「わたしのホラータイプ」が話題に|なぜ人は“怖い診断”に惹かれるのか?シニア世代から見る令和ホラーブーム
「わたしのホラータイプ」がXで急拡散
最近、Xで「わたしのホラータイプ」というワードが急速に拡散されています。
自分がどんな“恐怖”に惹かれるタイプなのかを診断し、結果を投稿するユーザーが増えています。
「サイコホラー型」「都市伝説型」「呪い型」「考察型」など、診断結果を見せ合う投稿が相次ぎ、若い世代を中心に大きな盛り上がりを見せています。
一見すると若者向けの流行に見えますが、実はこのブームには、シニア世代にも通じる“怖いものへの興味”が深く関係しています。
昭和の時代にも、「あなたの性格診断」「血液型占い」「心霊写真特集」など、“ちょっと怖くて気になるもの”は常に人気がありました。
令和になった今、その形がSNS型へ変化したとも言えるでしょう。
昭和世代も熱中した「怖い話」文化
今の50代〜70代にとって、“ホラー”は決して珍しい文化ではありません。
夏休みになればテレビでは心霊特番が放送され、学校では「トイレの花子さん」「口裂け女」などの怪談話が流行しました。
また、怪談師として知られる 稲川淳二 のテレビ番組を家族で見た記憶がある方も多いでしょう。
昭和〜平成初期のホラーは、“みんなで怖がる文化”でした。
一家に一台のテレビを囲み、「怖いけど見てしまう」という感覚を共有していたのです。
一方、令和のホラーは個人化しています。
スマホの中で診断を楽しみ、自分だけの“怖さ”をSNSで発信するスタイルへ変化しました。
つまり、「わたしのホラータイプ」の流行は、ホラー文化そのものが変わったというより、“楽しみ方”が変化した結果とも言えます。
なぜ人は「怖いもの」を見たくなるのか
では、なぜ人は怖いものに惹かれるのでしょうか。
心理学では、「安全な場所から恐怖を疑似体験したい欲求」があると言われています。
現実では体験したくない恐怖を、エンタメとして味わうことで刺激を得るのです。
特に現代は、日常生活にストレスを抱える人が増えています。
そのため、一時的に現実を忘れられるホラーコンテンツが支持されやすくなっています。
さらに近年は、“考察型ホラー”も人気です。
単純に驚かせるのではなく、「この意味は?」「本当の犯人は?」と考えながら楽しむ作品が増えています。
これはシニア世代にも親和性があります。
推理ドラマやサスペンスを好む方が多いように、“考える恐怖”は年齢を問わず楽しめるからです。
シニア世代が感じる“本当に怖いもの”
一方で、シニア世代の多くは「本当に怖いのは幽霊ではない」と感じているかもしれません。
物価高、老後資金、健康不安、孤独――。
年齢を重ねるほど、“現実の不安”が増えていくからです。
そのため、若い世代のホラー診断を見て、
「平和な時代だな」
「怖いと言いながら楽しめるのは幸せなこと」
と感じる人も少なくありません。
しかし逆に言えば、だからこそ“作り物の恐怖”を楽しめる余裕が必要なのかもしれません。
昭和世代もまた、オカルトブームや怪談文化を通して、不安の多い時代を乗り越えてきました。
令和の「わたしのホラータイプ」も、単なる遊びではなく、“現代人のストレス発散”の一面を持っているのでしょう。
「怖い」がSNS時代のコミュニケーションになった
かつて怪談は、学校や地域で語られる“共同体の遊び”でした。
しかし今は、SNS上で「私はこのタイプだった」と共有し合う時代です。
「怖い」という感情そのものが、コミュニケーションツールになっています。
特に診断コンテンツは、
「自分を知りたい」
「他人との違いを見たい」
という欲求と相性が良く、拡散しやすい特徴があります。
そのため、「わたしのホラータイプ」のようなコンテンツは今後も定期的に流行する可能性があります。
昭和の怪談文化を知るシニア世代から見ると、時代は変わっても「怖いものを楽しみたい」という人間の本質は変わっていないのかもしれません。
そして、“怖い話を誰かと共有したい”という気持ちもまた、世代を超えて続いているのでしょう。
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