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YouTube広告の種類&設定方法をわかりやすく解説!
WEB広告の基礎知識 投稿日: 更新日:

YouTube広告の種類&設定方法をわかりやすく解説!

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YouTube広告を始めたばかりだけどどのようなフォーマットの種類があるのかわからない
もっとYouTube広告の理解を深めて効果を高めたい

このようなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、YouTube広告で利用できるフォーマットの種類や、その設定方法についてわかりやすく解説しています。

それぞれの持つ特徴や、向いている商材(商品・サービス)なども合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. YouTube広告で利用できるフォーマットの種類
  2. 【種類別】YouTube広告の設定方法
  3. 最適なYouTube広告の種類を目的&商材別に解説!
  4. YouTube広告を効果的に作成・運用するためのポイント3選
  5. YouTube広告の種類を理解して高い効果を得よう

1.YouTube広告で利用できるフォーマットの種類

YouTube広告のフォーマット

YouTube広告で利用できるフォーマットの種類には、以下の6種類があります。

  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可のインストリーム広告
  • インフィード動画広告
  • バンパー広告
  • マストヘッド広告
  • オーバーレイ広告

ひとつずつ確認していきましょう。

スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告
画像出典:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

スキップ可能なインストリーム広告は、YouTube動画の再生直後・再生中・再生終了後に表示される可能性のある広告フォーマットです。

ユーザーは再生開始から5秒後に広告をスキップできます。

課金方式は以下の4つを使用可能です。

  • CPV 単価制
  • 目標インプレッション単価
  • 目標コンバージョン単価
  • 「コンバージョン数の最大化」入札戦略

CPV単価制では、ユーザーが動画を30秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した時か、動画をクリックするなどアクションを起こした時に料金が発生します。

CPV単価制以外の課金方式では、インプレッション数に基づいて料金が発生します。

スキップ不可のインストリーム広告

インストリーム広告
画像出典:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

スキップ不可のインストリーム広告は、YouTube動画の再生直後・再生中・再生終了後に表示される可能性のある広告フォーマットですが、ユーザーはスキップすることができません

ただし、15秒以下の短い動画のみ使用することができます。

課金方式は目標インプレッション単価制のみ。広告の表示回数に基づいて料金がかかります。

インフィード動画広告

インフィード動画広告
画像出典:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

インフィード動画広告は、YouTubeの関連動画の横・YouTubeの検索結果・YouTubeモバイルのトップページなどに表示される可能性がある広告です。

動画の候補が複数表示される場面において、他の動画に溶け込む形で動画サムネイルが表示されます。

広告として表示している動画のサムネイルがクリックされた場合、通常の動画と同じようにYouTubeの動画再生ページかYouTubeチャンネルのホームページで動画が再生されます。

ユーザーがサムネイルをクリックして動画を視聴した場合のみ、料金がかかります

バンパー広告

バンパー広告
画像出典:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

バンパー広告はYouTube動画の再生直後・再生中・再生終了後に表示される可能性のある広告フォーマットですが、ユーザーはスキップすることができません

6秒以内の短い動画のみ使用することができます。

インストリーム動画広告と似ていますが、バンパー広告の課金方式は目標インプレッション単価制のみ。広告動画が表示された時点で料金が発生します。

マストヘッド広告

マストヘッド広告
画像出典:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

マストヘッド広告はYouTubeアプリやYouTubeのTOPページの上部に表示される広告フォーマットです。

Googleの営業担当者と連絡を取り広告枠を予約することで利用できます。

表示されると音声なし(ミュート状態)で自動再生され、ユーザーがクリックまたはタップするとミュート状態が解除されます。

モバイルの場合はタップすると動画再生ページに移動して、ユーザーは音声ありの広告動画を視聴することが可能です。

課金方式は、インプレッション単価(CPM)制が採用されています。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、動画再生画面の下部20%を使用して画像広告またはテキスト広告を配信できるフォーマットです。

YouTube広告の中でも唯一の静止画・テキストを使用した広告を配信できます。

補足:アウトストリーム広告について

アウトストリーム広告は、動画が再生される枠の外に表示される広告を指します。

ユーザーが閲覧する動画に干渉することなく、動画広告を配信することが可能です。

ただ、動画広告の種類のひとつではあるものの、YouTubeにのみ表示される広告というわけではないため、本記事での解説は割愛します。

参考:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ 

2.【種類別】YouTube広告の設定方法

スマホのYouTube画面

YouTubeに広告を配信するためには、Google広告の管理画面から「動画キャンペーン」を作成する必要があります。(オーバーレイ広告を除く)

