本当は効果ない?SNS広告で効果を出すために必要なポイントと成功事例
スマートフォンの普及により、多くの人々がSNSを利用している昨今。
それは若い世代だけではなく、50代・60代以上のシニア世代に関しても同様です。
そのため、どの企業も宣伝広告はSNSを活用して行っているのではないでしょうか。
しかし、宣伝費を割いてSNS広告を出しても、費用に見合った反響を感じられないという声は少なくありません。
そこで「SNS広告」で本当に具体的な効果を上げるために必要なことは何なのか、成功事例なども紹介しながら解説していきます。
目次
1. SNS広告のメリット
SNS広告には通常の広告では得られないようなメリットが多くあります。
そこでまず、SNS広告にはどんなメリットがあるのか理解していきましょう。
メリットを理解しておくことで、いざ使用する時にどんな形になるのかをイメージすることができます。
多くの人に認知してもらえる
日本においてSNSの利用率は増加傾向にあり、令和4年の通信利用動向調査によると、その割合は全ての年齢層で前年よりも増加しています。
特に、注目すべきは70歳代の年齢層での伸び率で、他の年齢階層と比べても大きく増加していることが分かります。
参考:令和4年版・通信利用動向調査「SNSの利用状況(個人)
つまり、SNSに広告を出すと年齢や性別を問わず、多くの人にその内容が認知してもらえるのです。
これは、他の広告形態と比べても大きなメリットであると言えます。
より細かなターゲティングができる
SNS広告最大のメリットは、やはり新聞広告やTVでの宣伝とは異なり、より細かくターゲットを絞ることができることです。
SNS広告では、年齢や性別、住んでいる地域などだけでなく、相手が持っている趣味や関心も設定することができるため、実際に広告を出稿する時にも細かくターゲティングしていくことが可能です。
潜在顧客に向けて訴求できる
SNS広告は、先ほどもお伝えしたように「細かいターゲティング」が可能なので、相手の関心や興味のある内容に合わせた広告を発信することができます。
そのため、ユーザーが検索エンジンなどで検索したキーワードに連動した広告を発信することができる「リスティング広告」のように、実際にその商品を必要としている人々だけでなく、これから顧客になるかもしれない「潜在顧客」に向けたアプローチをすることになるのです。
安価に始められる
これもまた、SNS広告のメリットとして大きいものになるのかもしれませんが、SNS広告は他の宣伝・広告に比べて、比較的安価に始められます。
一般的なSNS広告出稿費用の相場は、だいたい10万円前後から50万円ほどと幅がありますが、予算が少ない場合などでも安価にスタートできるというのは大きなメリットであると言えるでしょう。
2. SNS広告の効果を出すためのポイント
SNS広告出稿には、数々のメリットがあることは理解できましたが、実際にSNSへ広告を出稿するとなると、その効果を出すにはいくつかのポイントを押さえていないといけません。
「せっかく広告を出稿しても効果が感じられない」という結果にならないように、ポイントを押さえた上でSNS広告出稿に挑戦してみましょう。
ターゲットを明確にする
まず、出稿しようとしているSNS広告を「誰に届けたいか」というターゲットを明確にすることが大切です。
SNS広告では、他の広告媒体と異なり、ユーザーが持つプロフィール情報を元にしたターゲティングができるので、広告の効果を最大限に活かせるターゲットを設定するようにしましょう。
他の広告では真似できない特殊なターゲティングが可能だからこそ、ターゲティングの堀下げに力を入れていくことが必要なのです。
SNS広告の出稿に必要な「ターゲティング」についての詳しい解説については、ぜひ下記のページをご覧ください。
相手に取ってほしい動きを考える
次に考えるのは、SNS広告を出稿する「目的」です。
広告を受け取ったユーザーにどんな行動を取ってほしいのかをシミュレーションしていきます。
つまり、広告を出稿する目的が「認知の拡大」なのか「商品ページへの誘導」なのかによって広告へ掲載する文言や画像なども違ってきます。
出した広告によってどのような効果を得たいかによって、準備する広告の内容が変わってきますから、このことはしっかり考えていくことが大切です。
広告の見せ方を工夫する
どのような効果を出したいかが決まれば、実際にSNSに出稿する広告の見せ方にも工夫をする必要があります。
例えば、静止画とコピーだけで印象付けるのか、動画などを活用していくのか、それだけでも広告を受け取る相手の印象が変わるでしょう。
興味のない広告は簡単にスルーされてしまう時代ですから、ユーザーにとって常に魅力的な広告を出稿していけるようにしましょう。
ある程度の期間を経て「効果がない」と感じたら、必要に応じて広告のビジュアルを差し替えることも検討する必要があります。
SNS広告のクリエイティブ制作など、見せ方について更に詳しく知りたいときは、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
効果を測定して改善を回す
SNS広告を出したら、定期的にその効果を測定することができます。
例えば、出した広告の「目的」が「広告認知の拡大」だとすると、広告が表示された回数(インプレッション数)や、配信した広告が見られた人数(リーチ数)などを確認し、それが目標数に達していなければ、広告内容やビジュアルの改善を試みていくのです。
SNS広告を出しても効果がないと感じるのであれば、尚更この「効果測定」の結果はきちんと反映させていくべきでしょう。
3. SNS広告の成功事例
ここまでSNS広告を出稿する場合に、効果を出したい時に注意するべきポイントなどについて解説してきましたが、実際にどのようなSNS広告が成功しているのかは気になりますよね。
そこで、SNS広告の具体的な成功事例をご紹介していきます。
ドミノ・ピザ
実名登録で知られているSNS「Facebook」に公式アカウントを作っている「ドミノ・ピザ」は、SNSの特徴を把握した上で効果的な投稿を実施し、広告効果を出しています。
投稿の画像とテキストを工夫することで、ユーザーが求めている情報を的確に流していることから、売り上げも好調なのだそうです。
「Facebook」は、ビジネスアカウントを作成することでリーチ数や投稿を見た年代などが全て把握できるようになっており、費用もほとんどかからないことからSNS広告として活用する企業が増えています。
株式会社カモダ米穀
この会社は、兵庫県に本社がある米穀店ですが、地元のお米だけではなく全国から取り寄せた銘柄のお米を取り扱っています。
2020年に「お米のみよちゃん」というLINE公式アカウントを立ち上げ、友だち追加用のQRコードを載せたチラシを作って配布し、周辺地域へのポスティングに力を入れて、LINEを活用するために動いたところ、1ヶ月で友だちが1000人以上増え、EC売り上げの9割がLINE経由での注文となっています。
LINEの利用者は他のSNSと比べても多く、その利用率は8割を超えています。
年齢や性別を問わない商材を宣伝したいときは、LINEを活用するのも良い方法ですね。
参考:LINE経由でEC売上の9割を生み出す、お米屋のLINE公式アカウント活用
4. まとめ
SNS広告を出稿しても「効果がない」と感じていた人も、メリットを理解し、ポイントを押さえた広告を作ることで、安価でも効果の高いSNS広告を出稿することができます。
SNS広告で一定の効果を上げたいと思ったら、ターゲティングをしっかり行い、効果測定をしながら改善を試みていくことで、望むような結果を得ることができるのです。
また、若い世代だけでなくシニア世代もスマホを駆使してSNSを楽しんでいますから、シニアに向けた商材を宣伝したい時には「シニア向けSNS」に広告を出稿してみるのはいかがでしょうか。
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