シニアの終活は「終わりの準備」ではない!SNS広告を活用したシニアのポジティブな人生設計を後押しする方法
かつてはネガティブに受け取られがちだった終活ですが、最近ではポジティブなイメージを持たれるようになりました。
「人生の終わりへの備え」だけでなく、「これからの暮らしを整える行動」に意味が広がりつつあります。
この記事では、シニアの終活に対する意識や実態、終活を通じて見える企業とシニアの関わり、SNS広告を活用したマーケティングについて解説します。
「シニアの終活ニーズを捉え、自社のサービスをアピールしたい」とお考えの担当者の方はぜひ参考にしてください。
目次
- シニアの終活に対する意識と実態
- シニアの終活を「人生をポジティブに楽しむ準備」と考える
- 終活を通じて見えるシニアの暮らしと企業との接点
- SNS広告を活用した「シニアの終活」マーケティング
- まとめ|シニアの終活ニーズを探るならシニア専用SNS「おしるこ」の活用がおすすめ
1.シニアの終活に対する意識と実態
終活を始めるシニアは年々増加しています。
ここでは終活の認知度の高さや終活にかける費用など、終活市場の広がりを見ていきます。
終活を始めるシニアは増えている
ハルメク生きかた上手研究所の調査によれば、50~79歳男女2,016名のうち、「すでに終活を始めている」と回答した割合は2025年は全体の44.0%、2021年の34.6%に比べて9.4%増加しました。
また、「今後実施する予定」と回答した割合は2025年は33.4%で、7割以上の人が終活について前向きに行動しています。

この背景には、終活という言葉が身近になりつつあることに加えて、終活は「いつかやること」から「元気なうちにやること」へと位置づけが変化したともいえます。
「子供に負担をかけたくない」「自分の判断力があるうちに動きたい」といった思いが、元気なうちに人生を整える活動を後押ししていると考えられます。
終活にかける平均費用は約503万円
同調査によれば、2025年の終活実施者の終活にかかった費用は平均約503万円で、前回調査の平均約450万円から増加しました。
内訳を見ると、不動産の整理や処分、終のすみかとしてのリフォームといった住宅関連に加え、最も金額が大きかったのが投資信託や株式投資などの「資産の運用」でした。
終活は身の回りの整理だけではなく、暮らしや資産の見直しを含め、人によっては数百万円規模の費用が関わる経済活動であることがわかります。
この結果から、シニアにとっての終活は人生をより豊かに、安心して過ごすための暮らしや資産への投資としての側面が強いと考えられます。
整理によって生まれた時間や資金の使い道を考慮すると、終活は葬祭関連だけでなく複数の業界にまたがる市場といえます。
終活に対する意識の変化やインサイトについては、以下の記事も参考にしてください。
2.シニアの終活を「人生をポジティブに楽しむ準備」と考える
終活は「人生の幕引きの準備」ではなく、「これからの生き方を見直す活動」として捉えられつつあります。
ここでは、シニアの終活に対する「意識と行動の差」に注目し、終活がもたらすポジティブな影響について整理します。
終活はポジティブに捉えられているが、行動には壁がある
終活がポジティブな印象をもたれつつある一方で、実際に行動を起こせていない人も少なくありません。
ベストファーム株式会社が行ったアンケート調査(2023年)によると、回答者の約75%が終活を「心配事を減らして、人生をより楽しむためのポジティブな活動」として捉えています。
しかし、実際に着手している内容を見ると、「持ち物の整理」に次いで「終活をまだ始めていない」という回答も目立ちます。
その他の活動についても、ほとんど着手できていない様子がうかがえました。


引用:終活に関するアンケート調査|回答者の7割が終活は「ポジティブな活動」と捉えるも、行動には至らず(ベストファーム株式会社)
背景には「終活は70代以降に始めればいい」という先延ばしの意識や、「誰に相談したらいいかわからない」といった心理的なハードルがあります。
この「興味はあるが踏み出せない」層に対し、無理に行動を促すのではなく、終活を「これからの暮らしを整えるきっかけ」として捉え直せるような情報提供が必要です。