簡単な手順は、以下の通りです。

  1. 動画広告を配信することで達成したい目標を選ぶ
  2. 目標ごとに最適な予算の使い方を指定する
  3. 広告を配信するユーザー(ターゲット)を設定する
  4. 配信する動画や見出し、URLを設定して、広告を作成する

以下より、ひとつずつ確認していきましょう。

なお、広告の種類別の設定方法は「4.配信する動画や見出し、URLを設定して、広告を作成する」にて解説しています。

1.動画広告を配信することで達成したい目標を選ぶ

Google広告では、広告を作成する際に目標を指定してキャンペーンを作成する必要があります。

目標は、以下の7つから選択します。(目標を指定せずにキャンペーンを作成することも可能ですが、目標を指定することでより効果的な広告配信が実現できるとされています)

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 商品やブランドの比較検討
  • ブランド認知度とリーチ
  • アプリのプロモーション
  • 来店数と店舗売上の向上

この中で、動画広告(YouTube広告)を作成できる目標は以下の5つです。

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 商品やブランドの比較検討
  • ブランド認知度とリーチ

特に「商品やブランドの比較検討」では、選択できるキャンペーン(広告の種類)が動画のみとなっています。

なお、オーバーレイ広告を配信したい場合は、目標を選択したあとにキャンペーンタイプ「ディスプレイ」を選択してください。

2.目標ごとに最適な予算の使い方を指定する

次に、予算や課金方式を決めます。

予算は「広告にどの程度のお金を使うか」、課金方式は「どのように予算を使っていくか」を決めることが可能です。

課金方式に関しては「CPV(視聴回数によって課金される)」「CPM(広告の表示回数によって課金される)」などが用意されていますが、広告の種類によって選択できないものもあります。達成したい目標によって最適な課金方式は異なるため、目標に合わせて設定しましょう。

3.広告を配信するユーザー(ターゲット)を設定する

広告を配信するユーザーを絞り込むことで、より効率的な広告配信が可能になります。

「ユーザーがいると想定される地域」「使用している言語」「関心のある内容」などから絞り込むことができるため、配信したいユーザー像に合わせて絞り込みを行いましょう。

条件によっては、配信したいYouTubeチャンネルを指定することもできます。

4.配信する動画やフォーマットを設定して、広告を作成する

最後に、配信する動画やフォーマット(種類)、見出し、広告をクリックしたときに移動するURLなどを設定して、広告を作成します。

この時点で初めて、動画広告のフォーマットを選択することになります。

選択できるフォーマットは目標ごとに異なるため、注意しましょう。

以下に目標と選択できるフォーマットをまとめました。

目標選択できるフォーマット
販売促進レスポンシブ動画広告
見込み顧客の獲得レスポンシブ動画広告
ウェブサイトのトラフィックレスポンシブ動画広告
商品やブランドの比較検討スキップ可能なインストリーム広告インフィード動画広告
ブランド認知度とリーチスキップ可能なインストリーム広告スキップ不可のインストリーム広告バンパー広告
目標を指定せずにキャンペーンを作成するスキップ可能なインストリーム広告スキップ不可のインストリーム広告インフィード動画広告バンパー広告
表1:動画広告のフォーマット(自社作成)

「レスポンシブ動画広告」は、最適なフォーマットが自動的に選択されます。特定のフォーマットは選択できません。

「ブランド認知度とリーチ」「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」ではキャンペーン作成時に「キャンペーンのサブタイプ」を選択でき、そこで選択できるフォーマットが絞り込まれます。より目標達成に近いタイプを選ぶことで、効率的な動画広告配信が実現できるでしょう。ちなみに、この2つの目標ではアウトストリーム広告を選択することも可能です。

3.最適なYouTube広告の種類を目的&商材別に解説!

