健康食品におすすめの広告媒体7選!特徴やメリット・デメリットを解説
ターゲットが幅広く、広告表現においては気をつけるべき点が多い健康食品のマーケティング。どの広告媒体やマーケティング方法が効果的なのか、どの広告媒体を選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、上記のような悩みを抱いている方に向けて、健康食品におすすめの広告媒体を紹介しています。その特徴やメリット・デメリットまで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 健康食品におすすめの広告媒体の種類7選

ここからは、主な広告媒体7種類に加え、広告媒体それぞれのシニアへの浸透度や影響度を紹介します。健康食品のターゲットにはシニア層の消費者が多く含まれるため、シニアへの浸透度や影響度もあわせて確認していきましょう。
まず、広告媒体に関してです。現在、広告媒体は大きく分類するとオンライン広告(Web広告)とオフライン広告に分けられます。それぞれ主な媒体は、以下のとおりです。
オフライン広告
- テレビCM
- 新聞広告
- 折り込みチラシ
- 雑誌広告
オンライン広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
以下から、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
テレビCM
テレビCMはテレビ番組の合間に広告動画を放映するタイプの広告です。
制作コスト・枠を購入するコストなど、比較的コストがかかりやすいものの、非常に大きな認知効果と信頼性を得ることが可能な広告媒体です。
2016年の「全国新聞総合調査(J-READ)」では、健康食品・健康飲料の情報を入手する媒体の1位は「テレビ」という調査結果が出ています。特に60代男女は72%を超える人数が情報の入手媒体として回答しており、根強い影響力が確認できます。
参考:健康食品の広告コミュニケーションを考える| 広告朝日|朝日新聞社メディアビジネス局
新聞広告
新聞広告は、新聞紙面の広告枠を購入し、掲載するタイプの広告です。テレビCMよりもコストが低く、信頼性の向上が見込めます。また、すぐに捨てられてしまう可能性があるチラシと比較すると、多くの人に見てもらえる可能性が高い媒体でもあります。
発行部数は減っているものの、健康食品のターゲットとなりやすいシニア世代においては、新聞を購読している世帯も多いです。
このほか、株式会社キャリアインデックスの調査では「年収1000万円以上の92%が新聞を読んでいる」という結果も出ています。シニアかつ高所得者にアプローチするには最適の媒体だといえるでしょう。
参考:「新聞を読んでいる人は高年収」年収・転職 実態調査 vol.1:キャリアインデックス | CAREER INDEX マガジン
折り込みチラシ
折り込みチラシは、新聞と一緒に配達されるタイプの広告チラシのことを指します。折り込みチラシを目にする消費者層は新聞と同等ですが、新聞や雑誌などの広告と比較すると、単体で保管しておきやすいことが特徴です。このほか、配布地域・配布日を選択し、戦略をもって配布できることも特徴といえます。
また、ほとんど白黒印刷の新聞と比較すると、折り込みチラシはカラー印刷も可能なため、自由かつ目につきやすい表現が可能です。
高齢者のほか、主婦層へのアピールに最適な媒体だといえるでしょう。
雑誌広告
雑誌広告は、発行されている雑誌の広告枠を購入し、掲載するタイプの広告です。雑誌は購読者層が明確に分かれているといえる出版物のため、ターゲティングが容易であることが特徴です。狙った読者に広告を届けることができるでしょう。
一方で、雑誌ごとに多少のばらつきはあるものの、新聞同様に雑誌の印刷部数は年々減少傾向にあります。雑誌を購入している人にしか届かないという点は、デメリットといえるでしょう。
リスティング広告
ここからは、オンライン広告の解説です。まずは、オンライン広告の代表ともいえるリスティング広告です。
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などで検索を行った際に表示されるオンライン広告(Web広告)です。ユーザーが検索に使用したキーワードと連動して広告が表示されるため、「検索連動型広告」とも呼ばれます。
検索キーワードに関連した広告を表示できるため、自社の商品やそれに関連した商品・サービスに興味を持っているユーザーに効果的なアプローチを仕掛けることが可能です。低コストで広告を出稿できるうえ、即効性もあります。
一方で、顕在層へのアプローチが主となるため、認知拡大にはあまり向きません。また、継続して広告を出稿する場合は短いスパンでの改善や調整が必要になります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリなどに設置されている広告枠に表示されるタイプの広告です。バナー広告とも呼ばれます。
画像や動画を使用した広告を掲載できるため、視覚的な訴求が可能な点や、認知拡大に効果的という点が大きな特徴です。また、リスティング広告よりも安価に広告を掲載できる場合が多いです。
一方で、「商品の購入」「資料請求」といったユーザーの具体的な行動につながりづらい広告でもあります。ターゲティング方法にもよりますが、基本的にはリスティング広告のように顕在層にのみ表示される広告ではないためです。
ただ、ディスプレイ広告では一度自社のWebサイトに訪れたことがあるユーザーをターゲットとして配信する「リマーケティング(リターゲティング)」が可能です。一度は興味を持ったがWebサイトから離脱してしまったユーザーに再度アプローチすることができます。リピーター獲得施策としても有効です。