参考:シニア世代の「終活」~世代間や男女間で差異があるも、ポジティブな捉え方が多い~(NRI社会情報システム株式会社)
終活を始めた人ほど幸福度が高い
ハルメクの調査では、終活を始めている人の幸福度は平均6.48点と、全体の6.03点を上回っています。
生活満足度においても、「満足している」「やや満足している」と回答した人は63.5%と、全体の53.5%を超えています。
実際に終活を始めることで、不安が見える化・整理され、心に余裕が生まれます。
「もしもの時の備え」ができたことで、時間とお金を趣味や美容、旅行など「今」の自分のために使う消費行動が生まれ、生活満足度の向上につながっているといえます。
「死への備え」から「どう生きるか」を整理する活動へ
人生100年時代と言われる今、シニアにとっての終活は「死後手続きの準備」だけではなく、「残りの人生をどう生きるか」にも注目すべき側面へと広がっています。
「やりたいことリスト」を作成して、人生の優先順位を整理することは、残りの時間を前向きに楽しもうとする意欲を高めます。
企業がシニアにアプローチする際は、終活を「残りの人生を充実させる手段」と位置付けることで、人生をより豊かに過ごしたいと考えるシニアの共感を得られます。
参考:【50代女性版】死ぬまでにしたいことリスト100|終活で考えておくべきこととは?(株式会社クレディセゾン)
シニアの生きがいについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
3.終活を通じて見えるシニアの暮らしと企業との接点
終活を「人生をよりよく生きる準備」として捉えると、一見終活と関係がない業種の企業も、シニアの暮らしの延長線上で終活に関わっていることが見えてきます。
ここでは美容、リユース、インフラ関連の企業の事例と、お墓に新しい価値観を与える企業について紹介します。
「今を輝かせる」ための自己投資(資生堂)
資生堂は「化粧療法」として、美容を通じて心身機能や生活の質を向上させ、健康寿命の延伸を目指す取り組みに力を入れています。
2019年に、資生堂ジャパン株式会社近畿支社とパナソニックセンター大阪は「日本一明るいセルフ遺影撮影会」を開催しました。
遺影撮影という重いテーマをポジティブな視点から捉え、「最期まで自分らしく美しくありたい」という願いに寄り添うイベントでした。
身だしなみを整えることで自信が生まれ、外出や交流といった前向きな行動につながります。
美容サービスは、外見を整えるだけでなく、自尊心を高め社会的なつながりを生み出す大切な接点として、シニアの「今を輝かせる」生きがいを支えています。
参照:資生堂の化粧療法|ライフクオリティービューティーセミナー
いい遺影の日に大阪梅田で「日本一明るいセルフ遺影撮影会」開催 (資生堂ジャパン株式会社近畿支社・パナソニックセンター大阪)
暮らしを整え、モノを循環させる(無印良品・メルカリ)
無印良品の「整理収納サービス」は、暮らしをコンパクトに整えることで「シンプルで豊かな老後」といった価値の提供につながり、新たな家具や生活用品の需要を生み出します。
企業のプロの力を借りることは、シニア本人の負担を減らすだけでなく、親の持ち物整理に悩む子供世代の負担を和らげる役割もあるといえます。
メルカリは、2025年12月に年末の大掃除シーズンを前に「捨てられそうなお宝ミュージアム」を開催しました。
このイベントでは、家に眠る不用品の隠れた価値を体感できる体験型施設を提供し、4日間で延べ1,000人が来場しました。
不用品を「誰かの役に立つお宝」として扱う体験は、整理整頓を前向きな行動へと変えます。
モノを捨てられないシニアが抱える「捨てる罪悪感」を価値に変えることで、「片づけ」を「身軽になって新しい生活の始まり」と捉え直すことができます。
その結果、住まいや暮らしを見直す意識が生まれ、前向きな消費行動につながっていきます。
参照:<イベントレポート> 「捨てられそうなお宝ミュージアム」( 株式会社メルカリ) 無印良品の整理収納サービス
シニアのダウンサイジングについてはこちらの記事もご覧ください。
日常の延長線上で支えられる安心感(京葉ガス)
