健康食品のキャッチコピー制作の注意点とは?事例・おすすめ媒体も紹介!
効果的なキャッチコピーは、広告に欠かせません。それはもちろん健康食品のマーケティングにおいても言えることです。ただ、消費者の体の中に入り直接作用する健康食品は、広告表現にも規定があることをご存じでしょうか。知識不足のままでは、気づかないうちに法律に触れてしまうおそれもあります。
この記事では、健康食品のキャッチコピー制作の注意点をお伝えするとともに、キャッチコピー制作のポイントや、健康食品のキャッチコピー事例を紹介しています。「健康食品のキャッチコピーを制作することになった」「健康食品の広告表現について気をつけるべきことを改めて確認したい」という方はぜひ参考にしてください。
目次
1. 健康食品のキャッチコピー制作のポイント
健康食品のキャッチコピーを制作する際には、以下のようなポイントを意識することが大切です。
- ターゲットを明確にし、ターゲットを指す言葉を入れる(例:「50代に突入したあなたに飲んでほしい」「膝の痛みが気になり始めたら…」)
- ターゲットが得られるベネフィット(商品やサービスを手にすることによって得られる恩恵)をわかりやすく示す(例:「寝起きがすっきり!」「散歩が楽しくなる!」)
- 数字を使う(例:「88%の人が『買って良かった』と回答!」)
- 取り入れるハードルを下げる(例:「1日1錠飲むだけ!」「朝食と一緒に摂るだけ!」)
「ターゲットが商品やサービスを導入することでどうなるのか」を想像させたうえで、実際に導入したくなる気持ちを増幅させるようなキャッチコピーを制作することで、良い効果が期待できるキャッチコピーとなるでしょう。
しかし、健康食品の広告・宣伝を行う際には表現に注意しなければ法律違反となってしまう場合があります。以下からは、その注意点について解説していきます。
2. 健康食品のキャッチコピーの注意点
健康食品のキャッチコピーを制作する際は、
- 嘘の効能や大げさな広告(例:あっという間に足の痛みが改善!)
- 病気などに効く・治るとうたう表現(例:飲むだけで体脂肪率が下がる!)
- 承認を受けていない医薬品の広告(例:日本初上陸!新薬◯◯)
といった表現を必ず避ける必要があります。これは、「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」という法律によって定められている事項です。
このほか、商品やサービスの品質や内容、価格などを正しく表示していない表現や、食品の用途を定める表現(乳児用・妊婦用など)は避けましょう。前者は景品表示法、後者は健康増進法に抵触するおそれがあります。
健康食品の広告表現については、以下の記事で詳しく解説しています。そもそもの「健康食品」の定義についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
3. 健康食品キャッチコピー事例5選
ここからは、健康食品のキャッチコピーを5つピックアップして紹介します。
それは、小さな栄養士。(大塚製薬株式会社「カロリーメイト」)
有名なバランス栄養食「カロリーメイト」のキャッチコピーです。タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルをバランス良く含んだカロリーメイトを一言で言い表す、伝わりやすいキャッチコピーだと言えるでしょう。まるで自分に栄養士がついてくれたかのように感じる、寄り添ってもらっているような気持ちを抱かせるやさしいキャッチコピーです。参考:カロリーメイト公式サイト | 大塚製薬
からだに必要なもの、全部入り。(ベースフード株式会社「ベースフード」)
1食で1日に必要な栄養素の3分の1が摂れる栄養食「ベースフード」のキャッチコピーです。こちらもカロリーメイト同様、「効率良く栄養が摂れる」ということが一度読んだだけでわかるキャッチコピーとなっています。参考:ベースフード
その家事で燃やす!(株式会社メタボリック「ながらスリム」)
毎日行う家事の動きで効率的にスリムになるためのサポートを行うダイエットサプリ「ながらスリム」のキャッチコピーです。こちらはパッケージに大きく表示されているキャッチコピーで、店頭で見かけた際はインパクト抜群です。「サプリが自分の生活においてどういう働きをしてくれるのか」ということがわかりやすく伝わってきます。参考:ながらスリム | 家事のカロリー効率サプリ-(株)メタボリック
くっきり、めッ!(株式会社ファンケル「えんきん」)
目の疲労感を軽減するサプリ「えんきん」(機能性表示食品)のキャッチコピーです。このキャッチコピーは有名な歌を使用したCMにも用いられており、どのようなベネフィットが得られるのかわかりやすいと同時に記憶に残りやすい一文となっています。参考:≪ファンケル公式≫えんきん スペシャルサイト | 健康食品・サプリメント通販のファンケルオンライン
がんばるあなたに雪どけ水が育てたにんにくの活力を(株式会社やずや「にんにく卵黄シリーズ」)
元気をサポートするサプリメント「にんにく卵黄」のキャッチコピーです。最初の一言(がんばるあなた)でターゲットに語りかけて寄り添ったあとに、こだわりの詰まった商品のアピール(雪解け水が育てたにんにく)を行っています。商品紹介ページでも商品のこだわりと魅力を全面にアピールしています。参考:にんにく卵黄シリーズ【やずや公式通販】
4. 健康食品の広告にはSNSがおすすめ
健康食品の広告出稿に今もっともおすすめな媒体は、SNSです。理由には大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 口コミが広がりやすい
- ビジュアルで表現できる
- 詳細なターゲティングができる
特に「口コミが広がりやすい」ということは重要視すべきポイントです。健康食品はその使用感、味、効能、続けやすさなどが使用者によって異なります。このため、実際に使ってみた人の声=口コミが購入を左右するファクターとなりやすいのです。
毎日多くのユーザーの声が投稿されるSNSでは、良い商品の口コミもスピード感を持って拡散される可能性を持っています。より多くの人に健康食品の情報を届けるには、SNS広告が最適だと言えるでしょう。
なお、より詳しいおすすめ理由や、SNS以外の健康食品におすすめの広告媒体などについて以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
5. 注意点を意識して健康食品のキャッチコピーを制作しよう
健康食品のキャッチコピーは、気をつけるべきポイントや注意点も多く、意識しなければ気づかないうちに法律に抵触してしまう可能性もあります。気をつけながらも効果的なキャッチコピーを制作するために、大前提として記事で解説した注意点をしっかり頭に入れることが大切です。キャッチコピーに問題がないか不安な場合は、表現のチェックを行っている第三者機関にチェックを依頼することも検討しましょう。
なお、シニア向けの健康食品のマーケティングを考えている場合は、シニア向けのSNS「おしるこ」への広告出稿がおすすめです。
50歳以上のみが利用できるコミュニティアプリ「おしるこ」では、シニア向け商材を取り扱っている方向けに広告サービスを展開しています。幅広い広告形式が利用でき、広告主様の宣伝サービスや目的にマッチする広告形式の提案を行っているので、SNS広告を初めて取り扱うという方でも安心です。
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