シニアにおすすめのコミュニティアプリをご紹介|50歳以上限定SNS「おしるこ」とは?
スマホの普及によりシニア層もSNSを頻繁に利用しています。SNSを通してコミュニティが形成される時代、シニアはどのようなツールでコミュニティを形成しているのでしょうか。
この記事ではシニア層が利用しているSNSランキングやシニア専用のSNSをご紹介します。
目次
- 実はシニア層のスマホ普及率が上がっている?
- シニア層がコミュニティで利用しているSNSランキング
- コミュニティをつくるシニア専用のSNSの台頭
- おすすめのシニア専用SNS
- シニアコミュニティを活用し効果的なPRを
1.実はシニア層のスマホ普及率が上がっている?
60歳から79歳のシニア層のスマホの普及率は増加しており、2020年と比較しても8%増加しています。そして2021年はシニア層のスマホの普及率は84.7%に達しました。このスマホ普及率の増加の要因を解説します。
要因1:LINEなどのコミュニケーションの利用
MMD研究所の調査によると、シニア層がガラケーからスマホに切り替えた理由の中で、もっとも多い回答はLINEなどのコミュニケーションツールを利用するため(22.5%)、次に家族にすすめられたため(22.4%)でした。
出典:2021年のシニアのスマートフォン利用者は84.7% 2020年と比べスマートフォン利用者は7.7ポイント増加
日本でのLINE普及率は約86%ともっとも多く利用されています。シニア層も仕事や家族との連絡手段にメールや電話だけでなく、LINEを活用するためにスマホに切り替えたユーザーが多いと考えられます。
要因2:3G回線の終了でガラケーが使えなくなる!?
スマホの普及率増加に伴い3Gサービスの終了が予定されています。サービス終了後は、3Gを利用しているガラケーは使えなくなります。携帯電話の機種変更をするこの機会にスマホに切り替えるシニア層が増えていることが、シニア層のスマホ普及率増加のひとつの要因になっています。
各キャリアの3Gサービス終了予定時期は以下のとおりです。
表1.キャリア別の3Gサービス終了時期
キャリア名 | 3Gサービス終了時期 |
au | 2022年3月31日 |
NTTドコモ | 2026年3月31日 |
ソフトバンク | 2024年1月下旬 |
2.シニア層がコミュニティで利用しているSNSランキング
2021年に調査した、「60代が利用しているSNSの利用率」をランキングでご紹介します。
表2.60代が利用しているSNSの利用率
順位 | SNS | 利用率 |
1 | LINE | 74.3% |
2 | 21.9% | |
3 | 20.1% | |
4 | 17.1% | |
5 | TikTok | 2.5% |
LINEは家族や友人との連絡手段で使われているので、もっとも利用率が高い結果となりました。次に実名登録しているユーザーが多いFacebookが21.9%の2位です。以下にTwitter、Instagram、TikTokとつづいています。
3.コミュニティをつくるシニア専用のSNSの台頭
Instagram、Twitter、TikTokなどのSNSではシニア層の利用率は、いまだに低い状況です。では、シニアはSNSを利用していないのかというと、そうではありません。
近年急速に会員数を伸ばしているのが『シニア向けのSNS』です。
シニア世代に向けたSNSとは?
シニア世代に向けたSNSは、シニア層がオンライン上で自分と気が合う人と簡単にコミュニケーションが取れるように特化したSNSです。
なぜシニア専用SNSは人気なのか?
シニア専用のSNSが受け入れられる理由は3つあります。
1. 使い方がシンプルで操作が簡単
シニア専用のSNSは操作がシンプルです。
若者向けのSNSアプリの特徴としては多機能で便利な分、操作が複雑でITリテラシーがそれほど高くない人には操作面がハードルとなりやすいようです。
2. 世代が同じなので交流しやすい
シニア専用SNSは利用ユーザーが60歳以上の方が多いです。
SNSは登録しても交流する相手がいないと楽しむことができません。シニア専用のSNSは同じ時代を過ごした者同士共通の話題が多く、相手と話すきっかけが作りやすくなっています。
3. 自分が興味のある情報が見つけやすい
シニア専用のSNSでは同じ趣味の仲間を作ることを目的としている方が多くいます。
コミュニティが「趣味」などでカテゴリー分けされているので、自分が繋がりたい人や見たい情報を見つけやすくなっています。
シニア専用SNSは口コミの情報収集の場
シニア層のスマホ普及率が増加しているなかで、スマホに切り替えて増えた行動のトップはオンラインショッピングというデータがでています。
出典:2021年のシニアのスマートフォン利用者は84.7% 2020年と比べスマートフォン利用者は7.7ポイント増加(MMD研究所)
人は商品やサービスを購入するときに失敗をしたくないので、評判を調べるために口コミを確認します。そして、口コミも全く知らない人よりも友人や知人の情報を信用します。
そのため横の繋がりが強いシニア専用SNSは、口コミの情報交換の場として活用されているのです。
そのような特徴を生かし、シニア専用SNSで「シニア向けの商品やサービス」のPRを行うことで、
- シニア層への認知拡大
- シニア層の集客
- シニア層のファン獲得
が期待できます。
シニア層をターゲットとした商品・サービスの広告出稿を検討されている場合は、以下の関連記事でおすすめの媒体を紹介しておりますので参考にしていただければと思います。
4.おすすめのシニア専用SNS
今回、紹介するのはカイト株式会社が運営するシニア専用SNS「おしるこ」です。
シニア専用SNS「おしるこ」とは
おしるこは本人確認済みの50歳以上の方だけが匿名で利用でき、約8万人(2023年12月末時点)の会員がいるシニア専用のSNSです。会員の年齢が50歳以上と下限が設定しているのでシニア層と親和性が非常に高いSNSです。
シニア専用SNS「おしるこ」の特徴
おしるこの特徴を3つ解説します。
1.本人確認があるので安心して使える
おしるこの会員は免許所、パスポート、保険証等で本人確認を100%実施しています。匿名で利用できるという手軽さと本人確認の安心が両立しています。
また、会員が50歳以上なので、シニア向けの商品やサービスをシニア層にしっかりとリーチさせることができます。
2.ユーザー同士の交流が活発
おしるこは会員同士の交流が活発で情報が拡散されやすい環境です。
主に、日記・日記コメント・スマイル(リアクション機能)・グループチャットを活用して横の繋がりを広げ、毎日のコミュニケーションを楽しんでいます。
3.広告型と体験型の2種類の広告サービス
おしるこの広告サービスには広告型と体験型の2つのサービスがあります。
広告型は自社サービスや自社のことを幅広く知ってもらうためのサービスです。PR動画やコラム記事の掲載ができ、多くの認知を得ることができます。
体験型はユーザーがサービスや商品を体験するよう誘導することが可能です。商品を体験したユーザーは日記投稿を行うので、口コミに繋げることができます。
シニア向けおすすめSNSをもっと知りたい方は、こちらもご参照ください。
5.シニアコミュニティを活用し効果的なPRを
シニア専用SNSはシニア層のニーズを掴み会員数を獲得し、会員同士の交流も活発なため口コミが拡散されやすい環境です。
シニア向けの商材のマーケティングに悩んでいる企業様や個人事業主の方は、広告の選択肢のひとつにシニア専用SNSでの口コミマーケティングを加えてみてはいかがでしょうか。