インフラ企業は、日常生活に欠かせない「接点」と「信頼」という強みを持っています。
京葉ガスは、シニアの終活サポートを目的とした「シニアライフサポートサービス」を提供し、無料で相談を受け付けています。
生前・遺品整理、有料老人ホームさがし、相続・遺言関係など、シニアの困りごとに関連する提携先の事業者を紹介し、手続きをワンストップで支援する取り組みです。
終活について「誰に相談していいかわからない」と悩むシニアにとって、日頃から利用している「信頼できる企業」が窓口になることは、「ガス会社が提供しているサービスなら安心して相談できる」といった心理的ハードルの低下につながります。
自分らしい終わりを文化的に遺す(株式会社前方後円墳)
株式会社前方後円墳は、樹木葬の新形態として「古墳墓」を提案しています。
仏教伝来前の日本では樹木葬が基本であり、天皇陵も前方後円墳だったという歴史的背景を活かした、純日本式の樹木葬として「古墳墓」を位置づけています。
この古墳墓の魅力は、「新しいお墓の形」だけでなく、故人の個性を表現できる点にあります。
「古墳墓を選択したのは、歴史好きのあの人らしいね」と、残された人にとっても「その人らしさ」を語り継ぐきっかけとなり、お墓そのものが故人らしさを物語る特別な存在になります。
また、墓参りする人にとっても、天皇陵と同じ形態のお墓に入った家族を思い、日本の歴史や文化を感じられる厳かな空間となります。
重いテーマになりがちなお墓選びを、歴史的・文化的な体験として捉えることで、宗教観や固定観念にとらわれない「自分らしい最期の場所」を求める層の共感を引き起こします。
参照:樹木葬の新形態「古墳墓」という提案(株式会社前方後円墳)
4.SNS広告を活用した「シニアの終活」マーケティング
モバイル社会研究所のシニアのSNS利用に関する調査(2025年)では、60代の9割、70代は7割がSNSを利用しています。
また、一般社団法人終活協議会が行った調査(2025年)では、終活を知るきっかけとして、「ニュースやメディア、SNSの情報を見て知った」と回答した人の割合は50%に達しました。

引用:終活を知るきっかけ、始めるきっかけは?【1,093名に調査】(一般社団法人 終活協議会)
これらの結果から、SNSはシニアの日常の交流手段や情報収集のツールとして欠かせないものになっているのがわかります。
特に、終活というデリケートな話題では、不特定多数に向けた広告よりも、属性の近い仲間が集まるコミュニティ内での発信の方が、「自分ごと」として捉えられやすくなり、広告であっても「役立つアドバイス」として受け入れやすくなります。
SNS広告を活用したマーケティングの強みは、「終活に関心がある人」にピンポイントでアプローチできる点です。
SNSは「信頼」と「共感」を生み出す場であり、本音を言いやすいコミュニティ内では「仲間との共感」が生まれます。
一方的な広告ではなく、双方向のコミュニケーションを通じてシニアの終活に関する本音やニーズを理解し、不安に寄り添う姿勢を示すことで、信頼関係が築かれ企業への共感が生まれます。
参照:【シニア】シニアのSNS利用拡大 60代の9割、70代は7割、80代前半は約半数が利用(モバイル社会研究所)
5.まとめ|シニアの終活ニーズを探るならシニア専用SNS「おしるこ」の活用がおすすめ
これまで見てきたように、終活は「死への備え」だけではなく、「これからの人生をどう生きるか」を整える前向きな考え方に変化してきています。
シニアは不安を抱えながらも、身の回りを整理することで安心を得て、今の暮らしをより楽しみたいと考えています。
この本音を理解せずに、一方的にサービスのメリットや商品の機能を伝えても行動にはつながりません。
シニアの本音に寄り添い、信頼関係を築ける場でのアプローチが必要です。
50歳以上限定のシニア専用SNS「おしるこ」は、終活に関心を持ち始めた層のリアルな声や本音が集まる場所です。
同年代だけが集まるコミュニティであれば、仲間の体験や考え方に触れることによって、情報は「広告」ではなく「参考になる話」として受け取られ、自然な納得感が生まれます。
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