しています。
ユーザーのターゲティング方法
SNS広告におけるユーザーのターゲティング方法は、以下のようなものが多く見られます。
- 年齢
- 性別
- エリア
- 投稿内容に基づく興味関心
- いいねや投稿シェア、RT(リツイート)などに基づく興味関心
- フォロー・フォロワーに基づく興味関心 など
SNSは、最初に自身のプロフィールを登録するものが少なくありません。また、個人的な文章や情報をつぶやくユーザーも多く、このアカウントを運用しているのはどのような人物なのか?ということを想定しやすくなっています。
このため、SNS広告はターゲットを絞り込んでの広告配信に強みを持っています。
費用発生の仕組み
SNS広告の費用発生の仕組みには以下のようなものがあります。
- クリック課金:1クリックごとに課金
- インプレッション課金:1000回表示されるごとに課金
- 動画再生数課金:特定の条件で動画が1回再生されるごとに課金
- フォロワー課金:フォロワーが1増えるごとに課金
- エンゲージメント課金:投稿へのエンゲージメント数1回ごとに課金
- アプリインストール課金:アプリのインストール回数1回ごとに課金
動画再生数課金に関しては、「動画を○%以上視聴したら1回とカウントする」などの条件が定められている場合が多いです。このため、10秒の動画を1秒見たからといってすぐに課金されるわけではありません。
このほか、エンゲージメントとは投稿詳細の表示・いいね・シェア・プロフィールの表示など、投稿に対してユーザーが起こした何らかのアクションのことを指します。これらのエンゲージメントが発生した際に費用が発生する課金方式が、エンゲージメント課金です。
2. SNS別の特徴まとめ
ここからは、具体的なSNS別の特徴を見ていきましょう。それぞれの特徴を把握することで、自身に合った広告媒体としてのSNSが見えてくるはずです。
Facebookは実名登録のユーザーや企業アカウントの割合が比較的多いSNSです。このため、BtoBのサービスやビジネスの宣伝などに向いています。
このほか、Facebookは配信面が非常に多く用意されていることが特徴です。フィードはもちろん、広告が表示される特設の枠が設置されているほか、情報の検索結果やインスタント記事へも広告が表示されます。また、Facebookの運営会社はInstagramと同じであるため、Facebookで配信した広告がInstagramに表示されることもあります。
Twitterは日常的なつぶやきを毎日行っているユーザーやエンタメの感想をつぶやくユーザーも多いです。このため、趣味趣向の面からのターゲティングが得意なSNSになっています。「芸能人の○○をフォローしているアカウントに広告を配信する」など、フォロー・フォロワーでのターゲティングも可能です。
このほか、広告が拡散された先で起こったクリックやエンゲージメントには課金されないという仕組みがあります。ユーザーによる拡散(バズり)が起こることで、広告費用以上の効果を得ることができるでしょう。
Instagramは、画像・短尺動画がメインのSNSです。このため、ビジュアル重視の広告が良い効果を発揮します。ビジュアル面で「映える」広告デザインにすることで、効果を得られやすくなるでしょう。
ターゲティングに関してはFacebookのデータも活用できるため、より精度の高いターゲティングが可能になっています。
配信面として大きな存在感を見せるのは「ストーリーズ」。ユーザーが使用する場合は24時間で消えてしまう投稿を行える枠です。ストーリーズは全画面に表示されるため、工夫次第ではユーザーの印象に残る広告配信が可能です。
YouTube
YouTubeは、世界最大級の動画共有サービスです。このため、広告も基本的に動画となります。広告の表示タイミング(最初・途中・最後)やスキップの可否、広告を配信するチャンネルが選べるなど、広告配信を目的に合わせて細かくカスタマイズすることが可能です。
このほか、サービス内に広告枠が設置されているため静止画広告も配信できます。さらに、動画広告をYouTubeのパートナー認定を受けているWebサイトまたはアプリで配信することも可能です。
配信面や配信方法が幅広いため、比較的どのような商材にも向いています。さらに、ターゲティングの絞り込みも行えるため工夫次第では非常に効果的な広告配信が可能になるでしょう。
3. SNS広告3つのメリット&強み
1.目的に合わせた運用ができる
SNS広告はさまざまな配信面があり、ターゲティングの方法も豊富です。認知度アップ・エンゲージメントを得たい・動画のPVをアップさせたい・商品の購入を促したいなど、広告を配信する目的はさまざまあるでしょう。その目的にマッチする場所が、SNS広告にはあります。
上記の仕組みや特徴を参考に、自身の目的を達成できる媒体を選びましょう。
2.広告感の少ない広告を配信できる
主にタイムラインやフィードに配信する広告においていえるメリットです。広告を配信するものの、タイムラインやフィードに配信される広告は比較的広告感が少なく、ユーザーの視覚的に馴染みやすいものとなっています。
広告という存在を忌避するユーザーは一定数存在します。工夫次第ではそのような広告にも受け入れてもらえる広告を配信できることも、SNS広告の強みといえるでしょう。
3.比較的低予算で配信できる
テレビCMなどのマス広告と比較すると、SNS広告は比較的低予算で配信開始できるものが多いです。広告予算が限られている方にはおすすめの媒体だといえます。
一方で、当たり前のことではありますが、クリエイティブに凝ったり制作を外注したりすると費用がかさんでしまう場合も多いです。他社を参考に自身でできる部分は担当して費用を抑えるとよいでしょう。
4. SNS広告を活用して売上をアップさせよう
SNSは、アカウントを運用しているユーザーがひとりひとりいるため、ある意味「生き物」ともいえます。このため、扱いが難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、SNS広告は、さまざまな目的にマッチする可能性を秘めている広告です。使い方次第で大きな成果をあげることができるでしょう。
なお、近年は年齢別SNSや趣味別SNSも登場しています。自身のターゲットに合わせて、そのようなニッチなSNSへの広告出稿も検討してみてはいかがでしょうか。
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