X世代を解説!定義や特徴、効果的なアプローチ方法まで
人は生まれた時期やその社会背景によって、さまざまな「世代」に分けられています。この記事では、「X世代」について解説します。
現代において、消費活動の中心になっていると言われているX世代。そのX世代の定義や特徴に加えて、効果的なアプローチ方法を紹介します。
なお、世代の一覧とそれぞれの特徴や傾向を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。団塊世代からZ世代まで、世代が指す年代やその特徴を解説しています。
目次
- X世代の定義
- X世代という名前の由来
- Y世代・Z世代について
- X世代の特徴
- X世代に効果的なアプローチ方法とは?
- X世代にはSNS広告を通じてアプローチ
- X世代の特徴をつかんでアプローチしよう
1. X世代の定義
X世代とは、1965年~1980年に生まれた人たちのことを指す言葉です。2023年現在の年齢は、58歳~43歳。「X世代」が指す範囲は広く、以下のように細分化されています。
世代 | 生まれた年 |
新人類世代 | 1955~1967年ごろ |
バブル世代 | 1965〜1970年ごろ |
団塊ジュニア世代(氷河期世代) | 1971~1974年ごろ |
団塊ジュニア世代、バブル世代に関しては以下の記事でも詳しく解説しています。
X世代という名前の由来
X世代の「X」の由来は、「Generation X」というフォトエッセイからきているという説が有力です。「Generation X」はハンガリーの写真家ロバート・キャパが1950年代に出版したフォトエッセイで、当時の若者の様子などが中心の内容となっています。
1913年生まれのロバート・キャパは、1950年代に若者だった世代のことを「X(未知の存在)」と称しているのです。
Y世代・Z世代について
Y世代・Z世代という言葉は、X世代という言葉が生まれたあとに生まれました。
「Y世代」は1965年〜1980年ごろに生まれたX世代の後、つまり1981年〜1995年ごろに生まれた人たちを指します。そして「Z世代」はその後の1996年〜2010年ごろに生まれた人たちのことを指す言葉です。
Y世代は2023年現在、年齢でいうと42歳〜28歳。2000年に成人を迎えている人が多い世代のため、「ミレニアル世代」とも呼ばれており、さとり世代・ゆとり世代を含みます。Z世代の年齢はだいたい27歳〜13歳。ティーンエイジャーを含む、いわゆる「若者」に分類される世代です本文を入力
2. X世代の特徴は保守的・効率的・消費の中心
X世代は前述したように、新人類世代・バブル世代・団塊ジュニア世代が集まった幅広い世代を指すため、一概には言えませんが、一般的なX世代の主な特徴としては、主に以下のような点が挙げられます。
- 積極的な消費活動
- 保守的な性質
- 真面目で自分に厳しい
- 効率的な行動を好む
- 人との関係性を重要視する
- 規律を乱す行動を嫌う
- 新しいものを受け入れる姿勢がある
バブル世代を経験しているため、お金を使うことに関しては比較的ハードルが低い人が多く見られます。一方で、「普通の家庭」を望むなど、安定的な生活や行動を好む傾向にあるため、突飛な行動をする人はあまり多くありません。バブルの崩壊を経験しているため、「調子の良い時期はそう長く続かない」という意識が根付いているためだと考えられます。
バブル崩壊後の時期を長く過ごしているX世代は、効率的な行動を好む傾向にあります。ただ、人との関係性を重要視する人が多いです。特に友人関係やお世話になった目上の人など、義理人情に厚い人が多いといえるでしょう。
そして近年においては、IT技術の進歩やデジタル化が著しいです。受け入れなくては世間についていけないという思いから、自然と新たな文化や技術を受け入れる姿勢が身についている人が多く見られます。
3. X世代に効果的なアプローチ方法とは?
ここまで、X世代の特徴をお伝えしてきましたが、ここでX世代へのマーケティング面からのアプローチはどのような方法が有効なのかを考えてみましょう。
X世代は一般的に、テレビが非常に身近な世代です。新聞や雑誌を読む人も多い世代のため、テレビCMや新聞広告といった、いわゆるマス広告は非常に有効な手段でしょう。
しかし、テレビの視聴率や新聞の発行部数は年々右肩下がりです。そこで注目したいのが、インターネット。新しいものを受け入れ、活用していく姿勢のあるX世代は、スマートフォンを持ち、使いこなしている人も多いです。このため現代においては、オンライン広告もX世代へのアプローチとして有効な手段のひとつといえます。
X世代にはSNS広告を通じてアプローチ
オンライン広告の中でも特におすすめなのが、SNS広告です。オンライン上で気軽に連絡を取れるSNSは、友人との関係を重視するX世代にも広く普及しています。LINEやTwitterを活用しているX世代も多いです。
友人らの投稿に自然と溶け込む形で広告を表示できるSNS広告は、強い不信感を抱かせることなくアプローチが可能な媒体です。広告を友人がシェアしていれば、より信頼感が高まるでしょう。
なお、SNS広告に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。3大SNSと言われるFacebook、Twitter、Instagramの特徴や広告の種類なども紹介しているので、これからSNS広告を配信したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
4. X世代の特徴をつかんでアプローチしよう
現代における消費活動の中心となり、保守的・真面目・人との関わりを大切にするといった特徴を持つX世代。アナログ環境からデジタル社会への変化を目の当たりにしてきた「デジタルイミグラント」とも呼ばれるX世代にアプローチする場合は、マス広告だけでなく、ぜひオンライン広告も視野に入れることがおすすめです。
先ほどお伝えしたとおり、SNS広告は特におすすめな媒体のひとつです。近年SNSは細分化しており、趣味に特化したものや年齢を限定したものなど、さまざまなSNSが登場しています。
年齢に特化したものでいうと、シニア向けコミュニティアプリ「おしるこ」が挙げられます。「おしるこ」は50歳以上のみが利用できるSNSです。幅広い広告形式が利用でき、広告主様の宣伝サービスや目的にマッチする広告形式の提案を行っていることが特徴です。X世代へのアプローチにも最適で、SNSへの広告出稿が初めてという方でも安心してご利用いただけます。
サービス事例や「おしるこ」での広告展開については以下のページで詳しく紹介しているので、気になった方はぜひご覧ください。