YouTube動画を見る人

ここからは、目的&商材別に最適なYouTube広告の種類を解説します。

まずは、目的別に最適なYouTube広告の種類を見ていきましょう。

一覧表にまとめました。

【目的別】最適なYouTube広告の種類

目的最適なYouTube広告の種類
多くの人に動画を見てもらいたいインストリーム広告
ユーザーに不快感を与えずに認知度を高めたいインフィード動画広告
バンパー広告
コンバージョンを獲得したいインフィード動画広告
表2:最適なYouTube広告の種類(自社作成)

先ほども解説したとおり、インストリーム広告はスキップ可否が選択できます。

スキップ不可にすることで動画視聴を諦めない限りユーザーは確実に広告動画を視聴することになりますが、逆に不快感を与えてしまうリスクも発生します。

リスクや配信する動画の尺、雰囲気、商材などを天秤にかけてスキップ可否を選択しましょう。

次に、商材別に最適なYouTube広告の種類を解説します。

【商材別】動画広告におすすめの商材と広告種類

おすすめの商材おすすめの理由最適なYouTube広告の種類
ユーザーが実際に使う物(化粧品・ペット用品・アプリ・Webツールなど)商材を使用している動画やビフォーアフター動画を広告として配信することで、ユーザーに使用していることを想像させられるためインストリーム広告
バンパー広告
旅行代理店、トラベル関係旅行先の美しい景色など、ユーザーの目を惹く動画・画像を使用できるためインストリーム広告
インフィード動画広告
バンパー広告
イベント・コンサート関係「日時・場所・金額」など伝えなければいけない情報量が多く、静止画では広告づくりが難しいためインストリーム広告
インフィード動画広告
表3:動画広告におすすめの商材と広告種類(自社作成)

「イベント・コンサート関係」のように、伝えなければいけない情報が多く静止画では難しいと感じる商材も、動画にすることでユーザーに興味を持ってもらえる可能性が格段にアップします。

上記以外にも宣伝方法に悩んでいる商材があれば、動画広告を配信してみることも検討してみましょう。

4.YouTube広告を効果的に作成・運用するためのポイント3選

人差し指を立てるビジネスマン

YouTube広告を効果的に作成し、配信・運用するためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  1. 目標を明確に設定する
  2. 配信結果を定期的に確認し、改善を続ける
  3. 広告の種類に合わせた動画を作成する

以下からひとつずつ解説していきます。

1.目標を明確に設定する

まずは、広告を配信することで達成したい目標を明確にすることが大切です。

広告作成時にも目標を設定することを求められますが、広告を配信する側の意識としても

  • 広告を配信することでどのような効果を得たいのか?
  • 達成したい目標は何か?

という内容を明確にしておくことが大切です。

明確な目標を設定せず広告を作成・配信してしまうと、改善ポイントも見えづらくなり、運用に失敗してしまう可能性があります。

特に動画作成は、ある程度の労力や時間、お金がかかることが考えられます。

目標を設定するという事前準備をしっかり行った上で、広告に使用する動画の制作にとりかかりましょう。

2.配信結果を定期的に確認し、改善を続ける

次に、広告を配信・運用した結果を定期的に確認することも忘れてはいけません。

配信結果を参考に、設定した目標を達成できるよう配信内容を改善していきましょう。
配信内容とは、動画の内容はもちろん、ターゲティング・広告をクリックして移動するWebサイト(LP)なども含みます。

思うような結果が得られなかった場合は、ユーザーの気持ちになって考え、改善を続けることが大切です。

3.広告の種類に合わせた動画を作成する

ここまでご紹介してきた通り、YouTube広告には複数の種類が存在します。それぞれの種類に合った動画を作成することで、高い効果を得られるでしょう。

たとえば、「スキップ可能なインストリーム広告」は再生開始から5秒経過後にスキップできますが、その5秒でユーザーの心を掴むことができればスキップされずに視聴してもらえることもあります。このことから、「スキップ可能なインストリーム広告」は最初の5秒に特に力を入れるべきだということが言えるでしょう。

このように、広告の種類に合わせた動画を作成することが大切です。

5.YouTube広告の種類を理解して高い効果を得よう

ここまで、以下のような内容をお伝えしてきました。

  • YouTube広告で利用できるフォーマットの種類にはインストリーム広告、インフィード動画広告などの6種類がある
  • YouTube広告は基本的に、目標設定(キャンペーン作成)・予算の設定・ターゲティング設定を行ったあとに種類を選択する
  • 目的や商材に合わせて最適な広告の種類を選択することで高い効果を得られる可能性が高まる

YouTubeは利用者が非常に多い動画コミュニティサイトです。

配信するユーザーも細かく絞り込むことができるため、使いこなすことで効果的な広告配信を実現できるでしょう。

広告の種類やそれぞれにおすすめな目的・商材を把握して、YouTube広告の配信・運用を行っていきましょう。

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