シニア層へのアプローチ手法に、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな企業のPR担当者に向けて、Webメディアを活用したシニア層への効果的なアプローチ方法を解説していきます。
シニアの多くがWebを利用していること、広めたい商品と媒体との相性が結果に直結することをお伝えしていきます。
目次
- シニア層へのWebマーケティングは非効率?
- シニアへのアプローチを効率化する3つのポイント
- シニア向けの商品PRの参考にしたい3つのWebメディア
- シニアSNSアプリ内での体験型広告のメリット・デメリット
- シニア層へのプロモーションにもWebメディアの利用がおすすめ
1.シニア層へのWebマーケティングは非効率?
シニア層への具体的なアプローチ方法を紹介する前に、Webマーケティングの有効性を解説していきます。
「シニア層へはWebでのアプローチがアンマッチなのでは?」と感じてる方もいるかもしれません。しかし総務省がおこなった令和元年通信利用動向調査によれば、60歳〜69歳の高齢者がインターネットを利用している割合は90.5%と、ほとんどのシニア層がネットを利用しているとの結果が出ています。

引用:令和元年通信利用動向調査|総務省
さらに50~59歳の年齢層では97.7%がインターネットを利用していることが明らかになっています。高齢者も若者と変わらない価値観でWebを利用し、高齢化が進むにつれて、インターネットで人とのつながりを実感する方々が増え続けると予想されます。
もはやシニア層へのWebマーケティングを実施しない手はないでしょう。
2.シニアへのアプローチを効率化する3つのポイント
ここからは、効率よくシニア層へのアプローチをおこなうためのポイントを解説していきます。
- 取り扱う製品の特徴を把握する
- ターゲットを明確にする
- 媒体との相性を把握する
この3つのポイントについて詳しくみていきましょう。
取り扱う製品の特徴を把握する
まず1つ目は、取り扱う製品の特徴を把握することです。
当然ですが製品の特徴によって、適切なプロモーションの方法は異なります。特に対面で販売することのないWebマーケティングでは、製品と掲載する媒体との相性が成果に直結するといっても過言ではありません。
適切な媒体を選択するための第一歩が、取り扱う製品の特長を把握することなのです。
ターゲットを明確にする
2つ目が、ターゲットを明確にすることです。
取り扱う製品の特徴を把握したら、ターゲットとなる年齢層や性別を明確にしましょう。今回はシニア層へのアプローチを題材としていますが、シニア向けというカテゴリーをさらに細分化することが大切です。
1つ目のテクニックと同様にターゲットを細分化することで、相性の良い媒体を適切に判断できるようになります。
媒体との相性を把握する
最後は、媒体との相性を把握することです。
シニア向けのWebメディアにも特徴があるので、特徴に合ったアプローチをしなければ効率が低下してしまいます。
例えば、
「Aの媒体は会員制サイトだから高品質なアイテムとの相性が良さそう」
「Bの媒体は登録不要で更新頻度が高いから気軽に使えるアイテムとの相性が良さそう」
といった切り分けをおこなえるわけです。
このように取り扱う製品の特徴を把握すること、ターゲットを明確にすること、という手順を踏むことで適切なWebメディアの選択が容易になります。
3.シニア向けの商品PRの参考にしたい3つのWebメディア
ここからは、シニア向けの商品PRを検討する際に参考にしたいWebメディアを紹介していきます。
Webマーケターがチェックしておくべき媒体は、次の3つです。
- 趣味人倶楽部
- サライ
- おしるこ
では、それぞれの媒体の特徴を確認していきましょう。
趣味人倶楽部

趣味人倶楽部は、参加型コンテンツに特徴をもつ媒体です。
50〜60代を中心とし、毎月1,600回ほどのオフ会、100回ほどのオンラインイベントが開催されています。
また、カテゴリーも幅広く、旅行やカメラ、ゴルフ、カラオケといったジャンルに興味をもつシニア層に効率よくアプローチできます。
サライ

サライは、ライフスタイル誌の根強いファンがチェックしている媒体です。
旅行やモノ、健康、ライフスタイルなどのジャンルに本物志向のユーザーが熱い視線を送っています。
オリジナル記事が日々発信されているため、再訪問率が高いという特徴も兼ね備えています。
おしるこ

最後に、おしるこの紹介です。こちらは厳密にはWebメディアではなくSNSアプリですが、本人確認済の50歳以上のシニアだけが利用できるSNSであり、効率的にシニアへのアプローチが期待できます。
1日1回のログインポイントや日記投稿時にポイントが付き、貯めたポイントで健康食品・美容商品・食品・防災用品などの幅広い商品と交換できるユニークな機能があります。
シニアに商品を体験してもらうタイプの「体験型広告」により、シニアに商品を納得してもらえるようなアプローチができます。
SNSはこれまで若者のものというイメージがありましたが、シニアSNSの登場によってシニア層のSNSの利用率は年々上昇しています。
「シニアSNSが人気である理由」「シニアがどのようなことにSNSを活用をしているのか」については、以下の記事をご覧ください。
4.シニアSNSアプリ内での体験型広告のメリット・デメリット
最後に、従来のWebアプローチ方法ではあまり見られない、「おしるこ」の体験型広告のメリットとデメリットを解説していきます。
おしるこのメリットとデメリットは次の通りです。
- メリット:口コミや商品体験を利用したプロモーションをおこなえる
- デメリット:スマートフォンの扱いに比較的慣れたシニアへのアプローチに限定される
メリットについて
先ほども触れたように、「おしるこ」は50歳以上のシニアだけのSNSアプリです。シニア会員のコミュニティが形成されるため、良い口コミが発生しやすい環境といえます。
さらに、口コミで見た商品の感想を商品の体験によって試せるため、
- 自分で納得したものだけを購入する
- 安くても品質を重視する
というシニアの購買心理を満たせます。
デメリットについて
その反面、パソコンのWebブラウザ上で閲覧できる媒体とは異なり、利用者はスマートフォンを使い慣れているシニア層に限定される点がデメリットといえるでしょう。
おしるこの体験型広告で商品をアピールする場合は、アクティブシニアと呼ばれる「何事も意欲的で活動的なシニア」をターゲットとする必要があります。
一見デメリットのようですが、Webで集客し購入に結び付けるためには、ITリテラシーの高いシニアをターゲットにアピールした方が効率的に成果に繋げられるでしょう。
5.シニア層へのプロモーションにもWebメディアの利用がおすすめ
シニア層へのプロモーションにも、Webメディアを利用したアプローチがおすすめです。
Webの利用率は若者と変わらず、SNSのようにコミュニケーションを楽しむユーザーが増えています。
ただし、広めたい商品と媒体との相性が、結果に直結する点には注意が必要です。広告したい製品がどのようなユーザーに向けられたものなのかを正確に把握し、その属性のユーザーが集まるWebメディアを慎重にセレクトしましょう。
弊社では50歳以上限定のシニアSNSアプリ「おしるこ」を運営しています。おしるこ内ではシニア向けの商品・サービスの広告の出稿も可能です。シニアへのアプローチをご検討の場合は、以下より「おしるこ広告」についての資料を無料でダウンロードいただけますので、ご覧いただければと思います。