SNS広告
SNS広告は、TwitterやInstagram、FacebookといったSNSに掲載する広告のことを指します。最大の特徴は、詳細なターゲティングが可能な点です。
プロフィールに登録している年齢・性別などの情報のほか、
- つぶやいた内容
- いいねした投稿
- フォローしているアカウント
など、詳細な条件を設定して広告を配信することが可能です。
低コストで配信が開始できるという点や、テキスト・静止画・動画・カルーセルなどさまざまなフォーマットが利用できるSNSが多いという点も特徴として挙げられます。
一方、利用者層が幅広いSNSに関しては、しっかりターゲティング設定を行わないと費用対効果が低くなってしまう可能性も。また、リスティング広告同様、継続して広告を出稿する場合は定期的な改善や調整が必要になります。
2. 中でもおすすめの広告媒体は「SNS広告」

ここまで7つのおすすめ広告媒体を紹介してきましたが、中でも健康食品におすすめの広告媒体はSNS広告です。
おすすめの理由を、以下から解説していきます。
メリット1:口コミが広がりやすい
SNSは、投稿やフォロー、いいねなどの行動を通じてインターネット上で他者とつながることができるサービスです。そのため、良い商品の口コミなども広がりやすいという点が、おすすめ理由のひとつとして挙げられます。
特に健康食品は、広告の内容や信頼性だけではなく、実際の使用感や効果などを気にする消費者も多いです。
口コミの重要性が高い商品であるといえるでしょう。
それだけに、ユーザーの生の声が投稿され、口コミが拡散されやすいSNSを活用したマーケティングは非常におすすめです。
ただし、同時に悪い口コミも拡散されやすいということにも注意が必要です。いわゆる炎上には十分注意して運用を進めていきましょう。
メリット2:ビジュアルで表現できる
先ほどもお伝えしたとおり、SNS広告はさまざまなフォーマットが利用できる場合が多いです。
テキスト・静止画のみならず、動画や、複数枚画像を使用するカルーセルといったフォーマットも利用できます。表現の幅が非常に広い広告媒体だといえるでしょう。
なお、「SNS広告にはどのようなクリエイティブが最適なのか?」という内容を、以下の記事でまとめています。考え方やポイントをわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
メリット3:詳細なターゲティングができる
こちらも上記でお伝えしましたが、SNS広告は詳細なターゲティングが可能です。たとえば、
- 50代~60代の東京都に住んでいると想定される男性
- 最近健康食品を販売している会社のアカウントをフォローしたユーザー
- 「#ダイエット」とつぶやいているユーザー
といったユーザーを絞り込んでターゲティングすることができます。
これにより、健康食品に興味を持っているユーザーや、健康食品の購入を検討していると考えられるユーザーに効率的にアプローチすることが可能です。
3. シニアにもSNS広告は有効
SNS広告は、健康食品のターゲットとなりやすいシニアにも有効な広告媒体です。シニアにはテレビや新聞など、オフライン広告(特にマス広告)が有効なのではと思われがちですが、近年、シニア層のSNS利用率は増加しています。
「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、50代のインターネット利用時間の中でも「ソーシャルメディアを見る・書く」が2位の24.0分となっています。50代のインターネット利用時間の中ではソーシャルメディア、いわゆるSNSに触れている時間が2番目に長くなっているということです。
SNSは、50代以上のシニア層・高齢者層にとっても身近な存在になっているといえるでしょう。
シニアのSNS利用状況やスマホ普及率に関しては、以下の記事においても詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
シニア向けSNSの活用もおすすめ
上記記事からもわかるとおり、SNSはシニア層にも広く普及し始めています。近年では、「シニア向けSNS」も登場しているほどです。
シニア向けSNSの一例としては、以下のサービスが挙げられます。
たとえば、「おしるこ」は利用を50歳以上に限定したシニア向けSNSです。ユーザー同士のコミュニケーションや日記、学習など、シニア層の新しい生きがいの発掘を目指しています。
広告サービスの面では、「商品/サービス体験」「オンラインサービス」「記事作成タイアップ」など、さまざまなオンライン広告サービスを展開しています。健康食品の広告表現は該当する法律に注意しなければいけませんが、「おしるこ」の場合は薬機法に精通した専属ライターが記事作成を行うサービスも提供しています。そのため、ターゲットであるシニア層に、安心して健康食品の広告を配信することが可能です。
なお、健康食品の広告表現の注意点に関しては以下の記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。
4. 広告を活用して健康食品のマーケティングを成功させよう
健康食品のマーケティングでは、ターゲットとなる人物像を明確にすることが特に大切だといえます。「顧客はなぜ健康食品を求めているのか?」という点を深く掘り下げ、顧客となりえるユーザー(消費者)の特徴を把握したうえでマーケティングを進めていきましょう。
上記でもご紹介したように、シニアコミュニティアプリ「おしるこ」では、広告主様に合わせたさまざまなオンライン広告サービスを展開しています。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。